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アメリカの教育

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令和元年度以前入学者 アメリカの教育
教員名 北野秋男
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 「課題研究」として対応します.
シラバス上に課題を明記します。追加の課題や資料、変更点などがある場合には、Blackboad にてお知らせします。コロナウィルスの感染拡大のため、講義形式の授業の仕方が困難になったため,この授業では予定を変更して、次のように進めます。
授業形式の基本は、テキストを読んで3回(5回目、10回目、最終回)の課題に答えてもらいます。課題の再提出は、最終回までに提出して頂ければ結構です。ただし、何かの事情で最終回までに提出できない場合には、申し出て下さい。延期も認めます。
授業概要 アメリカの教育は日本と比べても多様で個性的である。また、人種・民族・階層・宗教・地域なども多様である。しかしながら、現代のアメリカ教育改革は能力主義・業績主義が横行し、貧富の格差も拡大しつつある。本授業では、日米の能力主義・業績主義の実像に迫ることを目的として、学力テストの歴史や現状から、今日の日米の教育改革のあり様を考えて見たい。実は、アメリカの教育に追随する日本も次第に能力主義・業績主義になりつつあり、アメリカの事例は日本の教育のあり様を考える上でも参考になる。
授業のねらい・到達目標 この授業は、日米の学力テスト政策の比較研究を多角的にな視点から検討します。特に。アメリカの学力テスト政策の動向も紹介し、日米の学力政策の差異も確認します。日米の教育に関する基礎的事項や用語から、日米の社会の基盤となる思想的・社会的な問題も深く降圧します。日本のモデルとなったアメリカの教育を理解し、かつその差異性や類似性が理解でき、焦点化して、そうした内容をレポートにまとめる能力も養成することを目的にします。

この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP7,CP8に対応しています。
授業の方法 日米の学力テスト政策の違いを主として現代を中心に概観し、解説します。特に、戦後の補償教育、多文化教育、学力テスト政策を日本との比較研究の視点も用いて、分かりやすく解説します。アメリカの教育改革に関するビデオも各自で鑑賞してみて下さい(今回は、課題はありません)。テストは実施しませんが、各自で十分な学習をお願いします。提出されたレポートは不備などあれば、修正、再提出などを求めます。
テキストは北野秋男『日米のテスト戦略』です。シラバスに示した毎回の課題に沿ってテキストを熟読し、レポートを提出してください。それ以外に復習テストも出しますが、これは自己採点です。提出の必要はありません。
履修条件 特になし。
授業計画
1 シラバスをよくお読みください。課題をシラバス上で明示します。レポートは3回提出してください。
不備があった場合には、修正や再提出を求めます。最終回までには提出してください。ただ、何か事情があれば、申し出て下さい。延期も認めます。追加の課題や資料、変更などあれば、Blackboardで知らせます。テキストは『日米のテスト戦略』です。
【事前学習】シラバスの確認。テキストの目次を読み、テキストの内容や課題を理解する。 (2 時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること。 (2時間)
2 「はじめに」を読んで、本書の課題を考えてみて下さい。日米の学力テスト政策の違いが何かを考えてみましょう。
【事前学習】テキストの「はじめに」をあらかじめ読んで、予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること (2時間)
3 「第1章PISAショックの誤り」を読んで、日本の学力低下の実態と政府の対応策を考えて見ましょう。
【事前学習】テキストの「第1章」をあらかじめ読んで、予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること。 (2時間)
4 「第2章学力論争から全学テの実施へ」を読んで、日本の学力論争と全学テの開始を確認してください。
【事前学習】テキストの「第2章」をあらかじめ読んで、予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること (2時間)
5 「第3章「危機に立つ」アメリカの教育を読んで、アメリカの学力低下の背景と改善策を考えてみましょう。

1回目の課題の提出:課題名「日米の学力テスト政策の始まりの要因を比較して、論じる」
字数:3,000字程度。(A4・2枚以内。40字X40行で設定)。参考文献:テキスト1~3章
注意点:テキストをよく読んで答えること。テキストと関係のない、WEB上の資料などを参考にしたものは採点の対象にはなりません。
【事前学習】テキストの「第3章」をあらかじめ読んで、予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること (2時間)
6 レポートの修正、再提出。「復習テスト」をBlackboadで出します。各自が自主的に解答して下さい。提出の必要はありません。
解答は、翌週にします。
【事前学習】テキストの「第1~3章」をあらかじめ読んで、重要な点に関して予習しておくこと (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること (2時間)
7 「第4章アメリカの学力低下の要因と背景」を読んで、アメリカの学力低下の要因を具体的に挙げてみましょう。
「復習テスト」の解答をBlackboadで出します。各自で採点してください。提出の必要はありません。
【事前学習】テキストの「第4章」をあらかじめ読んで、重要な点に関して予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること。 (2時間)
8 「第5章「モデル」となった日本の教育」を読んで、日本の教育のどこが優れてるいるのか、アメリカとの比較で検討してみましょう。
【事前学習】テキストの「第5章」をあらかじめ読んで、重要なポイントを予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること (2時間)
9 「第6章地方自治体のテスト施策と学校選択」を読んで、日本の地方自治体のテスト政策の特色を挙げてみましょう。
【事前学習】テキストの「第6章」をあらかじめ読んで、重要なポイントを予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること (2時間)
10 「第7章全学テの実施状況と問題点」を読んで、日本の全学テの問題点を挙げてみましょう。

2回目の課題の提出:課題名「アメリカがモデルとした日本の教育の優れた点を挙げ、アメリカとの比較をして論じる」
字数:3,000字以上(A4・2枚。40字X40行で設定)。参考文献:テキスト4~7章
注意点:テキストをよく読んで答えること。テキストと関係のない、WEB上の資料などを参考にしたものは採点の対象にはなりません。
【事前学習】テキストの「第7章」をあらかじめ読んで、重要なポイントを予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること (2時間)
11 レポートの修正、再提出。「復習テスト」をBlackboadで出します。各自が自主的に解答して下さい。提出の必要はありません。
解答は、翌週にします。
【事前学習】テキストの「第4~7章」をあらかじめ読んで、重要な点に関して予習しておくこと (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること (2時間)
12 「第8章アメリカの地方教育改革とMCASテスト」を読んで、MCASテストの実施内容を確認してください。
「復習テスト」の解答をBlackboadで出します。各自で採点してください。提出の必要はありません。
【事前学習】テキストの「第8章」をあらかじめ読んで、重要な点に関して予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること (2時間)
13 「第9章MCASの結果と教育アセスメント行政の展開」を読んで、MCASテストの問題点を確認してください。
【事前学習】テキストの「第9章」をあらかじめ読んで、重要な点に関して予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること。 (2時間)
14 「第10章日米のテスト政策の類似性と差異性」を読んで、日米のテスト政策の違いを確認してください。
【事前学習】テキストの「第9章」をあらかじめ読んで、重要な点に関して予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること。 (2時間)
15 最終課題の提出:課題名「2000年以降のアメリカの教育改革と学力テスト政策についてー連邦政府の動向を中心に」
字数:3,000字程度。(A4・2枚以内。40字X40行で設定)。参考文献:テキスト 注意点:テキストをよく読んで答えること。テキストを読まずに、WEB上の記事を参考にしたものは採点の対象にはなりません。何かの事情で最終回までに提出できない場合には、申し出て下さい。延期も認めます。
【事前学習】テキスト全体をもう一度読み直し、最終課題を作成すること。 (2時間)
【事後学習】テキスト、復習テスト、まとめノートなどで、今後の学習の深化と拡充を確認し、学習計画を立案すること。 (2時間)
その他
教科書 北野秋男 『日米のテスト戦略』 風間書房 2015年 第2版
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(70%)、授業参画度(30%)
課題レポート、課題レポートの修正・再提出など、授業への参画度などにより、総合的に評価する。
オフィスアワー 質問や意見などあれば、メールにてお願いします。
Blackboard か北野のメール(ak0924@minuet.plala.or.jp)に送ってください。 
その場合は、必ず「科目名」「学科・学年・学生証番号・氏名」を明記した上で、質問内容を明確にして送信してください。
備考 何かの事情で期限内に課題が提出できない場合には、理由を申し出て頂ければ、考慮します。
何か不明な点や質問があれば、メールにてお願いいたします.
追加の課題や資料、変更などがある場合には、Blackboad にてお知らせします。

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