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ジェンダーと教育

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令和元年度以前入学者 ジェンダーと教育
教員名 尾崎博美
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 オンデマンド型の遠隔授業(10回)と課題研究(5回)を組み合わせる。
Blackboardを使用する。
授業概要 ジェンダーの視点から「教育」を問い直し、現代社会のよりよい形を構築する視点としての「ジェンダー」について学ぶ。
授業のねらい・到達目標 1.「ジェンダー」と教育の関連性について、家庭、学校、社会、国際などの多角的観点から基礎知識を習得し、自分自身の「ジェンダー」的視点を構築する。
2.「ジェンダー」を通して、社会制度や人間の権利に関する現代の教育的課題について、自らの視点や知識を活用して問題解決的思考方法を獲得する。
3.男女共同参画、多様性、社会的公正を目指す社会を目指す教育の在り方について「ジェンダー」の視点から意見を構築し、他者と意見を交わすスキルを得る。

この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP3,DP4,DP6及びカリキュラムポリシーCP4,CP6,CP7に対応しています。
授業の方法 動画配信による講義を中心にし、適宜、ワークシートの提出や小レポート作成等を取り入れる。
受講生はその教材を視聴し、学修すること。
また、研究課題は授業内で課されたテーマに対して、資料収集・分析・意見構築を行い、期限までの提出を必須とする(提出期限を過ぎた者は受理しない)。
適宜、注意事項等はBlackboardを通して周知するので、必ず確認すること。
授業計画
1 ジェンダーと現代教育―ジェンダーについて学ぶことの意義(オンデマンド授業)
【事前学習】授業概要と「ジェンダー」に関する基礎知識の確認 (2時間)
【事後学習】ジェンダーと教育の関係性についての考察 (2時間)
2 社会における「ジェンダー」とは何か―生物学的性・社会学的性(オンデマンド授業)
【事前学習】社会におけると「ジェンダー」に関する基礎知識の確認 (2時間)
【事後学習】ジェンダーの生物学的観点・文化的観点についての考察 (2時間)
3 「ジェンダー」と公平・公正・平等―ジェンダー・バイアス(オンデマンド授業)
【事前学習】「ジェンダー」と公平・公正・平等に関する基礎知識の確認 (2時間)
【事後学習】ジェンダー・バイアスの考察 (2時間)
4 家庭教育とジェンダー(1)家庭のしくみ、性別役割分業観(課題研究)
【事前学習】家庭教育に関する基礎知識の確認 (2時間)
【事後学習】ジェンダーと家庭教育の関係性に関する考察 (2時間)
5 家庭教育とジェンダー(2)子育て、ドメスティック・バイオレンス(オンデマンド授業)
【事前学習】現代の子育て事情に関する基礎知識の確認 (2時間)
【事後学習】ジェンダーと現在の子育て問題に関する考察 (2時間)
6 学校教育とジェンダー(1)教育の目的、理想の人間像を問い直す(オンデマンド授業)
【事前学習】教育における理想の人間像に関する基礎知識の確認 (2時間)
【事後学習】ジェンダーと教育における理想の人間像との関連性に関する考察 (2時間)
7 学校教育とジェンダー(2)女性・男性の社会的地位、職業選択、学歴(オンデマンド授業)
【事前学習】現代の教育と社会的地位・職業選択に関する基礎知識の確認 (2時間)
【事後学習】ジェンダーと社会的地位・職業選択の考察 (2時間)
8 社会教育とジェンダー(1)社会階層、キャリア形成、自由と平等(課題研究)
【事前学習】現代の教育とキャリア形成に関する基礎知識の確認 (2時間)
【事後学習】ジェンダーとキャリア形成の関連性についての考察 (2時間)
9 社会教育とジェンダー(2)法におけるジェンダー、政治参加、市民形成(オンデマンド授業)
【事前学習】現代の法及び政治参加・市民形成に関する基礎知識の確認 (2時間)
【事後学習】ジェンダーとシティズンシップの関連性についての考察 (2時間)
10 国際教育とジェンダー(1)発展途上国・新興国のジェンダー、宗教、文化(課題研究)
【事前学習】発展途上国・新興国の教育に関する基礎知識の確認 (2時間)
【事後学習】ジェンダーと発展途上国・新興国の教育に関する考察 (2時間)
11 国際教育とジェンダー(2)世界のジェンダー的慣習と制度(オンデマンド授業)
【事前学習】国際教育に関する基礎知識の確認 (2時間)
【事後学習】ジェンダーの国際比較についての考察 (2時間)
12 ジェンダーと教育の課題(1)ジェンダーからみる災害・環境、社会的弱者(課題研究)
【事前学習】教育と社会的弱者に関する基礎知識の確認 (2時間)
【事後学習】ジェンダーの視点からの包括性を持つ教育についての考察 (2時間)
13 ジェンダーと教育の課題(2)経済格差とジェンダー教育、社会保障制度(オンデマンド授業)
【事前学習】現代の教育と経済格差に関する基礎知識の確認 (2時間)
【事後学習】ジェンダーと経済格差に関する考察 (2時間)
14 ジェンダーと教育の課題(3)多様な「生」としてのLGBT、寛容、包括(オンデマンド授業)
【事前学習】現代の教育と多様性に関する基礎知識の確認 (2時間)
【事後学習】ジェンダーと多様性を確保する教育の関連性についての考察 (2時間)
15 総括―多様化社会へ向けて「ジェンダー」が問いかけること(課題研究)
【事前学習】14回までの授業テーマのふりかえりと自分のテーマの設定 (2時間)
【事後学習】ジェンダーと教育に関する総合的なテーマ設定と考察 (2時間)
その他
教科書 授業時に適宜資料を配布する
参考書 『ジェンダーで考える教育の現在 (木村亮子、古久保さくら)』 解放出版社 2008年
生田久美子 『ジェンダーと教育―理念・歴史の検討から政策の実現にむけて』 東北大学出版会 2005年
下司晶編、須川公央 関根宏朗 櫻井 歓 富田純喜 小山裕樹 尾崎博美著 『『「甘え」と「自律」の教育学』』 世織書房 2015年
授業時に適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート:レポートは、授業内で課す課題研究の提出状況、達成度を評価する。(60%)、授業参画度:授業参画度は、授業内で課すワークシートの内容、オンデマンド教材の視聴状況、コメント等の提出状況や達成度を評価する。(40%)
成績評価では、自らの「問い」を構築し、問うことを通して視点の変化や既存概念の組み直しが見られるかを重視します。
オフィスアワー Blackboardを通して受け付けます。
備考 あまり固く考えすぎずに、新しい視点で日常世界を見る/考える/問う、ということの楽しさを感じてほしいと思います。

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