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卒業研究1

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令和元年度以前入学者 卒業研究1
教員名 間篠剛留
単位数    2 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信)と、Blackboard等を用いた学生同士の意見交換
授業概要 「教育学の研究論文の執筆」
授業のねらい・到達目標 この授業では、学生がそれぞれの興味と関心に従って、自分自身で課題や問題を見つけ、他者との議論も活かして自身の掲げた課題に自力で迫り、調査研究を通じてその課題を深く考察し、1本の研究論文にまとめることを目指す。卒業研究1では12,000字、卒業研究2では17,000字程度のレポートを作成し、それらを総合することで、最終的に27,000字程度の研究論文を執筆する。到達目標は以下のとおりである。
(1)与えられた情報をうのみにせず批判的に検討したうえで、論理的な思考を展開することができる(A-3-3)
(2)現状分析に基づいて自分なりの問題設定ができ、その問題に適切な解決方法を設定・実行できる(A-4-4)
(3)単なる意見交換にとどまらず、よりよいアイディアを共につくりだすような議論ができる(A-6-4)
この科目は文理学部(学士(教育学))のDP及びCPの3,4,6に対応しています。
授業の方法 「卒業研究1」(「卒業研究」前期)は、研究の方法・論文の書き方に関するテキストの輪読、および個人研究の相互検討を行う。必ずBlackboardにアップロードする資料を確認して取り組むこと。それぞれの進め方の概要は以下の通り。

<研究の方法・論文の書き方に関するテキストの輪読>
・各章について2人程度、担当者を決める。(担当章は小レポート①と同時に希望をとり、第2回授業時に決定する。)
・担当者には、担当日の1週前に、自分以外の履修者に対して、その章の内容を全員が理解するための課題を提示してもらう。(記入欄含めてA4用紙1枚程度。自分たちがわからなかったところについて考えを聞く形の問いを投げてもよい。)
・担当者以外の履修者は、その章の実施日までに、Google Driveの共有フォルダに取り組んだ課題のデータをアップロードする(GoogleDriveの使い方については、別途指示)
・担当者は、集まった課題に目に目を通しそれらをもとに、「これだけ読めば大体大丈夫」と言えるような、その章のポイントを作成する(単に要約するだけでなく、わかりにくかったポイントを説明する、具体例を追加する、などの工夫が必要。A4用紙1枚以内が目安)。作成したポイントは、当該回の翌週までにGoogleDriveにアップロードすること。

<個人研究発表と相互検討>
・口頭・対面での発表は行わない。
・Google Drive上に文章データをアップロードしてもらい、そのデータに対してコメントをつけ合う(アップロードの仕方、コメントの仕方については、別途説明します)。
授業計画
1 前期授業のオリエンテーション(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)
【事前学習】自身の研究テーマを構想する (1時間)
【事後学習】小レポート① (2時間)
2 テキスト第1章輪読
【事前学習】小レポート① (2時間)
【事後学習】テキスト第1章の要約 (2時間)
3 テキスト第2章輪読
【事前学習】小レポート② (2時間)
【事後学習】テキスト第2章の要約 (2時間)
4 テキスト第3・4章輪読
【事前学習】小レポート③ (2時間)
【事後学習】テキスト第3・4章の要約 (2時間)
5 テキスト第5・6章輪読
【事前学習】小レポート④ (2時間)
【事後学習】テキスト第5・6章の要約 (2時間)
6 研究テーマの概要と問いの提示(A-4-4)
【事前学習】課題① (2時間)
【事後学習】他者の課題①を参考に自分の研究を修正 (2時間)
7 課題①への相互コメント(A-6-4)
【事前学習】課題①への相互コメント (2時間)
【事後学習】相互コメントをもとにして自分の研究を修正 (2時間)
8 テキスト第7章輪読
【事前学習】小レポート⑤ (2時間)
【事後学習】テキスト第7章の要約 (2時間)
9 テキスト第8・9章輪読
【事前学習】小レポート⑥ (2時間)
【事後学習】テキスト第8・9章の要約 (2時間)
10 テキスト第10・11章輪読
【事前学習】小レポート⑦ (2時間)
【事後学習】テキスト第10・11章の要約 (2時間)
11 代表的な先行研究の紹介・検討と、自分の研究方法(計画)の提示(A-3-3)
【事前学習】課題② (2時間)
【事後学習】他者の課題②を参考に自分の研究を修正 (2時間)
12 課題②への相互コメント(A-6-4)
【事前学習】課題②への相互コメント (2時間)
【事後学習】相互コメントをもとにして自分の研究を修正 (2時間)
13 テキスト第12・13章輪読
【事前学習】小レポート⑧ (2時間)
【事後学習】テキスト第12・13章の要約 (2時間)
14 テキスト第16・17章輪読
【事前学習】小レポート⑨ (2時間)
【事後学習】テキスト第16・17章の要約 (2時間)
15 前期の総括と後期への展望
【事前学習】課題③の準備 (2時間)
【事後学習】課題③の提出 (3時間)
その他
教科書 ウェイン・C・ブース [ほか]  『リサーチの技法』 ソシム  2018年
参考書 4年次であれば、すでに下記のような論文の書き方の本は入手しているはず。何らかの理由でまだ入手していない場合には、早急に入手すること。
・小笠原善康 『新版 大学生のためのレポート・論文術 (講談社現代新書)』 2009年
・戸田山和久 『新版 論文の教室――レポートから卒論まで』 NHKブックス 2012年
成績評価の方法及び基準 レポート:課題①・②・③(60%)、授業参画度:小レポート①~⑨(20%)、各章の要約(20%)
評価の観点
・課題①:到達目標(2)
・課題②:到達目標(1)
・課題③:到達目標(1)・(2)
・小レポート:到達目標(2)
・各章の要約:到達目標(3)
オフィスアワー メールにて適宜相談を受ける。
備考 学生同士のピアの関係を大切にしていきたい。

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