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地理学課題研究1

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令和元年度以前入学者 地理学課題研究1
教員名 藁谷哲也
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 地理学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 オンデマンド型の遠隔授業と課題研究を組み合わせて実施します。
授業概要 4学年で作成する卒業論文の前段階として,自然地理学における研究課題の設定とその分析方法を学修する。
授業のねらい・到達目標 卒業研究に結びつく研究課題をどのように設定し、分析するかについて学ぶ。自然地理の調査・解析・試験に必要と思われる文献・資料の検索・要約・発表方法、および資・試料収集、解析・実験方法をマスターすることができる。結果として,以下の項目の達成を目指す。
入手した客観的な情報を基に,論理的・批判的な思考をすることができる。
資料や事象を注意深く観察・検討して,問題を発見し,解決策を考案することができる。
地理学分野の課題の中から,自らが取り組むべき課題を見出し,その方法について考えることができる。
学内外の様々な人々と接する中で,他者を理解・尊重し,自分の考えを伝えることができる。
集団活動の中で連携しつつ,それぞれの役割について考え、効果的な協働の方法を実践することができる。
学修・研究状況を振り返り,自己分析することで,今後の課題について考察することができる。


この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP3,DP4,DP5,DP7及びカリキュラムポリシーCP3,CP4,CP7に対応しています。
授業の方法 Blackboardを利用したオンデマンド型の遠隔授業と課題研究を組み合わせて実施します。インターネットの利用環境を整えてください。遠隔授業では,Microsoft PowerPointを利用します。このソフトウェアあるいはビューワーが利用できるようにしてください。質疑応答およびフィードバックもBlackboardを利用して行います。
履修条件 ①2年終了時までに50単位以上修得していること。②1年次必修専門科目中「日本地誌」、「地理実習」および「地理調査法(含実習)」を含めた5科目以上を修得していること。③2年次必修専門科目中4科目以上修得していること。④①から③のほかにも付帯条件がある。
※地形学実験1,2を事前に履修しておくことは,フィールドワークや室内実験など課題研究を順調に進める上で望ましい。
授業計画
1 ガイダンス:講義のテーマや到達目標および講義の方法について説明する。
【事前学習】2年次までの自然地理学関係科目を復習し,研究課題について検討しておくこと。 (2時間)
【事後学習】調査・研究を進めたい地域・分野を決定する。 (2時間)
2 地形プロセスおよび風化プロセス研究の動向と研究事例
【事前学習】BlackBoardにアップしてある資料に目を通し,内容を把握しておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強する。 (2時間)
3 自然地理における野外調査機材と調査法
【事前学習】2年次までに修得した簡易測量の方法を復習する。 (2時間)
【事後学習】測量データをもとに地形縦断面図を作成して,提出する。 (2時間)
4 自然地理における実験機材と実験法
【事前学習】地形学実験で修得したシュミットハンマ使用法を復習する。 (2時間)
【事後学習】測定データをデータシートに整理する。 (2時間)
5 自然地理におけるデータの解析
【事前学習】PCでマイクロソフト・エクセルの分析ツールを利用できるよう準備する。 (2時間)
【事後学習】解析手法を再確認し,解析結果を提出する。 (2時間)
6 野外調査法(1)
【事前学習】研究対象地域の自然環境(地形)に関する資料・文献を収集し,内容を把握する。 (2時間)
【事後学習】指定された文献を要約し,提出する。 (2時間)
7 野外調査法(2)
【事前学習】研究対象地域の自然環境(地質)に関する資料・文献を収集し,内容を把握する。 (2時間)
【事後学習】指定された文献を要約し,提出する。 (2時間)
8 プレゼンテーションと報告書の作成法
【事前学習】BlackBoardにアップしてある資料に目を通し,内容を把握する。 (2時間)
【事後学習】講義内容をノートに整理するとともに,理解不十分な個所を補い,学習内容を補強する。 (2時間)
9 関連テーマと主要文献に関する口頭発表(地形プロセス,地形発達)(A-3-3), (A-4-3), (A-5-3), (A-6-3), (A-7-3), (A-8-3)
【事前学習】事前に指定文献を通読し,内容を把握すること。発表者は発表用の原稿,スライド,配布資料を作成し発表準備を行う。 (2時間)
【事後学習】ディスカッションの内容と講評をまとめる。発表者は,意見・講評をもとに自身の発表内容を改善する。さらに,質問に対する未回答項目について調べ,翌週報告する。 (2時間)
10 関連テーマと主要文献に関する口頭発表(地質,ジオパーク)(A-3-3), (A-4-3), (A-5-3), (A-6-3), (A-7-3), (A-8-3)
【事前学習】事前に指定文献を通読し,内容を把握すること。発表者は発表用の原稿,スライド,配布資料を作成し発表準備を行う。 (2時間)
【事後学習】ディスカッションの内容と講評をまとめる。発表者は,意見・講評をもとに自身の発表内容を改善する。さらに,質問に対する未回答項目について調べ,翌週報告する。 (2時間)
11 関連テーマと主要文献に関する口頭発表(水文,気候,植生,土壌)(A-3-3), (A-4-3), (A-5-3), (A-6-3), (A-7-3), (A-8-3)
【事前学習】事前に指定文献を通読し,内容を把握すること。発表者は発表用の原稿,スライド,配布資料を作成し発表準備を行う。 (2時間)
【事後学習】ディスカッションの内容と講評をまとめる。発表者は,意見・講評をもとに自身の発表内容を改善する。さらに,質問に対する未回答項目について調べ,翌週報告する。 (2時間)
12 関連テーマと主要文献に関する口頭発表(自然災害)(A-3-3), (A-4-3), (A-5-3), (A-6-3), (A-7-3), (A-8-3)
【事前学習】事前に指定文献を通読し,内容を把握すること。発表者は発表用の原稿,スライド,配布資料を作成し発表準備を行う。 (時間)
【事後学習】ディスカッションの内容と講評をまとめる。発表者は,意見・講評をもとに自身の発表内容を改善する。さらに,質問に対する未回答項目について調べ,翌週報告する。 (時間)
13 前期レポートの提出と修正
【事前学習】レポートを準備する。 (2時間)
【事後学習】修正意見に基づいてレポートを修訂正し,提出する。 (2時間)
14 前期研究成果の発表(1)(A-3-3), (A-4-3), (A-5-3), (A-6-3), (A-7-3), (A-8-3)
【事前学習】事前に発表内容を把握すること。発表者は発表用の原稿,スライド,配布資料を作成し発表準備を行う。 (2時間)
【事後学習】ディスカッションの内容と講評をまとめる。発表者は,意見・講評をもとに自身の発表内容を改善する。さらに,質問に対する未回答項目について調べ,翌週報告する。 (2時間)
15 前期研究成果の発表(2)(A-3-3), (A-4-3), (A-5-3), (A-6-3), (A-7-3), (A-8-3)
【事前学習】事前に発表内容を把握すること。発表者は発表用の原稿,スライド,配布資料を作成し発表準備を行う。 (2時間)
【事後学習】ディスカッションの内容と講評をまとめる。発表者は,意見・講評をもとに自身の発表内容を改善する。さらに,質問に対する未回答項目について調べ,翌週報告する。 (2時間)
その他
教科書 使用しない
参考書 1)大矢雅彦ほか編 『地形分類図の読み方・作り方』 古今書院 1998年
2)狩野謙一 『野外地質調査の基礎』 古今書院 1998年 第3版
3)室 純子・石村貞夫 『EXCELでやさしく学ぶ統計解析』 東京図書 2001年 第7版
4)日本大学地理学教室編 『地理学の見方・考え方』 古今書院 1998年
5)松倉公憲 『地形変化の科学-風化と侵食-』 朝倉書店 2008年 第1版
6)遠藤・山川・藁谷 編 『極圏・雪氷圏と地球環境』 二宮書店 2010年 第1版
7)岡本敏雄 監修 『よくわかる情報リテラシー』 技術評論社 2012年
8)日本大学地理学科80周年記念会編 『仕事が見える地理学』 古今書院 2008年
その他、講義中に指示する。
成績評価の方法及び基準 課題(100%)
オフィスアワー Blackboardを利用して質問に応じる。
備考 授業計画を参考にして,参考書やインターネットなどから事前に基礎知識を準備するとともに,それらを事後学修の補強に役立てること。

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