文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 化学科 > 分析化学5
日本大学ロゴ

分析化学5

このページを印刷する

令和元年度以前入学者 分析化学5
教員名 木屋幸蔵
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 化学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 オンデマンド授業および課題研究(Blackboardを通じた担当教員からのパワーポイントのスライド資料配信(音声による補足説明付き)・レポート課題またはリアクションペーパーの内容指示、Blackboardを通じた受講生からのレポート・リアクションペーパーの提出)
授業概要 エネルギー資源問題と地球環境問題両者への取り組み方を学ぶ。
授業のねらい・到達目標 惑星としての地球の起源を踏まえ、炭素循環などの面から現在の地球環境の成り立ちを理解する。その上で石炭、石油、天然ガスなどの在来型資源の他、非在来型石油資源・天然ガス資源の成因、存在、化学的性質、利用技術などについて国際動向を含め学ぶ。特にそれらの生産技術や発電等のエネルギー変換技術に重点を置き、電源構成や産業構造などの理解を通してエネルギー面から見た国内・国際社会の成り立ちについて考える。また水素エネルギー・燃料電池を中心とした新技術や工業製品、バイオマスや太陽光・太陽熱・風力・地熱・水力などの再生可能エネルギーや、温暖化など気圏を中心とした地球環境問題にも言及する。併せて、循環型社会におけるライフサイクルアセスメント(LCA)等の手法も紹介する。そしてこれらの学習を通じ、様々な統計データ・情報を収集・分析する能力を身に付ける(A-2-3)とともに、エネルギー社会全体の特徴や問題点を正確に捉え、実生活においても地球環境問題に対する正しい考え方・取り組み方ができる(A-3-3、A-4-3、A-8-3)ようにする。

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP3、DP4及びカリキュラムポリシーCP3、CP4に対応しています。
授業の方法 (1)各回の授業1週間前の月曜日午後6時までに、Blackboard上でパワーポイントのスライド(ナレーションによる補足説明付き)および同じ内容のPDFを公開するので、授業該当日までに視聴し学修すること。(2)毎回の公開資料およびBlackboardの連絡事項上で、その回のレポート課題内容またはリアクションペーパー提出の指示をする。それらの提出もBlackboard上で行い、提出期限は該当する授業の週の金曜日午後11時59分とする。※リアクションペーパーは、自分の意見(主観中心でも構わない)や考え・感想等を記入する。
授業計画
1 惑星としての地球  炭素循環  地球環境の成り立ち (オンデマンド授業・課題研究)
【事前学習】Blackboardで「授業計画」の内容を確認し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (3時間)
【事後学習】レポート課題、リアクションペーパーを作成しBlackboard上で提出する。(A-3,A-4) (3時間)
2 資源・エネルギーから見た地球史、産業技術史  化石燃料(在来型資源)の起源と地球化学的考察  化学工業基礎知識 (オンデマンド授業・課題研究)
【事前学習】Blackboardで「授業計画」の内容を確認し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (3時間)
【事後学習】レポート課題、リアクションペーパーを作成しBlackboard上で提出する。(A-3,A-4) (3時間)
3 電源構成  エネルギー政策(国際動向も含めて)  エネルギー変換技術(発電技術)  発電コスト  電力と電力量  国内電力問題(原子力発電・電力自由化)  ガス自由化 (オンデマンド授業・課題研究)
【事前学習】Blackboardで「授業計画」の内容を確認し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (3時間)
【事後学習】レポート課題、リアクションペーパーを作成しBlackboard上で提出する。(A-3,A-4) (3時間)
4 石炭と石油(産業史、成因、埋蔵量、産出、化学的性質)  石炭の利用技術:コークス化・ガス化・液化・火力発電  石油の利用技術:石油精製と石油化学工業 (オンデマンド授業・課題研究)
【事前学習】Blackboardで「授業計画」の内容を確認し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (3時間)
【事後学習】レポート課題、リアクションペーパーを作成しBlackboard上で提出する。(A-3,A-4) (3時間)
5 天然ガス(成因、埋蔵量、産出、化学的性質、輸送、利用技術・発電技術) (オンデマンド授業・課題研究)
【事前学習】Blackboardで「授業計画」の内容を確認し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (3時間)
【事後学習】レポート課題、リアクションペーパーを作成しBlackboard上で提出する。(A-3,A-4) (3時間)
6 非在来型資源(成因、在来型資源との比較、生産技術、利用技術、国際動向)  非在来型石油資源(シェールオイル・オイルサンド・オイルシェール) (オンデマンド授業・課題研究)
【事前学習】Blackboardで「授業計画」の内容を確認し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (3時間)
【事後学習】レポート課題、リアクションペーパーを作成しBlackboard上で提出する。(A-3,A-4) (3時間)
7 非在来型天然ガス資源(シェールガス・タイトサンドガス・コールベッドメタン・メタンハイドレート) (オンデマンド授業・課題研究)
【事前学習】Blackboardで「授業計画」の内容を確認し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (3時間)
【事後学習】レポート課題、リアクションペーパーを作成しBlackboard上で提出する。(A-3,A-4) (3時間)
8 再生可能資源と枯渇性資源  カーボンニュートラルとカーボンネガティブ  バイオマス  バイオエタノール  バイオディーゼル燃料  メタン発酵  バイオマスプラスチック(生分解性プラスチック) (オンデマンド授業・課題研究)
【事前学習】Blackboardで「授業計画」の内容を確認し、不明な用語等を調べる。(A-2,A-3,A-4,A-8)) (3時間)
【事後学習】(レポート課題、リアクションペーパーを作成しBlackboard上で提出する。A-3,A-4) (3時間)
9 再生可能エネルギー:太陽光・太陽熱・風力・地熱・水力など(発電技術を中心に:発電コスト、エネルギー変換効率、設備容量、発電電力量、設備利用率) (オンデマンド授業・課題研究)
【事前学習】Blackboardで「授業計画」の内容を確認し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (3時間)
【事後学習】(レポート課題、リアクションペーパーを作成しBlackboard上で提出する。A-3,A-4) (3時間)
10 水素エネルギー、燃料電池などの新技術とそれを応用した工業製品(水素燃料電池自動車、エネファームなど)  コジェネレーションシステム  原子力関連諸問題(3・11以降の国内原子力政策と国際動向) (オンデマンド授業・課題研究)
【事前学習】Blackboardで「授業計画」の内容を確認し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (3時間)
【事後学習】レポート課題、リアクションペーパーを作成しBlackboard上で提出する。(A-3,A-4) (3時間)
11 地球環境諸問題:大気汚染・PM2.5、酸性雨、オゾン層破壊など(気圏を中心に)  温室効果ガスと地球温暖化(CO₂以外の温室効果ガス、世界のCO₂排出量、IPCC) (オンデマンド授業・課題研究)
【事前学習】Blackboardで「授業計画」の内容を確認し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (3時間)
【事後学習】レポート課題、リアクションペーパーを作成しBlackboard上で提出する。(A-3,A-4) (3時間)
12 地球温暖化を巡る論争と国際動向(気象と気候、気候変動、太陽活動、氷期、COP22、パリ協定) (オンデマンド授業・課題研究)
【事前学習】Blackboardで「授業計画」の内容を確認し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (3時間)
【事後学習】レポート課題、リアクションペーパーを作成しBlackboard上で提出する。(A-3,A-4) (3時間)
13 循環型社会 (オンデマンド授業)
【事前学習】Blackboardで「授業計画」の内容を確認し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (3時間)
【事後学習】Blackboardで資料を確認 (3時間)
14 グリーンケミストリー・サスティナブルケミストリーという考え方  LCAという考え方 (オンデマンド授業)
【事前学習】Blackboardで「授業計画」の内容を確認し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (3時間)
【事後学習】Blackboardで資料を確認 (3時間)
15 全体的な振り返り
その他
教科書 なし
参考書 経済産業省 『エネルギー白書2019』 一般財団法人 経済産業調査会 2019年
成績評価の方法及び基準 レポート:レポート課題・リアクションペーパー(100%)
以下の場合は原則として成績の査定は行わない。(1)レポート課題・リアクションペーパーの提出回数が全授業回数の3/5に満たない場合 (2)毎回のレポート課題やリアクションペーパーの内容レベルに著しく問題がある場合(剽窃を含む)、
オフィスアワー Blackboard上またはメールで質問等に対応します。

このページのトップ