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倫理学特殊講義4

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令和2年度入学者 倫理学特殊講義4
令和元年度以前入学者 倫理学特殊講義4
教員名 永井均
単位数    2 課程     開講区分 文理学部
科目群 哲学専攻
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 Zoomによる中継授業・課題研究・対面授業を併用する(詳細はブラックボードで告知する)
Blackboard ID: 月曜4限→20204091
授業概要 私は実物そのものを知覚しているが、幻覚や錯覚は実物の知覚ではない。私と同様に世界を知覚している他人がいるが、私は他人の知覚を知覚することはできないから、その実態はわからない。ともあれ、どちらの知覚経験も脳が創り出している。このような考え方は常識的なものだが、そこには矛盾が内在している。このことを明らかにしている野矢茂樹『心という難問』を読みつつ、その問題の周辺にある諸問題を含めて考察していく。
授業のねらい・到達目標 上の「授業概要」で述べた「矛盾」がいかなる性質のものかを、テキストを読みつつ考えていく。当然のことながら共通の到達目標は存在しない。それぞれの履修者が自分なりの世界の見方を変えていくことが目指されている。
授業の方法 テキストの当該箇所を読んで、それについて議論する。
本授業の事前・事後学習は、合わせて1時間を目安とします。
授業計画
1 思考と感情
【事前学習】テキストの9-2を読む (30分時間)
【事後学習】授業内容を踏まえて当該箇所を読み返しつつもう一度考える (30分時間)
2 世界の相貌構造
【事前学習】テキストの9-3を読む (30分時間)
【事後学習】授業内容を踏まえて当該箇所を読み返しつつもう一度考える (30分時間)
3 二重視
【事前学習】テキストの10-1を読む (30分時間)
【事後学習】授業内容を踏まえて当該箇所を読み返しつつもう一度考える (30分時間)
4 遠くのものが小さく見える
【事前学習】テキストの10-2を読む (30分時間)
【事後学習】授業内容を踏まえて当該箇所を読み返しつつもう一度考える (30分時間)
5 正しく錯覚する
【事前学習】テキストの10-3を読む (30分時間)
【事後学習】授業内容を踏まえて当該箇所を読み返しつつもう一度考える (30分時間)
6 錯覚論法
【事前学習】テキストの10ー4を読む (30分時間)
【事後学習】授業内容を踏まえて当該箇所を読み返しつつもう一度考える (30分時間)
7 見透かし構造
【事前学習】テキスト11-1を読む (30分時間)
【事後学習】授業内容を踏まえて当該箇所を読み返しつつもう一度考える (30分時間)
8 知覚因果
【事前学習】テキストの11-2を読む (30分時間)
【事後学習】授業内容を踏まえて当該箇所を読み返しつつもう一度考える (30分時間)
9
【事前学習】テキストの11-3を読む (30分時間)
【事後学習】授業内容を踏まえて当該箇所を読み返しつつもう一度考える (30分時間)
10 幻覚のメカニズム
【事前学習】テキストの11-4を読む (30分時間)
【事後学習】授業内容を踏まえて当該箇所を読み返しつつもう一度考える (30分時間)
11 物語を生きる
【事前学習】テキストの11-5を読む (30分時間)
【事後学習】授業内容を踏まえて当該箇所を読み返しつつもう一度考える (30分時間)
12 他我問題
【事前学習】テキストの12-1を読む (30分時間)
【事後学習】授業内容を踏まえて当該箇所を読み返しつつもう一度考える (30分時間)
13 動物
【事前学習】テキストの12-2を読む (30分時間)
【事後学習】授業内容を踏まえて当該箇所を読み返しつつもう一度考える (30分時間)
14 心の在りか
【事前学習】テキストの12-3を読む (30分時間)
【事後学習】授業内容を踏まえて当該箇所を読み返しつつもう一度考える (30分時間)
15 相貌地図
【事前学習】テキストの12-4を読む (30分時間)
【事後学習】授業内容を踏まえて当該箇所を読み返しつつもう一度考える (30分時間)
その他
教科書 入不二基義 『現実性の問題』 筑摩書房 2020年 第1版
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 授業参画度(60%)、授業貢献度:発言の頻度と的確さによる。(40%)
オフィスアワー 金曜日13時~

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