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古典文学基礎研究6

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令和2年度入学者 古典文学基礎研究6
令和元年度以前入学者 古典文学基礎研究6
教員名 久保木秀夫
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 国文学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 毎回zoomなどを活用しながら、オンライン授業により、原本資料の解読、解釈、校訂、その過程を通じてのディスカッションを行っていく。必要に応じて課題研究の回を設ける可能性もある。
なお履修者は、初回授業開始時までに必ず、blackboardへの登録を済ませておくこと。
授業概要 中古中世文学のさまざまな原本資料(写本・版本・古筆切)などを活用しながら、いわゆる文献学に基づいた、厳密精緻な本文研究方法について学んでいく。くずし字の解読・他本との校合・解釈と本文整定などを繰り返しながら、原本資料の書写・印刷内容をどのように調査し研究していくか、実践的に学んでいく。
授業のねらい・到達目標 ・文献学に関する知識と技術を習得できるようになる。
・くずし字解読の高度なスキルを習得できるようになる。
・翻刻・他本との校合・解釈と本文整定等の専門的なスキルを習得できるよになる。
・原本資料それぞれの特性に合わせて臨機応変に調査研究できるようになる。
授業の方法 ・講義形式と演習形式を織り交ぜる。
・web上で公開されている各所蔵期間の原本画像をも積極的に活用していく。
授業計画
1 文献学と書誌学について(オンライン授業)
【事前学習】シラバスをよく読み、履修者自身の関心の所在を検討してくること。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
2 本文解読:くずし字を読む・解釈する1 写本(オンライン授業)
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
3 本文解読:くずし字を読む・解釈する2 古筆切(オンライン授業)
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
4 本文解読:くずし字を読む・解釈する3 版本(オンライン授業)
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
5 本文比較:諸本と校合する・校本を作る1 中古和歌(オンライン授業)
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
6 本文比較:諸本と校合する・校本を作る2 中世和歌(オンライン授業)
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
7 本文比較:諸本と校合する・校本を作る3 中古仮名散文(オンライン授業)
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
8 本文比較:諸本と校合する・校本を作る4 中世仮名散文(オンライン授業)
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
9 本文校訂:解釈する・本文を校訂する1 中古和歌(オンライン授業)
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
10 本文校訂:解釈する・本文を校訂する2 中世和歌(オンライン授業)
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
11 本文校訂:解釈する・本文を校訂する3 中古仮名散文(オンライン授業)
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
12 本文校訂:解釈する・本文を校訂する4 中世仮名散文(オンライン授業)
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
13 校訂結果の点検:問題点などについて議論する(オンライン授業)
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】議論の結果に基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
14 校訂結果の点検:改善点などについて議論する(オンライン授業)
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】議論の結果に基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
15 総括:学期末レポートについて(オンライン授業)
【事前学習】これまでの学修内容全般を振り返っておくこと。 (2時間)
【事後学習】学期末レポートに取り組むこと。 (2時間)
その他
教科書 笠間影印叢刊刊行会 『字典かな―出典明記』 笠間書院 1972年
堀川貴司 『書誌学入門 古典籍を見る・知る・読む』 勉誠出版 2010年
教科書のうち『字典かな』は、同種の字典類をすでに所持している場合は、そちらを用いて構わない(新たに購入する必要はない)。
ほか、PDF形式のプリントを適宜配布する。
参考書 国文学研究資料館 『古典籍研究ガイダンス 王朝文学をよむために』 笠間書院 2012年
その他、授業中に適宜紹介していく。
成績評価の方法及び基準 レポート:履修生の研究テーマと関わる原本資料を選び、その文献学的考察をまとめる。(50%)、授業参画度:くずし字解読・解釈・校訂、及びそれらの過程におけるディスカッションなどへの参画度・積極性から総合的に判断。(50%)
オフィスアワー 随時メールで受け付ける。必要に応じてオンライン面談をも行う。ただし対応までに時間を要することもある。
備考 配布するPDF形式のプリントは、事前にblackboardに載せておく。環境的に可能であれば、毎回授業開始前に確認・印刷し、授業時間中に書き込みなどができるよう、準備しておくのが望ましい。

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