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社会学学説応用研究

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令和2年度入学者 社会学学説応用研究
令和元年度以前入学者 社会学理論応用研究3
教員名 松岡雅裕
単位数    2 課程     開講区分 文理学部
科目群 社会学専攻
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信)
その他、メール活用も予定している。
授業概要 修士論文作成に必要となる社会学理論の基礎概念を再確認し、重要概念と自己の研究テーマとの接点を探るなかで論文執筆の可能性を広げる。
今年度は、「集団・組織論」を理論的考察の主軸とする。
授業のねらい・到達目標 理論的な基礎概念に裏打ちされた専門的な社会学視点を踏まえ、それら基礎概念を修士論文作成に自由に活用できるようになることを目標に授業を進めていく。とくに集団論、組織論、未組織集団論に焦点を合わせた考察を行う。
授業の方法 基本的に講義形式(課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信))のスタイルをとるが、大学院の少人数教育の場であることを鑑み、メール等を活用した対話を重んじるような授業形態も加味しつつ進行させていく。
授業計画
1 ガイダンス(授業計画の説明と受講生の研究テーマの確認)
【事前学習】シラバスを事前に確認しておくこと。 (1時間)
【事後学習】授業計画を整理しておく。 (1時間)
2 社会学における集団・組織論の位置づけ(集合状態の3類型に関して)
【事前学習】教科書のpp40-41を熟読し、集合状態の類型化に関する議論を把握する 。 (2時間)
【事後学習】指導された内容を整理する。 (2時間)
3 集団の類型化について(社会学史上の諸議論)
【事前学習】教科書のpp41-44を熟読し、諸議論の問題点を認識する。 (2時間)
【事後学習】指導された内容を整理しておく。 (2時間)
4 実証的小集団研究について(集団研究の方法論について)
【事前学習】教科書のpp44-49を熟読し、集団研究の方法論を理解する。 (2時間)
【事後学習】指導された内容を整理しておく。 (2時間)
5 集団理論の諸命題(集団形成、構造化、凝集性、リーダーシップ等について)
【事前学習】教科書のpp49-54を熟読し、集団理論の諸命題をキー概念別に整理しておく。 (2時間)
【事後学習】指導された内容を整理しておく。 (2時間)
6 近代官僚制組織理論と支配の社会学(M.ヴェーバーの議論を総括する)
【事前学習】教科書のpp54-58を熟読し、M.ヴェーバーの近代官僚制理論を復習しておく。 (2時間)
【事後学習】指導された内容を整理しておく。 (2時間)
7 近代官僚制組織理論の展開(1)(計算可能性というキー概念をめぐって)
【事前学習】教科書のpp58-61を熟読し、「計算可能性」というキー概念をめぐっての議論を把握する。 (2時間)
【事後学習】指導された内容を整理しておく。 (2時間)
8 近代官僚制組織理論の展開(2)(合法的支配の正当性をめぐって)
【事前学習】教科書のpp61-63を熟読し、合法的支配をめぐる議論を把握する。 (2時間)
【事後学習】指導された内容を整理しておく。 (2時間)
9 近代組織理論の概要(バーナード=サイモン理論を中心に意思決定のあり方をめぐって)
【事前学習】教科書のpp63-69を熟読し、バーナード=サイモン理論の概要を把握する。 (2時間)
【事後学習】指導された内容を整理しておく。 (2時間)
10 未組織集団の3類型(集合現象の解析とその時代背景)
【事前学習】教科書のpp69-70を熟読し、未組織集団論とその時代背景を理解する。 (2時間)
【事後学習】指導された内容を整理する。 (2時間)
11 K.マンハイムの社会学と大衆社会論(大衆社会に対する危機意識を探る)
【事前学習】教科書のpp70-71を熟読し、K.マンハイムの議論を把握する。 (2時間)
【事後学習】指導された内容を整理しておく。 (2時間)
12 大衆社会論の2類型(1)(中間集団無力説)
【事前学習】教科書のpp71-72を熟読し、中間集団無力説の概要を把握する。 (2時間)
【事後学習】指導された内容を整理しておく。 (2時間)
13 大衆境論の2類型(2)(過剰同調説)
【事前学習】教科書のpp72-74を熟読し、過剰同調説の諸議論を把握する。 (2時間)
【事後学習】指導された内容を整理しておく。 (2時間)
14 集合行動論の世界(価値付加の論理を中心に)
【事前学習】教科書のpp74-78を熟読し、「価値付加の論理」の概要を把握する。 (2時間)
【事後学習】指導された内容を整理しておく。 (2時間)
15 総括(最終総括レポートの提出と問題点の確認)
【事前学習】最終総括レポートの作成 (4時間)
【事後学習】学修した内容を整理する。 (2時間)
その他
教科書 松岡雅裕ほか 『行為、構造、文化の社会学』 学文社
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:課題レポート(40%)、授業内テスト:最終総括レポート(40%)、授業参画度(20%)
課題レポート、および最終総括レポートは、自己の研究テーマと、講義で問題とした集団・組織論の議論をどこまで的確に接近させているかで評価する。授業参画度は、課題の問いかけに対する回答の適切さ等で評価する。
オフィスアワー 前期は、入校制限継続の可能性が高いため、質問の方法等は、配信の中で指示する。

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