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福祉分野に関する理論と支援の展開

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令和2年度入学者 福祉分野に関する理論と支援の展開
令和元年度以前入学者 福祉分野に関する理論と支援の展開
教員名 内藤佳津雄/長嶋紀一・鏡直子
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 心理学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 オンデマンド型の遠隔授業(6回)と課題研究(9回)を組み合わせて行う
授業概要 【公認心理師必修科目】
福祉分野(児童福祉、高齢者福祉、障害者児福祉)における公認心理師の役割・支援方法について、理論および実践的な展開を学ぶ
高齢者福祉分野については、地域密着型特別養護老人ホーム施設長と高齢者福祉行政に関する実務経験者が分担して担当し、高齢者福祉の制度・支援について実務経験をもとに講義・演習を行う
児童福祉・障害者児福祉分野については、児童福祉・障害者児福祉領域心理支援に関する実務経験者が担当し、児童福祉、障害者児福祉領域の制度と支援について、実務経験をもとに講義・演習を行う
授業のねらい・到達目標 福祉分野(児童福祉、高齢者福祉、障害者福祉)において実践されている心理的支援について以下の到達目標をめざす
(1)背景となる制度や理念について説明できる
(2)支援の対象者についての理解を深め、障害の特性と心理的課題について説明できる
(3)こうした知識に基づき、対象者への心理的支援の方法、多職種連携、地域での支援等についての議論できる
授業の方法 各分野の専門家3名が交代で授業を担当する
8月1日までの期間において、授業開講日・時限にBlackboardを通じて、オンデマンド教材(15分程度×3)および課題記入用紙の配信を開始するので、その教材を視聴して学修する(6回)
・各教材には授業内課題が設定されているので、課題記入用紙に入力してBlackboardを通じて期限までに提出すること
・課題の解答および解答のポイントは翌週の授業教材で配信または解説を行う
・質問およびその回答、授業内容に関する議論はBlackboard内の掲示板で行う
課題研究については、別途に授業の進行に沿って、学習資料の提示と出題が行われるので、それぞれの期限までにBlackboardを通じて提出する
フィードバック方法等については、授業開始時に提示する。
授業計画
1 科目ガイダンス・高齢者福祉分野の制度概要と心理職の役割(オンデマンド授業)  担当者:内藤佳津雄
【事前学習】老人福祉法・介護保険法の概要を調べる (2時間)
【事後学習】介護保険法に基づく支援の手続きについてまとめる (2時間)
2 高齢者福祉分野の理論と支援の展開(1)認知症支援の理解(課題研究)   担当者:長嶋紀一
【事前学習】認知症について調べる (2時間)
【事後学習】授業で扱った資料と事例について再度検討する (2時間)
3 高齢者福祉分野の理論と支援の展開(2)認知症の理解とアセスメント(オンデマンド授業)  担当者:内藤佳津雄
【事前学習】MMSEについて調べる (2時間)
【事後学習】授業で扱った資料と事例について再度検討する (2時間)
4 高齢者福祉分野の理論と支援の展開(3)認知症支援の事例検討(課題研究)   担当者:長嶋紀一
【事前学習】認知症の中核症状と周辺症状について調べる (2時間)
【事後学習】授業で扱った資料と事例について再度検討する (2時間)
5 高齢者福祉分野の理論と支援の展開(4)高齢者の地域支援の事例検討(オンデマンド授業)  担当者:内藤佳津雄
【事後学習】授業で扱った資料と事例について再度検討する (2時間)
6 高齢者福祉分野の理論と支援の展開(5)他職種連携の理解(オンデマンド授業)    担当者:内藤佳津雄
【事前学習】高齢者福祉分野の他の専門職について調べる (2時間)
【事後学習】授業で扱った資料と事例について再度検討する (2時間)
7 高齢者福祉分野の理論と支援の展開(6) 虐待に関する制度と支援の理解(オンデマンド授業)  担当者:内藤佳津雄
【事前学習】高齢者虐待防止法の概要について調べる (2時間)
【事後学習】授業で扱った資料と事例について再度検討する (2時間)
8 高齢者福祉分野の理論と支援の展開(7)高齢者支援の事例検討(まとめ)(課題研究+レポート課題の出題) 担当者:長嶋紀一
【事前学習】高齢者、認知症の人への支援について再考する (2時間)
【事後学習】授業内で出題する事例課題についてレポートを作成する (2時間)
9 福祉分野の理論と支援の展開 生活保護、生活困窮者支援、障害者福祉の理解(オンデマンド授業+レポート課題の出題) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】生活保護制度の概要について調べる (2時間)
【事後学習】授業内で出題する事例課題についてレポートを作成する (2時間)
10 児童福祉分野の理論と支援の展開(1)児童福祉における心理職の役割(課題研究) 担当者:鏡直子
【事前学習】子どもに関する社会問題としてどのようなものがあるか調べること (2時間)
【事後学習】心理職としてどのように子どもの社会問題に関われるか考えること (2時間)
11 児童福祉分野の理論と支援の展開(2)定型発達と発達段階に沿った具体的対応(課題研究) 担当者:鏡直子
【事前学習】児童の定型発達について調べておくこと (2時間)
【事後学習】児童の認知発達とそれに沿った対応についてまとめること (2時間)
12 児童福祉分野の理論と支援の展開(3)児童相談所における業務に関する事例検討(課題研究) 担当者:鏡直子
【事前学習】児童相談所の役割について調べておくこと (2時間)
【事後学習】虐待と社会的養護についてまとめること (2時間)
13 児童福祉分野の理論と支援の展開(4)子育て支援における発達障害児への対応の事例検討(課題研究) 担当者:鏡直子
【事前学習】発達障害について学んでおくこと (2時間)
【事後学習】子育て支援の方法と意義についてまとめること (2時間)
14 児童福祉分野の理論と支援の展開(5)スクールソーシャルワークに関する事例検討(課題研究) 担当者:鏡直子
【事前学習】スクールソーシャルワークについて調べておくこと (2時間)
【事後学習】学校内での心理職の役割について再考すること (2時間)
15 児童福祉分野の理論と支援の展開(6)他職種との連携に関する演習(課題研究+レポート課題の出題) 担当者:鏡直子
【事前学習】心理職が連携しうる専門職について調べること (2時間)
【事後学習】授業内で出題する事例問題についてレポートを作成する (2時間)
その他
教科書 片岡玲子・米田弘枝(編) 野島一彦(監) 『福祉分野 理論と支援の展開 (公認心理師分野別テキスト2)』 創元社 2019年
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参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:3名の担当者からレポート課題が出題される(3名×18点)(54%)、授業内テスト:オンデマンド授業および課題研究において出題される課題について評価する(14回×3点、第9回は4点)(46%)
3名の担当教員がそれぞれ評価を行い、その合計点で評価する。
オフィスアワー Blackboard上で質問を受け付け、回答する

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