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数学教育学特論Ⅰ

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令和2年度入学者 数学教育学特論Ⅰ
教員名 山崎浩二
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 地球情報数理科学専攻
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 ①14週のオンライン授業(Zoom を予定している)と1週分の課題研究を行う。各回とも講義及び演習を中心に、適宜グループにより討論なども行い、内容や活動の理解を図る。
BlackboardのコースID:20204521
授業概要 中等教育における数学の指導の現状と課題を明確にし、数学の学習の楽しさ・大切さを伝えるための授業設計のあり方について、授業実践をふまえながら質的および量的に考察することを通して、教師自身が教育内容を充実させていくための基礎力が身につくことを目的とする。主として以下の2つのことを考察して行く。
①数学の学習内容を確実に理解するための指導のあり方について考察する。
②数学的な見方・考え方をより豊かなものにするための指導のあり方について考察する。
授業のねらい・到達目標 主として、以下の2つことを目的とする。
①新学習指導要領解説や国内外の比較調査結果等などの文献の通読を通し、数学の指導の現状や生徒の数学の学習内容等の理解に関する課題を調査分析し、考察することができる。
②①をふまえ、数学の授業を観察、分析したり、具体的に授業を設計、試行したりすることを通して、望ましい数学の授業のあり方について考察することができる。
授業の方法 原則的には講義形式であるが、必要に応じて実演・演習形式をとったり、実際の学校現場での授業研究を進めたりすることもある。
授業計画
1 第1回 中等学校における数学教育の目標を概観し、その意義を理解できる。(オンライン授業)
【事前学習】事前に中学校学習指導要領解説を入手し,目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】第1回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
2 第2回 戦後の数学教育の目標の変遷を概観し、その意義を理解することができる。(オンライン授業)
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第2回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
3 第3回 国内外の比較調査(主としてIEA・OECD-PISA)の分析結果を概観し、その成果と課題を理解することができる。(オンライン授業)
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第3回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
4 第4回 国内外の比較調査(主として全国学力・学習状況調査)の分析結果を概観し、その成果と課題を理解することができる。(オンライン授業)
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第4回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
5 第5回 中学校における授業観察を行い、教師の働きかけや生徒の様相などについて分析ることができる。(オンライン授業)
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第5回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
6 第6回 前回の授業観察に対する分析と評価を行うことができる。(オンライン授業)
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第6回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
7 第7回 数・式領域の教科書分析と教材を概観し、その意味と課題を理解することができる。(オンライン授業)
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第7回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
8 第8回 図形領域の教科書分析と教材を概観し、その意味と課題を理解することができる。(オンライン授業)
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第8回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
9 第9回 数量関係の教科書分析と教材を概観し、その意味と課題を理解することができる。(オンライン授業)
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第9回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
10 第10回 資料の活用領域の教科書分析と教材を概観し、その意味と課題を理解することができる。(オンライン授業)
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第10回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
11 第11回 中学校における授業に向けて、教材研究し、授業設計しようとする。(オンライン授業)
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第11回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
12 第12回 中学校における授業の学習指導案を作成し、その評価について考察できる。(オンライン授業)
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第12回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
13 第13回 実験授業(模擬)を考察し、分析、省察することができる。(オンライン授業)
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第13回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
14 第14回 実験授業(模擬)の分析を通して、学習指導を修正するとともに、より豊かな指導のあり方について考察することができる。(オンライン授業)
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第14回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
15 第15回 数学の指導のあり方について総括し、まとめることができる。(課題研究)
【事前学習】これまでの内容について復習し,提示された課題に取り組むこと。 (2時間)
【事後学習】これまでの講義内容全体のノートを整理しておくこと。 (2時間)
その他
教科書 使用しない
参考書 相馬一彦・國宗進・二宮裕之編著 『数学の「よい授業」』 明治図書 2016年
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
【授業参画度】の評価基準 ・・・ 以下の2点について計50点
・授業に意欲的に参加し、授業内での課題に積極的に取り組もうとしている。
・授業内容が理解できている。
【レポートによる評価】 ・・・・・・ 以下の2点について計50点
・授業内容をもとに、自分の考えを論理的に考察し、表現することができる。
オフィスアワー 原則としてe-mailでご連絡ください。なお、来室の際には事前にご連絡いただけると助かります。

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