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令和2年度入学者 | 比較教育学研究1 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 比較教育学研究1 | ||||
教員名 | 間篠剛留 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンド授業(PowerPointによるスライド資料配信)と課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信)の組み合わせ |
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授業概要 | 「ハーバード・レッド・ブックを読む」 |
授業のねらい・到達目標 | 本科目では、Harvard University, Committee on the Objectives of a General Education in a Free Society. (1945). General education in a free society: Report of the Harvard Committee (Cambridge: Harvard University Press)を講読する。Red Bookとも呼ばれる当該文献はアメリカ高等教育史の重要文献であるが、これを読み解くことで、履修者の英語力、日本語表現力、及び高等教育に対する理解の向上を図る。また、学期中には、履修者の個人研究発表の機会も設ける。個人研究発表に対して相互検討を行うことによって、教育研究の作法を身につける。 なお、担当者はある私立大学の高等教育研究所で大学改革の実務を担った経験がある。本科目ではその経験から、近年の大学改革の実情をアメリカ高等教育史との関連から解説することも行う。 |
授業の方法 | 文献購読を行う。1回の授業につき発表者1~2名を指定し、議論をリードしてもらう。また、学期中に数回、履修者の個人研究発表の機会も設ける。 授業の進め方については、第1回の授業で解説する。初回授業時にBlackboardから資料をダウンロードできるようにしておくので、必ず確認すること。 |
履修条件 | 特になし |
授業計画 | |
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1 |
イントロダクション(授業のテーマや到達目標及び授業の方法についての説明)及び各人の研究関心の紹介
【事前学習】自身の研究テーマについて簡単なプレゼンができるようにしておく。 (2時間) 【事後学習】INTRODUCTIONを読む (2時間) |
2 |
レッド・ブックの高等教育史上の位置づけ
【事前学習】レッド・ブックの高等教育史上の位置づけについて調査する (2時間) 【事後学習】議論の整理 (2時間) |
3 |
"The Problem" and "Growth of the Schools"
【事前学習】"The Problem" 及び "Growth of the Schools"を読んでポイント・疑問点をまとめる (2時間) 【事後学習】現代の高等教育の問題との比較を行う (2時間) |
4 |
The Impact of Social Change
【事前学習】The Impact of Social Changeを読んでポイント・疑問点をまとめる (2時間) 【事後学習】現代の社会変動について検討を行う (2時間) |
5 |
"Jeffersonianism and Jacksonianism" and "The Search for Unity"
【事前学習】"Jeffersonianism and Jacksonianism" 及び "The Search for Unity"を読んでポイント・疑問点をまとめる (2時間) 【事後学習】統一性の希求について、現代的文脈との比較を行う (2時間) |
6 |
履修者の研究発表(1)
【事前学習】発表者から提示された資料をを読んでポイント・疑問点をまとめる (2時間) 【事後学習】議論の整理 (2時間) |
7 |
"Heritage and Change" and "General and Special Education"
【事前学習】"Heritage and Change" 及び "General and Special Education"をを読んでポイント・疑問点をまとめる (2時間) 【事後学習】大学における専門教育について検討を行う (2時間) |
8 |
"Areas of Knowledge" and "Traits of Mind"
【事前学習】"Areas of Knowledge" 及び "Traits of Mind"を読んでポイント・疑問点をまとめる (2時間) 【事後学習】大学における専門教育以外の価値について検討を行う (2時間) |
9 |
The Good Man and the Citizen
【事前学習】The Good Man and the Citizenをを読んでポイント・疑問点をまとめる (2時間) 【事後学習】「良き市民」について検討を行う (2時間) |
10 |
履修者の研究発表(2)
【事前学習】発表者から提示された資料を読んでポイント・疑問点をまとめる (2時間) 【事後学習】議論の整理 (2時間) |
11 |
Kinds of Difference
【事前学習】Kinds of Differenceを読んでポイント・疑問点をまとめる (2時間) 【事後学習】社会における多様性について検討を行う (2時間) |
12 |
"Unity Conditioned by Difference" and "Basic Plan for the Schools"
【事前学習】"Unity Conditioned by Difference" 及び "Basic Plan for the Schools"を読んでポイント・疑問点をまとめる (2時間) 【事後学習】学校における多様性について検討を行う (2時間) |
13 |
履修者の研究発表(3)
【事前学習】発表者から提示された資料を読んでポイント・疑問点をまとめる (2時間) 【事後学習】議論の整理 (2時間) |
14 |
GENERAL EDUCATION IN THE COMMUNITY
【事前学習】GENERAL EDUCATION IN THE COMMUNITYを読んでポイント・疑問点をまとめる (2時間) 【事後学習】地域コミュニティと教育の関係を検討する (2時間) |
15 |
総括討論(アメリカ高等教育史と自分の研究の位置づけについて)
【事前学習】これまでの文献とレジュメを再確認し、論点をまとめる (2時間) 【事後学習】自分の研究と本科目での学習内容の関係の整理 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | Harvard University, Committee on the Objectives of a General Education in a Free Society, General education in a free society: Report of the Harvard Committee, Harvard University Press, 1945 当該文献はインターネット・アーカイブにて閲覧可能。https://archive.org/details/generaleducation032440mbp |
参考書 | 大学教育学会 『大学教育学会誌』 日本高等教育学会 『高等教育研究』 日本比較教育学会 『比較教育学研究』 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:担当回の授業のリード、それ以外の回の参加度(下記参照)(75%)、個人研究報告(25%) 授業参加度は、以下の観点で評価を行う。 ・担当回の授業のリード(英文の適切な訳、他の文献による補足、履修者を議論に巻き込む工夫等から総合的に判断):30% ・それ以外の回の授業の参加度(英文の訳に関する指摘、文献の内容に関する指摘、他の文献による補足等から総合的に判断):45% |
オフィスアワー | メールにて適宜対応する。 |