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道徳教育の理論と方法

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令和元年度以前入学者 道徳教育の理論と方法
教員名 長谷川千恵美
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 オンデマンド授業(PowerPointによるスライド資料配信)
授業概要 道徳教育の基礎理論と指導法について学ぶ。
授業のねらい・到達目標 この科目は文理学部(学士(  文学)のDP及びCPに対応しています。
中学校では、平成31年度より「特別の教科 道徳」(道徳科)がスタートした。
本授業では、新しい道徳教育の実践に資する知識、思考力、技能を身につけるために、以下の到達目標を設定する。
1.「道徳とは何か」について多角的に考察し、道徳教育の意義、歴史、現代的課題ついての考えを深める。
2.学習指導要領における道徳教育の目標、内容、指導法等についての知識・理解を深める。
3.「道徳科」の特質を理解し、指導のねらいを明確にして学習指導案、授業展開を構想する。
授業の方法 1回~13回の授業実施日にオンデマンド授業を配信する(毎回15分×3回程度)。教科書以外に補足資料をBlackbosrdを通して配信する。
課題:Blackbosrdを通して配信。毎回の学習内容に関するミニレポート、および中間レポート(2回提出)、最終レポートを指定した方法で期日までに提出すること。
期末テスト:Blackbosrdを通して配信(選択式)。  
授業内容に関する議論や情報交換の場として掲示板を利用する。
履修条件 教育の意義や役割に対する高い関心と学ぶ意欲をもっていること。
授業計画
1 ガイダンス:1.授業の概要 2.道徳ってなんだろう?-道徳のイメージを具体化する(オンデマンド授業)
【事前学習】授業の概要を確認する。道徳からイメージすることばを10個あげておく。 (2時間)
【事後学習】課題:道徳について理解したこと、考えたことをまとめる。 (2時間)
2 道徳の本質を考える-道徳・倫理の由来 法と道徳 宗教と道徳(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト序章1~3を読み、人間と道徳について考察しておく (2時間)
【事後学習】課題:行為の選択に迷う場面を数例取り上げ、道徳的問題かどうかを考察する。 (2時間)
3 道徳教育の可能性について考える(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト序章4を通読し、徳目主義とその問題を理解しておく。 (2時間)
【事後学習】課題:徳目主義を克服する道徳教育の可能性についてまとめる。 (2時間)
4 道徳教育の歴史(1)戦前:修身科と教育勅語(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第1章ー1を通読し、道徳教育の制度、内容について整理しておく。 (2時間)
【事後学習】課題:教育勅語の特質についてまとめる。 (2時間)
5 道徳教育の歴史(1)戦後:学習指導要領の変遷と道徳教育の現代的課題(いじめ・情報モラル)
(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第1章ー2を通読し、概要を把握しておく。 (2時間)
【事後学習】課題:「道徳の時間」が「特別の教科 道徳」に改訂された背景についてまとめる。 (2時間)
6 学校における道徳教育の目標・内容・指導計画(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第3章を通読し、内容を把握しておく。 (1時間)
【事後学習】課題:道徳性について理解したことをまとめる。(中間レポート①) (3時間)
7 道徳科の目標・内容・指導計画(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第4章、中学校学習指導要領第3章の内容を把握しておく。 (2時間)
【事後学習】課題:道徳科と他教科等との関係、内容の捉え方についてまとめる。 (2時間)
8 「道徳科」の指導(1)道徳授業の特質ー教材の役割と活用・指導方法・学習指導案(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第5章ー1、2および配布資料をもとに道徳授業の特質を理解しておくこと。 (2時間)
【事後学習】課題:道徳科の学習における3つの指導方法について説明すること。 (2時間)
9 「道徳科」の指導(2)学習指導案の作成と授業の進め方(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第5章ー3、配布資料を熟読し、指導案の作成手順、指導過程を把握しておく。 (2時間)
【事後学習】配布した道徳教材を読み、吟味分析する。 (2時間)
10 「道徳科」の指導(3)学習指導案作成と授業の進め方(オンデマンド授業)
【事前学習】配布資料をもとに、ねらいとする価値について考察しておく。 (2時間)
【事後学習】課題:学習指導過程の基本型、発問の役割についてまとめる。 (2時間)
11 「道徳科」の指導(4)問題解決的な学習(オンデマンド授業)
【事前学習】配布した道徳教材を読み、多様な視点から吟味しておく。 (2時間)
【事後学習】課題:道徳的な価値の葛藤、対立が生じる場面を2例とりあげて考察する。 (2時間)
12 道徳科の指導(5)道徳的行為に関する体験的な学習ー役割演技・アサーション等(オンデマンド授業)
【事前学習】体験学習と体験的学習との違いについて調べておく。 (1時間)
【事後学習】課題:道徳科の特質を生かした指導をするためには、どのような工夫や配慮が必要か考察する。(中間レポート②) (3時間)
13 道徳教育および道徳科の評価-評価の考え方と方法(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第5章ー4、配布資料を読み、評価の考え方について把握しておく (2時間)
【事後学習】課題:評価の方法とその課題についてまとめる。 (2時間)
14 期末テスト:基本的知識の習得、定着度を確認する。
【事前学習】4~8,13回の学習内容を復習しておく。 (2時間)
【事後学習】重要語句を再確認する。 (2時間)
15 学習のまとめ-課題:学習内容を振り返り、自身の学習成果と今後に向けての課題についてまとめる。
(最終レポート)
【事前学習】興味をもった内容、難しく感じた内容について分析、整理しておく。 (3時間)
【事後学習】道徳教育を担う教師の課題について自分の考えをまとめる。 (1時間)
その他
教科書 羽田積男・関川悦雄編 『道徳教育の理論と方法』 弘文堂 2016年
教科書の他に補足資料を使用する。
参考書 文部科学省 『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 特別の教科 道徳編』 教育出版 2018年
学習指導要領解説書は文部科学省HPにおいても公開されている。毎回の学習内容に該当する各章を読んで理解を深めること。
その他の参考文献については、授業で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(60%)、授業内テスト(20%)、授業参画度(20%)
レポート(各回のミニレポート・中間レポート・最終レポート)、期末テスト(基本的知識の習得、定着度を確認)、授業参画度(授業の視聴、クイズやアンケートへの回答状況等)により、知識・理解・思考・表現力等を総合的に評価する。
オフィスアワー Blackboardを通しての質問は直接回答するが、内容によっては資料を通して回答し共有する場合がある。

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