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令和2年度以降入学者 | 日常生活の中の経済学 | ||||
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教員名 | 今野広紀 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 音声挿入型オンデマンド教材のBlackboard上での配信により実施する。 Blackboard ID: 水曜3限→20210184 |
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授業概要 | 日常生活では経済活動のみならず,様々な経済学の仕組みが働いている。メディアにおいて報じられる様々な現象についても,経済学の仕組みを理解することで,その現象に対する解釈や解決方法を見出すことができる。本講義では,経済変動や失業,格差社会,グローバル化などの日本の経済現象を題材にしながら,経済学の仕組みを講義する。本講義を通じて,日常生活の中で起こる様々な現象に対する解釈や解決方法を修得することができる。 |
授業のねらい・到達目標 | ・経済成長が起こるために必要な要素を説明することができる。 ・経済変動が起こるメカニズムを説明することができる。 ・失業をインフレーションの関係性とその波及効果を説明することができる。 ・所得分配の重要性を理解し,所得格差の是非について議論することができる。 ・経済のグローバル化の重要性を理解し,その影響について議論することができる。 ・人口減少と少子高齢化の重要性を理解し,その将来的影響について議論することができる。 この科目は文理学部のディプロマポリシーDP2,DP3,DP4,及びカリキュラムポリシーCP2,CP3,CP4に対応しています。 ・世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる(A-2-1)。 ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。 ・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-4-1)。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 授業実施日にBlackboardを通して,オンデマンド教材を配信する(45分)。受講生はその教材を視聴し,学修すること。また,Wordファイル形式で配信される課題を解き,翌々週の講義終了時までにBlackboardを通して提出すること。課題の解答のヒントは課題提示時に示す。 なお,Blackboardの掲示板機能により質問と議論の機会を提供する。 |
履修条件 | 特になし |
授業計画 | |
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1 |
国の豊かさや貧しさの測り方とその現状を知り,経済発展のために必要な要素を学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第1章を読み,経済発展とはどのような状況を指すのかを考えをまとめておくこと。 (1時間) 【事後学習】第1回小レポート(経済発展のために必要な要素とは何か)を書き,翌週提出すること。 (3時間) |
2 |
経済成長の変動要因を学び,成長会計による分析方法を学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第2章を読み,成長会計という分析方法について考えをまとめておくこと。 (1時間) 【事後学習】成長会計という分析方法によって把握できることと把握できないことをまとめておくこと。 (3時間) |
3 |
戦後の日本の成長率を概観し,1990年代,2000年代,2010年代の日本の経済変動要因を学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第2章を読み,日本の経済変動要因について列挙しておくこと。 (1時間) 【事後学習】第2回小レポート(成長会計という分析方法によって日本の経済変動はどう評価できるか)を書き,翌週提出すること。 (3時間) |
4 |
一国の生産性の測り方を知り,生産性向上のために必要な要素を学ぶ。(オンデマンド授業) (A-3-1) 【事前学習】教科書第3章を読み,国の生産性はどのように把握することができるのか列挙しておくこと。 (1時間) 【事後学習】生産性の測り方によって把握できることと把握できないことをまとめておくこと。 (3時間) |
5 |
主要国における1人あたりGDPと産業別生産性の現状を知り,将来の日本の生産性向上のために必要な要素を学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第3章を読み,主要国における生産性の現状について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】第3回小レポート(主要国における生産性の現状から将来の日本の生産性向上のために必要な要素とは何か)を書き,翌週提出すること。 (3時間) |
6 |
経済変動のメカニズムを知り,景気浮揚のための要素を学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第4章を読み,経済変動要因について列挙しておくこと。 (1時間) 【事後学習】ケインズの主張する景気浮揚策のメカニズムをまとめておくこと。 (3時間) |
7 |
乗数効果について学び,東京オリンピックや様々な公共投資の影響の測り方の妥当性を考える。(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第4章を読み,乗数効果のメカニズムをまとめておくこと。 (1時間) 【事後学習】第4回小レポート(大規模公共投資の景気への効果測定の精度の問題点とは何か)を書き,翌週提出すること。 (3時間) |
8 |
フィリップス曲線について学び,物価と失業率の関係からみる日本の現状を議論する。(オンデマンド授業) (A-2-1) 【事前学習】教科書第5章を読み,フィリップス曲線のメカニズムをまとめておくこと。 (1時間) 【事後学習】物価と失業率の関係からみる日本の現状についてまとめておくこと。 (3時間) |
9 |
オークン法則について学び,失業率と実質GDPの関係からみる日本の現状を議論する。(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第5章を読み,オークン法則のメカニズムをまとめておくこと。 (1時間) 【事後学習】第5回小レポート(失業率と実質GDPの関係からみる日本の現状はどう評価できるか)を書き,翌週提出すること。 (3時間) |
10 |
所得分配の重要性について学び,日本の所得分配の現状を議論する。(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第6章を読み,所得分配の重要性について考えをまとめておくこと。 (1時間) 【事後学習】日本の所得分配の現状を踏まえ,何が問題であるかまとめておくこと。 (3時間) |
11 |
所得格差の現状を学び,格差社会の何が問題であるか,その解決策は何かを議論する。(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第6章を読み,所得格差の現状について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】第6回小レポート(格差社会の何が問題であるか)を書き,翌週提出すること。 (3時間) |
12 |
経済のグローバル化の重要性とその現状を知り,その影響について学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第7章を読み,経済のグローバル化の現状について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】第7回小レポート(経済のグローバル化の影響をどう考えるか)を書き,翌週提出すること。 (3時間) |
13 |
日本の人口動態を知り,人口減少社会の影響について学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第8章を読み,日本の人口動態について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】人口減少社会の影響を踏まえ,何が問題であるかまとめておくこと。 (3時間) |
14 |
日本の人口動態を知り,少子高齢化社会の影響について学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第8章を読み,少子高齢化の現状について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】第8回小レポート(人口減少社会・少子高齢化社会の影響とは何か)を書き,翌週提出すること。 (3時間) |
15 |
経済学の仕組みの学びを通じて見える日本の経済成長の見通しについて議論する。(オンデマンド授業)
【事前学習】日本の経済成長の阻害要因について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】日本の経済成長の見通しについて正負の効果をまとめておくこと。 (3時間) |
その他 | |
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教科書 | 原田 泰 『コンパクト日本経済論 (コンパクト経済学ライブラリ)』 新世社 2008年 第1版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:A-3-1,A-4-1の基準に基づく,計8回のレポート内容によって理解度を判定し,評価する。(80%)、授業参画度:A-3-1,A-4-1の基準に基づく,オンデマンド教材の視聴状況と計8回のレポート提出状況,オンデマンド教材の視聴状況によって判定し,評価する。(20%) 公欠等を除き,出席が総講義回数の2/3に達しない場合、評価の対象から除外する。 |
オフィスアワー | 質問はメール(t0001716@stu.chs.nihon-u.ac.jp)で直接,質問者に対して回答する。 |
備考 | 本科目は2020(令和2)年度以降入学者が履修可能な科目です。 |