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令和2年度以降入学者 | ジェンダー論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | ジェンダー論 | ||||
教員名 | 武内佳代 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 基本的にZoomによる同時双方向型授業および課題研究。ただし状況に応じてオンデマンド型授業や対面授業も採り入れる。授業形態を変更する場合は、そのつど授業内で知らせる。 履修者は第1回までにBlackBoardの使用法を必ず身につけておいてください。 Blackboard コースID:20210192 |
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授業概要 | 「ジェンダー」という問題から社会や生活を見つめ直し、さまざまな問題点を理解するとともに、自ら解決策を考える思考力を養う。 「ジェンダー」をめぐる抑圧状況を「自分のこと」として再認識し、他者への理解や共感を育む。 「ジェンダー」に着眼した分析・研究の方法を学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | 私たちは日ごろ男女の違いをどのように受け止めているだろうか。 体つきの違いだろうか、性格の違いだろうか、それとも趣味や衣服の違いだろうか。いずれにせよ社会生活全般において、あらゆる物事を男性/女性の二つに分けて思考し、構築することが「常識」化されていることは間違いない。この授業では、まずそのように「常識」とされている男女の様々な〈違い〉それ自体に改めて疑問をもつことからはじめたい。そして、このようなジェンダーへの視点はいまやグローバルな問題としてあることも忘れてはならない。 本授業では、以上のような認識に立って、ジェンダーをめぐる諸問題についての基本的な理解力を養い、自らそうした諸問題を解決する思考力を持つことをねらいとする。日常生活に遍在する「見えないジェンダーバイアス」を新たな視点で見直し、「常識」の権力性・抑圧性を見抜き、是正する眼を身につける。 この科目は文理学部のDP3及びCP6に対応しています。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,3,4及びカリキュラムポリシーCP2,3,4に対応しています。 ・世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる。(A-2-1) ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1) ・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1) |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 基本的に同時双方向型の講義形式だが、テーマによっては授業内でグループ分けをし、ディスカッションをする。また随時、課題研究も採り入れる。授業では、BlackBoardの「テスト」機能で回答の提出を求めることがある。この回答の提出をもって「授業に参加した」とみなす。フィードバック方法等については、授業内で指示する。 |
履修条件 | ・Zoomでの授業となるため、学内Websiteの容量に応じて定員を定める。受講希望者数が定員を超過した場合、人数調整を行う可能性があるので、必ず第1回目の授業に出席のこと。 ・履修抽選を実施するので、履修を希望する者は4月9日(金)~4月13日(火)の間に、CHIPSにて所定の手続きを行うこと。 |
授業計画 | |
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1 |
【同時双方向型】授業ガイダンス――ジェンダー研究とは何だろうか?(A-2-1)
【事前学習】「ジェンダー」という言葉の意味を調べてくる。 (2時間) 【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間) |
2 |
【同時双方向型】 「男らしさ/女らしさ」の社会学(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】「女らしさ」「男らしさ」とは何かを考えてみる。 (2時間) 【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間) |
3 |
【同時双方向型】結婚・家庭におけるジェンダー(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】「結婚」「家庭」における男女の役割差の問題を考えてみる。 (2時間) 【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間) |
4 |
【同時双方向型】〈母性〉という神話――マンガ「ブラックジャック」より(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】「母性」とは何かを考える。 (2時間) 【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間) |
5 |
【同時双方向型】女は子どもを産んで一人前?男は子どもを持って一人前??(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】自分が子どもを育てようと思う、あるいは育てようとは思わないのはなぜかを考える。 (2時間) 【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間) |
6 |
【同時双方向型】「男なんだから、男らしくすべき」を問い直す(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】「男である」ための条件とは何かを考える。 (2時間) 【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間) |
7 |
【同時双方向型】ワーク・ライフ・バランスを阻むものは何か?(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】男女で働き方の違いがあるかどうかを調べ、考えてくる。 (2時間) 【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間) |
8 |
【同時双方向型】LGBTとは誰か?(1)――同性婚問題から考える(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】同性愛と異性愛の違いを考える。 (2時間) 【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間) |
9 |
【同時双方向型】LGBTとは誰か?(2)――問題は同性愛だけじゃない!(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】「LGBT」という言葉の定義を調べる。 (2時間) 【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間) |
10 |
【同時双方向型】LGBTとは誰か?(3)――自分と異なる他者を理解するには?(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】当事者と非当事者との対話はどのようにしたら可能かを考える。 (2時間) 【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間) |
11 |
【同時双方向型】性暴力とジェンダー(1)――ドメスティック・バイオレンス/デートDV レポートの書き方(A-2-1,A-3-1,A-4-1) 【事前学習】「DV」の定義を調べる。 (2時間) 【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間) |
12 |
【同時双方向型】性暴力とジェンダー(2)――セクシュアル・ハラスメント、性の商品化 課題作品テキストの配布(A-2-1,A-3-1,A-4-1) 【事前学習】「セクハラ」の事例を調べる。 (2時間) 【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間) |
13 |
【課題研究】障害者とジェンダー/セクシュアリティ(1)――課題作品を読む(A-2-1,A-4-1)
【事前学習】課題作品を読む。 (2時間) 【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間) |
14 |
【同時双方向型】障害者とジェンダー/セクシュアリティ(2)――課題作品から考える(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】課題作品を読み込む。 (2時間) 【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間) |
15 |
【同時双方向型】これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める。レポートの提出。(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】レポートの骨子をまとめてくる。 (2時間) 【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 授業中にプリントを配布する |
参考書 | 授業中に適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業参画度:授業でのコメント、「テスト」の回答を加味する。(40%) 最終回にあたる第15回の授業内でレポートを提出する。また、授業参画度に関しては授業内でのコメントやディスカッションへの参加、「テスト」の回答といった授業態度の積極性も評価の対象とする。 本授業では、対面による参加と遠隔オンラインによる参加とにおいて成績評価に差を設けない。 |
オフィスアワー | 質問は、授業時間内にZoomのチャット機能か、授業時間外にメールで受け付ける。 |