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数と宇宙2

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令和元年度以前入学者 数と宇宙2
教員名 柳澤正久
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 総合教育科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 教室での対面授業が可能な場合には対面授業とする。
これが不可能な場合には、Zoomによるオンライン授業とオンデマンド授業を組み合わせる。

BlackboardコースID:20210232
授業概要 宇宙は数学でできているのか? について議論しているマリオ・リビオ「神は数学者か?」の日本語訳を読む。
数学、物理学に関する知識がないと分かり辛いところあるので、授業ではその部分を解説する。
同時に、数学とは正反対とも思われる内容が書かれている歎異抄を輪読する。
論理的議論と信心という相反すると思われるような内容を同時に味わう。
授業のねらい・到達目標 (1)授業のねらい
宇宙は数学でできているという主張と、ただひたすら弥陀を信じるという両極端とも思える考え方、生き方に触れ、様々な世の中の見方を理解する。
(2)到達目標
・宇宙が数学でできていると主張する根拠となる数学、物理学の概要を説明することができる。
・歎異抄の音読により、「読書百篇意自ら通ず」を会得する。

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP1, DP3, 及びカリキュラムポリシーCP2, CP6に対応しています.
授業の方法 授業の方法【講義】
毎回、授業の初めに10名ほどをあて、合計20分ほど歎異抄の一部を音読してもらう。
その後、教科書「神は数学者か?」に従って授業を進めるが、分かり難い数学や物理学の解説のみを行う(授業計画欄参照)。
「神は数学者か?」の文章は各自よく読んでおく。
履修条件 特になし。
授業計画
1 数学は発見か、発明か?:発見と発明はどう違うのか解説する。
【事前学習】発見と発明の違いは何か考えておく。 (2時間)
【事後学習】発見と発明の違いは何か復習する。 (2時間)
2 ピタゴラスの数学:ピタゴラスの定理について解説する。
【事前学習】ピタゴラスについて調べる。 (2時間)
【事後学習】ピタゴラスについて復習する。 (2時間)
3 プラトンの数学:数学におけるプラトン主義について解説する。
【事前学習】プラトンについて調べる。 (2時間)
【事後学習】プラトンについて復習する。 (2時間)
4 アルキメデスの数学:面積や体積の求め方について解説する。
【事前学習】アルキメデスについて調べる。 (2時間)
【事後学習】アルキメデスについて復習する。 (2時間)
5 ガリレオの地動説(観測編):地動説の根拠となる観測について解説する。
【事前学習】ガリレオの望遠鏡による月観測について調べる。 (2時間)
【事後学習】ガリレオの望遠鏡による木星観測について復習する。 (2時間)
6 ガリレオの地動説(幾何学編):観測事実をどのように地動説に結び付けたかを解説する。
【事前学習】ガリレオの太陽黒点観測について調べる。 (2時間)
【事後学習】ガリレオの太陽黒点観測とその結果の幾何学的説明について復習する。 (2時間)
7 デカルトの数学:デカルト座標について解説する。
【事前学習】デカルトについて調べる。 (2時間)
【事後学習】デカルトについて復習する。 (2時間)
8 ケプラーの法則:天動説から地動説への過程を解説する。
【事前学習】ニュートンについて調べる。 (2時間)
【事後学習】ニュートンについて復習する。 (2時間)
9 ニュートンの数学:なぜ微分積分法を見出したかを解説する。
【事前学習】微分積分について調べる。 (2時間)
【事後学習】微分積分について復習する。 (2時間)
10 統計と確率:正規分布について解説する。
【事前学習】正規分布について調べる。 (2時間)
【事後学習】正規分布について復習する。 (2時間)
11 ユークリッド幾何学:ユークリッド幾何学とは何かを解説する。
【事前学習】中学、高校で習った幾何学について復習する。 (2時間)
【事後学習】ユークリッド幾何学の公理について復習する。 (2時間)
12 非ユークリッド幾何学:どのような非ユークリッド幾何学があるかを解説する。
【事前学習】非ユークリッド幾何学について調べる。 (2時間)
【事後学習】非ユークリッド幾何学について復習する。 (2時間)
13 論理学と数学:論理学と数学の類似点について解説する。
【事前学習】論理学とはどんな学問か調べる。 (2時間)
【事後学習】論理学とはどんな学問か復習する。 (2時間)
14 結び目理論:結び目理論の発展について解説する。
【事前学習】生物のDNAについて勉強しておく。 (2時間)
【事後学習】ひも理論について復習する。 (2時間)
15 数学は発見か、発明か?:これまでの授業をもとに再考察する。
【事前学習】数学は発見か、発明かを考える。 (2時間)
【事後学習】数学は発見か、発明かをもう一度考える。 (2時間)
その他
教科書 マリオ・リヴィオ、千葉敏生 訳 『神は数学者か?』 早川書房 2017年
金子大栄 校注 『歎異抄』 岩波文庫 青318-2 1931年
教科書を使って授業を進めます。2冊ありますが、共に必携です。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:授業の最後にレポートを出してもらいます。(40%)、授業内テスト:授業内テスト、宿題形式、あるいはBlackboardにより出題します (毎回とは限りません)。(30%)、授業参画度:歎異抄の音読回数で採点します。(30%)
対面授業に出席できない者は、教科書「神は数学者か?」についてのレポートと歎異抄全文(教科書の39-94ページ(解説などは除く本文のみ))の音読を録音したファイルの提出すること。レポートは、手書きでA4片面10枚以上とする(表紙は付けずに、最初のページの上部に、学籍番号、氏名、提出年月日を記載すること)。
オフィスアワー 授業時間(木曜3限13:00~14:30)後の30分をオフィスアワーとします。
場所:対面授業の場合は教室。
備考 特になし。

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