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令和2年度以降入学者 | 特別支援教育概論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 特別支援教育概論 | ||||
教員名 | 髙橋智 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | オンデマンド型授業(スライド資料配信) Blackboard コースID︓ 火曜3限→20213380,火曜5限→20213382 |
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授業概要 | 本授業は教員免許状取得のための必修科目であり、特別の支援を必要とする幼児児童生徒への教育の基礎的理解に関する科目に位置づく。それとともに、特別支援教育および特別ニーズ教育・インクルーシブ教育の基本理解は、教育の専門家だけではなく、21世紀に生きる市民に不可欠の教養である。特別支援教育の問題の検討を通して、多様な市民の人権と発達が保障される多文化協同・インクルージョン社会のあり方を考えていく契機としていく。具体的には、①障害・疾病・特別ニーズを有する子どもの教育史、②特別支援教育制度の概要、③障害についての各論として「視覚障害」聴覚障害」「発達障害(自閉スペクトラム症・注意欠如多動症・学習障害・トウレット症候群)」「言語障害(とくに吃音・場面緘黙)」の理解と支援について講義を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 授業のねらい:特別の支援を必要とする幼児児童生徒への教育の基礎的理解を行う。それとともに特別支援教育および特別ニーズ教育・インクルーシブ教育の基本理解は21世紀に生きる市民に不可欠の教養であり、多様な市民の人権と発達が保障される多文化協同・インクルージョン社会のあり方を考えていく契機としていく。 到達目標:仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-4-1)。 |
授業の方法 | (1)授業の形式:講義 (2)具体的な授業方法 ①本講義は授業日に「Blackboard」にて動画資料と課題を配布する。 ②動画資料を受講し、その中で指示された文献学習・動画視聴に取り組みながら学修を行う。 ③各回の講義において課題をBlackboardにて指示するので期限内に提出する。課題提出をもって出席扱いとする。課題についてはBlackboardにて毎回フィードバックする。 ④成績評価は8回分の課題提出(7点・8回:56点)と最終レポート44点の合計100点により行う。なお、単位取得おいて最終レポート提出は不可欠である。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション、障害・疾病・特別ニーズを有する子どもの教育史①:江戸近世から明治期までについて講義【オンデマンド型】
【事前学習】シラバスを事前に確認し、「江戸近世の教育機関(寺子屋・手習い塾、藩校、郷学等)」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
2 |
障害・疾病・特別ニーズを有する子どもの教育史②:大正期から昭和戦前期までについて講義(日本とともにナチスドイツの障害者30万人の優生学的虐殺についても焦点化)【オンデマンド型】
【事前学習】「ナチスドイツのT4作戦(障害者の優生学的虐殺)」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
3 |
障害・疾病・特別ニーズを有する子どもの教育史③:戦後占領期の教育改革から1979年の養護学校教育義務制までについて講義【オンデマンド型】
【事前学習】「1979年の養護学校教育義務制」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
4 |
障害・疾病・特別ニーズを有する子どもの教育史④:障害当事者の人権保障・ノーマライゼーション・インクルーシブ教育の拡張と特別支援教育の制度化について講義【オンデマンド型】
【事前学習】「ノーマライゼーション」「インクルーシブ教育」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
5 |
特別支援教育制度の概要について講義【オンデマンド型】
【事前学習】「特別支援教育制度」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
6 |
障害についての各論として「視覚障害」および「聴覚障害」の理解と支援についてについて講義【オンデマンド型】
【事前学習】「視覚障害」「聴覚障害」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
7 |
障害についての各論として「発達障害(自閉スペクトラム症・注意欠如多動症・学習障害・トウレット症候群)」の理解と支援についてについて講義【オンデマンド型】
【事前学習】「発達障害(自閉スペクトラム症・注意欠如多動症・学習障害・トウレット症候群)」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
8 |
障害についての各論として「言語障害」、とくに「吃音」「場面緘黙」の理解と支援についてについて講義【オンデマンド型】
【事前学習】「吃音」「場面緘黙」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
9 | (この授業は1単位・8回講義で終了) |
10 | (この授業は1単位・8回講義で終了) |
11 | (この授業は1単位・8回講義で終了) |
12 | (この授業は1単位・8回講義で終了) |
13 | (この授業は1単位・8回講義で終了) |
14 | (この授業は1単位・8回講義で終了) |
15 | (この授業は1単位・8回講義で終了) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は特に定めず、講義においてダウンロードして入手すべき文献・資料等を指示する。 |
参考書 | 加瀬進・髙橋智編著 『特別支援教育総論』 一般社団法人放送大学教育振興会(NHK出版発売) 2019年 髙橋智・加瀬進監修/日本特別ニーズ教育学会編 『現代の特別ニーズ教育』 文理閣 2020年 そのほか参考となる文献・資料等については講義において随時紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:講義全体の学びをふまえて作成する最終レポートの内容による評価(単位取得おいて最終レポート提出は不可欠)(44%)、授業参画度:各回の課題の提出状況と内容による評価(56%) 成績評価は8回分の課題(7点・8回:56点)と最終レポート44点の合計100点により行う。なお、単位取得おいて最終レポート提出は不可欠である。 |
オフィスアワー | メール、Blackboardにて対応する。 |
備考 | 講義担当者(文理学部教授・博士(教育学)・東京学芸大学名誉教授・放送大学客員教授)の専門は特別支援教育・特別ニーズ教育・当事者研究・発達教育学・特別教育史・北欧特別教育ケア・矯正教育等であり、40年以上にわたり、法務省矯正局外部アドバイザー・日本特別ニーズ教育学会代表理事・日本特殊教育学会副理事長・地域自立支援協議会会長・児童発達支援センター運営協議会会長等を歴任しながら、当該分野の理論と実践に取り組んできた。現在も日々取り組んでいる小中学校の巡回発達相談、児童発達支援センターおよび少年院における発達相談臨床のほか、数十回にわたる北欧(スウェーデン、ノルウェー、アイスランド、フィンランド、デンマーク)・バルト三国・ロシア・アジア諸国への調査・学術交流をふまえながら講義を進めていく。 |