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令和元年度以前入学者 | 教職実践演習(中・高) | ||||
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教員名 | 程田充彦 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 主としてBlackboardを用いて学習資料を配信するオンデマンド授業を行う。 Blackboard ID: 水曜3限→20213450 金曜2限→20213449 |
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授業概要 | 学級経営力(生徒指導力を含む)と授業力に焦点を当て、学級経営の内容、適切な生徒指導の方法、保護者対応や授業方法、授業の作り方など現場で対応できる力を高める授業を行う。また、教職の経験をもとに、実際に現場で体験した今日的な課題(いじめ問題、不登校、体罰に頼らない適切な生徒指導技術、保護者対応、授業の作り方等)への対応を実践的な観点から指導する。 |
授業のねらい・到達目標 | (1)学級経営の意義と内容(生徒指導技術を含む)を理解し、学級を経営することができる。 ・学級経営の意義を理解し、どのような内容を実践するかを説明できる。 ・体罰に頼らず、自己解決力を身に着けさせる指導技術の基本が実践できる。 ・保護者に対する適切な対応が実践できる。 (2)「主体的・対話的で深い学び」を目指した基本的な協同学習の授業づくりができる。 ・協同学習の基本的な流れと具体的な指導方法がわかり授業が構成できる。 ・学習指導要領の見方や活用方法がわかり協同学習の指導案を作成することができる。 ・協同学習を活用した「主体的・対話的で深い学び」の授業イメージを持つことができる。 (3)教師になることについての誇りと使命感を議論し述べることができる。 ・教師の陥りやすい状況を知ることができる。 ・誇りと使命感を失わないための生涯にわたる考え方について議論するこができる。 |
授業の方法 | (1)授業の形式(演習) 教育現場の今日的問題について、Blackboardで資料(PDF形式)を示し演習形式で授業を行う。 (2)具体的な授業の方法(演習形式) ・Blackboardで授業資料(PDF形式)、演習課題や提出課題を公開する。 ・掲示板を活用して出席確認を行う。掲示板で授業の質問も受け付ける。 ・授業は前半と後半に分けて実施し、前半に演習課題を提示するので、自分の意見をもって 後半の授業を受けること。最後にその時間全体を通しての課題を出すので提出する。 次の時間までに、Blackboardを通して課題へのフィードバックをする。 ・原則時間割の時間に学習すること。掲示板への出席確認で前半の授業を受けたこと、後半 の授業後に出す課題を提出することで後半の授業を受けたことををそれぞれ確認する。 ・参考図書を活用して授業を進めることがあるので参考図書は必ず用意すること。 ・必ず事前学習をしてから授業に取り組み、毎時、事後学習の問題とは別に簡単な課題を提 示するので回答する。回答の提出方法についてはその都度指示する。 ・第6回、第13回の学習後にまとめの課題をだすので提出する。第14回の課題は、授業内試 験として扱う。 ・毎時の課題への回答は、必要に応じて次の時間の資料で配信するので、復習する。 ・質問やそれに対する回答などは掲示板やメール等を活用する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(本講座の狙いの確認及び接続確認)。法的根拠から教育の目的を再確認し、今日的課題との関係を検討する。また、望ましい職業観と勤労観についても触れる。
【事前学習】教育の今日的課題について自分の意見をまとめておくこと。 (1時間) 【事後学習】本時の授業内容に関した問題を提示するので各自解答を作成すること。 (2時間) |
2 |
教師の専門性について検討し、学級経営の意義について学ぶ。また、今日的教育課題の中から自己研修課題を選択する。
【事前学習】教師の専門性について自分の意見をまとめておくこと。 (1時間) 【事後学習】本時の授業内容に関した問題を提示するので各自解答を作成すること。 (2時間) |
3 |
学級経営の内容を学ぶ。また、学級経営の一つの手段として構成的グループエンカウンターの意義と方法を学び効果を検討する。
【事前学習】構成的グループエンカウンターについて調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】本時の授業内容に関した問題を提示するので各自解答を作成すること。 (2時間) |
4 |
学級経営案の作成の仕方や評価について学び、学級目標や経営目標を作成してみる。
【事前学習】学級を経営するとはどういうことかを事前に調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】本時の授業内容に関した問題を提示するので各自解答を作成すること。 (2時間) |
5 |
学級担任の法的な立場を学び担任としての1日の具体的な行動がわかる。体罰につながりやすい行動と体罰の影響について検討する。
【事前学習】体罰とその原因について自分の意見をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】本時の授業内容に関した問題を提示するので各自解答を作成すること。 (2時間) |
6 |
生徒との効果的なコミュニケーション技術とそれに伴う体罰に頼らない指導技術を学ぶ。指導技術を活用した具体的な生徒指導上の事例について検討する。
【事前学習】中高生の発達の特徴について各自調べておくこと。 (3時間) 【事後学習】生徒の具体的な事例についてどのように指導するかをレポートにして提出すること。 (3時間) |
7 |
問題行動が生じた場合に担任が対応する一般的な手順を学び、その手順に沿っていじめの具体的な事例を検討する。いじめの定義、発見のポイントについても学ぶ。
【事前学習】いじめられる側、いじめる側に分けてどのように接するか自分の考えをまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】さまざまないじめを本時の授業を基に自分なりに分類してみること。 (2時間) |
8 |
今日的な保護者問題の概要を学び、保護者からの要望や苦情への対応をロールプレイング形式で検討することを通して基本的な対応方法がわかる。
【事前学習】最近の出来事の中から保護者の要望、苦情にはどんなものがあるかを各自調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】第2回の授業で選択した自己研修課題につて中間報告をまとめること。 (2時間) |
9 |
中間ヒアリング。これまでの授業方法について振り返り検討する。
【事前学習】これまでの授業について内容や方法などについてまとめておくこと。 (3時間) 【事後学習】第1回~第8回までの授業内容についての問題を提示するので各自解答を作成すること。 (3時間) |
10 |
「主体的・対話的で深い学び」とは何かを学び、よい授業について検討する。また、学習指導要領をどのように活用し授業を創っていくかがわかる。
【事前学習】中学校学習指導要領(平成29年公示)の第1章総則第1、2、3の部分を読んでおくこと。 (3時間) 【事後学習】本時の授業内容に関した問題を提示するので各自解答を作成すること。 (1時間) |
11 |
協同学習の基本的な流し方と効果及び活用できる指導方法のいくつかを学ぶ。協同学習を効果的に進めるための学習課題提示の仕方を検討する。
【事前学習】指導案を作成する授業の内容に関する学習指導要領の部分を読み、各自指導案を検討しておくこと。 (1時間) 【事後学習】本時の授業内容に関した問題を提示するので各自解答を作成すること。 (2時間) |
12 |
指導案の意義と形式及び協同学習の授業構成の仕方を学び学習指導案を作成する。本講座において作成する指導案の形式と同時に提出する資料について説明する。
【事前学習】よい指導案とはどのような指導案かを検討しておくこと。 (1時間) 【事後学習】本時の授業を基に、協同学習の授業を自分の教科に当てはめた場合、教科に特有な留意点について検討すること。 (2時間) |
13 |
協同学習を取り入れて作成した各自の学習指導案を実施した場合を想定して、授業のどの部分が「主体的・対話的で深い学び」につながっていると思われるか、またその効果はどうだったかを検討する。
【事前学習】各自、自分の教科で協同学習を取り入れた指導案を作成しておくこと。 (3時間) 【事後学習】各自の指導案を基に授業実施のシュミレーション結果を検討し、指定されたレポートを提出すること。 (2時間) |
14 |
まとめの試験を実施する。
【事前学習】これまでの授業内容に関係した練習問題を中心に復習すること。 (4時間) 【事後学習】解答を作成し提出するとともに、これまでの学習を整理すること。 (2時間) |
15 |
試験の補足説明と教師の使命感について学ぶ。ベテラン教師が陥りやすい状況について検討する。
【事前学習】ベテラン教師が陥りやすい状況について自分の意見をまとめておくこと。 (1時間) 【事後学習】学習内容を振り返り教師になることの意味を自覚すること。 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は特になし。必要に応じて授業ごとに資料を配布する。 |
参考書 | 文部科学省 『中学校学習指導要領(平成29年告示)』 東山書房 『教育六法』 どこの出版社でもよい 2020年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:第6回、第13回のレポートの提出状況を評価する。(30%)、授業内テスト:授業内試験として第14回課題レポートを評価する。(60%)、授業参画度:各時間の課題提出状況、掲示板への書き込み状況などを評価する。(10%) |
オフィスアワー | メールや掲示板などで相談を受け付ける。メールアドレスは最初の時間に提示する。 |
備考 | シラバスの授業内容は最新の社会の出来事などを検討するために状況によって前後することがある。 |