検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 社会科・地理歴史科教育法Ⅱ | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | 社会科・地理歴史科教育法Ⅱ | ||||
教員名 | 宇野彰人 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 同時双方向型授業(Zoom) Blackboard ID:20213475 |
---|---|
授業概要 | 2030年を一つの目標として動き始めた社会や学校教育の改革を踏まえて、新たな社会科・地歴科授業の在り方を、様々な資料や地図を通して探究する。教員経験や小・中・高の社会科授業を教育行政及び研究会の立場から数多く観察し、アドバイスしてきた経験を生かして、生徒の「主体的・対話的で深い学び」を促し、地理的技能(地図技能、フィールドワーク技能)を高めながら「見方・考え方」を働かせて地域的特色を捉えさせる授業の在り方を実践的に学ぶ。、 |
授業のねらい・到達目標 | 小・中・高で必修となった「地理学習」の系統性を追究しながら、授業の進め方をシミュレートしながら身に付ける。 ⑴地図帳や電子地図などの様々な地図を用いて、読図、描図、作図能力を高める(A-2) ⑵自地域のフィールドワークを通して、地理的な見方考え方を働かせながら地域の特色を捉える手法を身に付ける(A-4) ⑶求められる資質・能力(目標)と、生徒の主体性を促す指導の工夫、及び新しい評価の在り方を念頭に置いた指導計画を作成できる(A-4,6) この科目は文理学部(学士(地理学)のDP2・4・6及びCP2・4・6に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義,演習,研究,グループ協議】主として事前学習の内容に関する質疑やグループ協議を通して理解を深める学修。 課題とフィードバック:各授業のまとめ(リアクションペーパー)や⑴⑵⑶に関する課題レポートについては,その都度フィードバックする。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
アフターCOVID-19・GIGAスクール構想について、様々な資料から捉え、グループ協議を通して意見交換しながら理解を深める【同時双方向型】
【事前学習】提示された各種資料を読み込み、理解したことや疑問点や不明点を明らかにしながら、グループ協議に積極的に参加できるように準備する。 (2時間) 【事後学習】求められている新しい授業を、具体的にどのように実践するか教室風景や授業をイメージし、メモする。 (1時間) |
2 |
Ⅰ 地図との対話【同時双方向型】 ⑴地図帳と様々な電子地図を活用して地域の特色を探究する。世界と日本の略地図を描く。 【事前学習】地図帳と電子地図(地理院地図、GoogleMaps、GoogleEarth、世田谷区の地震防災マップ・洪水・内水氾濫ハザードマップ)をパソコン等にダウンロードして授業中に使えるようにしておく。 (1時間) 【事後学習】略地図を描く練習をする (1時間) |
3 |
Ⅰ 地図との対話【同時双方向型】 ⑵各自の略地図をグループで見ながら生徒の描かせる際のポイントを協議し、理解する。 【事前学習】略地図を描き、その際の難しい点、留意点等をメモしておく (1時間) 【事後学習】ビデオを見て復習する (1時間) |
4 |
Ⅰ 地図との対話【同時双方向型】 ⑶暗記学習から脱却した「諸地域学習」の在り方を、地図帳を用いた作業を通して理解する 【事前学習】「九州地方」の基本(一般)図を見て、発問や作業を考える (1時間) 【事後学習】九州地方」の単元の学習構造図(WebMap)を作成する (1時間) |
5 |
Ⅰ 地図との対話【同時双方向型】 ⑷各自が作成した学習構造図(WebMap)を見ながら、グループ協議を通して「九州地方」の学習の構造を考察する(プレゼンする)。 【事前学習】「九州地方」の単元の学習構造図(WebMap)を作成し、疑問点や不明点を彰隆にしておく (1時間) 【事後学習】「中国・四国地方」の基本(一般)図を見て、発問や作業を考える (1時間) |
6 |
Ⅰ 地図との対話【同時双方向型】 ⑸「日本の諸地域」の各地方の地図帳の基本図を用いた第1時の授業と、まとめの授業の在り方を整理し、まとめ、理解する 【事前学習】ビデオを見て予習する (1時間) 【事後学習】近畿~北海道地方の中から一つ選択して学習構造図(WebMap)を作成し、提出する (2時間) |
7 |
Ⅱ 地域の観察・調査の手法【同時双方向型】 ⑴様々な地図の読図から自地域の特色及び持続可能な発展の観点から課題等を見い出し、観察・調査のテーマを画定する。 【事前学習】様々な地図から自地域の特色となる事象を読図する (1時間) 【事後学習】観察・調査計画を作成する。自地域の観察を実施する (3時間) |
8 |
Ⅱ 地域の観察・調査の手法【同時双方向型】 ⑵自地域の観察結果をプレゼンし、相互評価する。 【事前学習】プレゼンの準備をする (2時間) 【事後学習】各自のテーマに基づいた調査活動を実施する (3時間) |
9 |
Ⅱ 地域の観察・調査の手法【同時双方向型】 ⑶自地域の調査結果をプレゼンし、相互評価するーその1- 【事前学習】プレゼンの準備をする (2時間) 【事後学習】プレゼンから「地域調査の手法」の指導のポイントをまとめる (2時間) |
10 |
Ⅱ 地域の観察・調査の手法【同時双方向型】 ⑷自地域の調査結果をプレゼンし、相互評価するーその2- 【事前学習】プレゼンの準備をする (2時間) 【事後学習】プレゼンから「地域調査の手法」の指導のポイントをまとめる (1時間) |
11 |
Ⅱ 地域の観察・調査の手法【同時双方向型】 ⑸自地域の学習を転移させ汎用性を高める方法を考察する 【事前学習】学習指導要領(解説)を読み、「地域調査の手法」の学習の目標等を理解する (1時間) 【事後学習】ビデオを見て「地理的な見方・考え方」について理解を深める (1時間) |
12 |
Ⅲ 目標と資料と評価を一体化させた指導計画の作成【同時双方向型】 ⑴「主体的・対話的で深い学び」を促す指導の在り方をグループ協議を通して理解を深める 【事前学習】ビデオを見て、「主体的・対話的で深い学び」について理解したこと、疑問点、不明な点を明らかにしておく (1時間) 【事後学習】「主体的・対話的で深い学び」を促す授業例を考案する (1時間) |
13 |
Ⅲ 目標と資料と評価を一体化させた指導計画の作成【同時双方向型】 ⑵「主体的に学習に取り組む態度」の評価の在り方をグループ協議を通して理解を深めdる 【事前学習】ビデオを見て、「「主体的に学習に取り組む態度」の評価」について理解したこと、疑問点、不明な点を明らかにしておく (1時間) 【事後学習】様々な年間指導計画を収集しておく (1時間) |
14 |
Ⅲ 目標と資料と評価を一体化させた指導計画の作成【同時双方向型】 ⑶授業時数等指導計画作成の基本について様々な資料から理解し、指導計画を作成する 【事前学習】収集した年間指導計画から理解したことや疑問点・不明点を明らかにしておく (1時間) 【事後学習】指導計画を作成し提出する (2時間) |
15 |
Ⅲ 目標と資料と評価を一体化させた指導計画の作成【同時双方向型】 ⑷目標と資料と評価を一体化させる意義を理解する。自己評価を行う 【事前学習】作成した指導計画について説明できるようにしておく (1時間) 【事後学習】3つのセクションの学修について復習する (2時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | 帝国書院編集部 『中学校地図帳 (中学校社会科地図(ISBN 978-4-8071-6470-7))』 帝国書院 2021年 第1版 |
参考書 | 授業の中で紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:授業のまとめ(リアクションペーパー)や課題レポートの内容、提出状況を総合的に評価する(60%)、授業参画度:事前学習への取り組みを授業中の質問やグループ協議での発言及びグループ活動への参加態度等から評価。(40%) |
オフィスアワー | 毎回授業の終了時に実施する。 |