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令和2年度以降入学者 | 社会科・公民科教育法Ⅱ | ||||
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令和元年度以前入学者 | 社会科・公民科教育法Ⅱ | ||||
教員名 | 梶輝行 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンド型授業(PowerPointによるスライド資料配信に基づき、各回の授業内容を音声・画像付きで講義する) Blackboard 前期集中(社会科・公民科教育法Ⅰと連関。Ⅰの第1回授業でも日程は説明) 20213483 |
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授業概要 | 本講義は、これまでの公立高校での授業実践と学校経営の経験、そして教育委員会事務局の指導主事や文部科学省の学習指導要領改訂の委員としての教育行政の経験をもとに、社会科・公民科の教員として教科・科目についての理解と実際に授業実践する指導力の形成と向上は、現代の学校教育にとって不可欠な教科専門の分野にあり、教科・科目の特性や指導法について考察し理解を深める。また、新学習指導要領に基づくカリキュラム・マネジメントの知識と技能を身に付け、生徒の能力や個性を伸ばす教科指導法とは何かについて考察し、また課題の解決を通じて理解を深める。本講義のテーマは「中学校社会科・高等学校公民科の授業づくりのスキルと実践的指導力について演習等を通じて身に付ける」ことである。 |
授業のねらい・到達目標 | 1)子供の認識・思考、学力等の実態を視野に入れた授業設計の重要性を理解している(A-1-4)。 2)当該教科の特性に応じた情報機器及び教材の効果的な活用法を理解し、授業設計に活用することができる(A-3-4)。 3)学習指導案の構成を理解し、具体的な授業を想定した授業設計と学習指導案を作成することができる(A-5-4)。 4)模擬授業の実施とその振り返りを通して、授業改善の視点を身に付けている(A-8-4)。 5)当該教科における実践研究の動向を知り、授業設計の向上に取り組むことができる(A-7-4)。 |
授業の方法 | 講義・演習 社会科・公民科教育法Ⅰで学んだ知識とスキルを活用して、中学校社会科と高等学校公民科の科目の指導計画を作成し、それに基づいて具体的な単元指導計画と学習指導案を検討・考察を通じて練り上げ、実際に単元場面を選択して模擬授業の想定と実践考察を行い、作業的・体験的な想定の模擬授業の振り返りをも含めて、授業の実践的な知識と指導スキルを身に付け、社会科教育全体を考察する。本授業では事前学習1時間程度と事後学習2時間程度を目安とする。各授業回のオンデマンド配信に関しては第1回の授業で日程確認を行い、それに基づいて計画的に学習する。またオンデマンドのため配信後は学期期間内においてはいつでも何度でも視聴できるので学習の振り返りや繰り返し学習にいかすなど、各自計画的に学習する。この際、課題提出や授業内での確認テストの実施日は日時指定するので、十分留意して対応する。 |
履修条件 | 特になし。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業の目的・目標と内容、授業展開の概要説明)
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (1時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) |
2 |
中学校社会科教育の現状整理と学習指導要領に基づく理解
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (1時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) |
3 |
中学校社会科の年間指導計画の作成と考察
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (1時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) |
4 |
中学校社会科の単元指導計画と学習指導案の作成と考察
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (1時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) |
5 |
中学校社会科の授業実践演習(学習指導案の想定考察を通した指導改善と振り返り)
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (1時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) |
6 |
中学校社会科の授業実践演習(単元場面の模擬授業の想定考察)
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (1時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) |
7 |
中学校社会科の授業実践演習(模擬授業の想定考察を通した指導改善と振り返り)
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (1時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) |
8 |
高等学校公民科教育の現状整理と学習指導要領に基づく理解
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (1時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) |
9 |
高等学校公民科の年間指導計画の作成と考察
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (1時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) |
10 |
高等学校公民科の単元指導計画と学習指導案の作成と考察
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (1時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) |
11 |
高等学校公民科の授業実践演習(学習指導案の検討・考察)
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (1時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) |
12 |
高等学校公民科の授業実践演習(単元場面の模擬授業の想定考察と振り返り)
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (1時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) |
13 |
高等学校公民科の授業実践演習(模擬授業の想定考察を通した指導改善と振り返り)
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (1時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) |
14 |
中学校と高等学校の公民分野の教育の連続性と一貫性の考察/学習内容の確認
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (1時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) |
15 |
学校での社会科教育全体について現状と課題の考察
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (1時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 梶 輝行 『社会科・地理歴史科・公民科教育法講義』 糸岡書肆 2021年 第新版 梶 輝行 『高校カリキュラム・マネジメントの基本』 学事出版 2018年 第1版 社会科・公民科教育法Ⅰで活用した『社会科・地理歴史科・公民科教育法講義』(新学習指導要領対応の新版)と『高校カリキュラム・マネジメントの基本』を継続して活用する。なお、後者についてはプロローグ、第1章、第3章、第4章を事前に熟読し、新学習指導要領に求められているカリキュラム・マネジメントの基本的な理論と実践の具体性について考察に努め、いかに授業づくりと授業実践にいかすかを探究する。 中学校学習指導要領解説の社会科と高等学校学習指導要領解説の公民科、それに評価資料については、Ⅰと同様に文部科学省と国立教育政策研究所のホームページよりダウンロードしたものを活用する。また自ら活用した中学校社会科と高等学校の公民科の科目の教科書を用意する。 |
参考書 | 中学校社会科の教科書と高等学校公民科の科目教科書についての用意は、自らが各校種で活用した教科書などを使用するので準備すること。 中学校社会科と高等学校公民科の新学習指導要領の解説と評価資料は、文部科学省と国立教育政策研究所のホームページからダウンロードして活用すること。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:1回:中学校社会科の授業づくりに関する資料を作成し、メール添付で提出(40%)、授業内テスト:1回:高等学校公民科の授業づくりに関する設問に答え、メール添付で提出(60%) レポートについては授業全体で1回を課す予定である。試験については遠隔授業の中で学習内容の確認として1回実施の予定である。詳細は授業の中で案内する。成績評価は上記により総合的に行うものとする。遠隔授業による学修管理は、学生各自が主体的・自律的に取り組む。 |
オフィスアワー | 授業内で案内するメールアドレスを活用する。また、Blackboardの掲示板等も活用する。 |
備考 | 社会科・公民科教育法Ⅰの学修を踏まえて取り組む科目として、社会科と公民科の授業づくりと授業実践に向けた指導法を理論的・実践的に身に付けることを主眼としている。Ⅰで作成した年間指導計画と学習指導案細案に基づきながら、授業プリントなど補助教材の作成や指導上の発問・指示内容の整理、ICTを活用したスライド作成など、授業全体を通じて、遠隔授業の特性をもいかしながら作業的・体験的な学修と課題活動等に取り組む。 |