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令和2年度以降入学者 | 書の鑑賞 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 書の鑑賞 | ||||
教員名 | 徳泉さち | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 同時双方向型授業 (Zoomによるライブ中継) 最新の情報はBlackboardにて知らせますので、必ず登録しまめにチェックしてください。 BlackboardID:20213561 なお、博物館や美術館での見学会を授業の一環として予定しています。 |
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授業概要 | 書を鑑賞する、とはどのような行為なのだろうか。 人々が如何に書をコレクションし鑑賞してきたのか、中国や日本におけるいくつかの具体な事例をとりあげながら考えていく。 そうした書作品の受容史を踏まえたうえで、現代の学校教育や博物館、美術館などで展開されている鑑賞教育の実践例について検討する。 |
授業のねらい・到達目標 | 書はわかりにくい、どのように味わえばよいかわかならいという意見をよく耳にする。 そのわかりにくいモノが、なぜ今に至るまで尊ばれ、人々に鑑賞されてきたのか。文献記事や画像資料から、日中の鑑賞のありようを分析し理解する。 あわせて、現代における書の鑑賞のありかたについて、受講者各人がアイディアを構想する。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 基本的に、遠隔授業(zoom)で進め、場合により課題研究の回を挟むことを予定している。 画像資料や、文献記事などを画面共有でみながら解説をくわえていく。 授業内容の理解のために、各自で美術館や博物館に出向くことが必要となる。 見学すべき展覧会や作品については、授業内で指示をだす。 フィードバック方法等については、授業内で指示する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業の概要と進め方について説明)
【事前学習】今までにみて印象に残った書作品のメモをつくる (2時間) 【事後学習】現在開催されている展覧会をチェックし、見たい作品について調べる (2時間) |
2 |
唐時代にいたるまでの書の鑑賞について
【事前学習】指定テキストの136から141ページをよみ、該当時代の著名な作品を把握する。 (2時間) 【事後学習】授業で扱った作品について、指定テキストの該当ページをよみ概要を理解する。 (2時間) |
3 |
北宋時代における書の鑑賞について
【事前学習】北宋の四大家について、各人の伝記と主要な作品を調べてまとめる。 (2時間) 【事後学習】授業で扱った作品について、指定テキストの該当ページをよみ概要を理解する。 (2時間) |
4 |
北宋の徽宗皇帝の書画蒐集とその鑑賞のありかた
【事前学習】指定したテキストの62から64ページを熟読 (2時間) 【事後学習】授業で扱った作品について、指定テキストの該当ページをよみ概要を理解する。 (2時間) |
5 |
清の乾隆帝の書画蒐集について
【事前学習】指定したテキストの65から66ページを熟読 (2時間) 【事後学習】故宮博物院のHPを閲覧し、作品データベースから興味のある作品を選定し、その概要を調べる (2時間) |
6 |
清の乾隆帝の書画鑑賞について
【事前学習】指定したテキストの148から152ページを熟読 (2時間) 【事後学習】故宮博物院のHPを閲覧し、作品データベースから興味のある作品を選定し、その概要を調べる (2時間) |
7 |
正倉院宝物について
【事前学習】指定したテキストの68から73ページを読み、奈良時代の書作品を知る。 (2時間) 【事後学習】正倉院のHPを閲覧し、その歴史や成り立ちの理解を深める (2時間) |
8 |
東大寺献物帳について
【事前学習】正倉院のHPを閲覧し、正倉院宝物データベースから興味のある作品を選定する。 (2時間) 【事後学習】授業で扱った作品について、指定テキストの該当ページをよみ概要を理解する。 (2時間) |
9 |
手鑑をとおして、古筆の鑑賞のありかたを探る
【事前学習】指定したテキストの74から81ページを読み、平安時代の書について理解を深める。 (2時間) 【事後学習】根津美術館、畠山美術館、出光美術館のHPを閲覧し、古筆作品にふれる。 (2時間) |
10 |
東山御物をとおして、書画鑑賞のあり方を探る
【事前学習】指定したテキストの82から89ページをよみ、平安、室町時代の主要な書作品を知る。 (2時間) 【事後学習】授業で扱った作品について、指定テキストの該当ページをよみ概要を理解する。 (2時間) |
11 |
書画会をとおして、江戸時代の鑑賞のあり方を探る
【事前学習】指定したテキストの90から92ページをよみ、江戸時代の主要な書作品を知る。 (2時間) 【事後学習】国立歴史民俗博物館HPを閲覧し、書画会に関する資料について理解する。 (2時間) |
12 |
博物館制度の移入により書の鑑賞はどのように変容したか
【事前学習】指定したテキストの132から135ページを読み、表装の形式を理解する。 (2時間) 【事後学習】授業で扱った作品について、指定テキストの該当ページをよみ概要を理解する。 (2時間) |
13 |
現代の博物館や美術館で行われている鑑賞教育プログラムについて
【事前学習】文部科学省のHPを閲覧し、学習指導要領の内容を理解する。 (2時間) 【事後学習】授業で扱った作品について、指定テキストの該当ページをよみ概要を理解する。 (2時間) |
14 |
現代の学校教育現場で行われている鑑賞教育プログラムについて
【事前学習】指定したテキストの156から162ページを読み、学校教育における鑑賞教育の位置付けを理解する。 (2時間) 【事後学習】授業で扱った作品について、指定テキストの該当ページをよみ概要を理解する。 (2時間) |
15 |
書の鑑賞の総括と問題解説
【事前学習】指定テキストの資料編を読み、総ざらいをしておく (2時間) 【事後学習】授業で扱った、博物館、美術館のHPを閲覧し収蔵作品について復習する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 全国大学書道学会編 『書の古典と理論 改訂版』 光村図書出版 2020年 第1版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:授業への取り組みや提示した課題の習熟度などを評価します。(100%) |
オフィスアワー | 適宜、Blackboardで受け付けます。 |