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化学概論2

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令和2年度以降入学者 化学概論2
令和元年度以前入学者 化学概論2(物理学科)
教員名 柳川昭久
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信)
初回講義開始までにBlackBoardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackBoardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。
BlackBoard ID:20213566
授業概要 教職を目指す学生に化学の体系を示し、化学の基礎的な概念を習得する。
授業のねらい・到達目標 化学のコア概念を形成する鍵となる用語の意味と働きを捉え説明できることを目的とする (A-1-1)。
受講者の所属学科が文系から理系にわたっているので、化学の初歩も教示する用意がある。この講義は従来通年で行っていた化学概論を、半期ごとに化学概論1、化学概論2と分けたものである。化学のコア概念を理解するためには、1と2の両方を受講して欲しい。

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。

なお,新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)で物理学科の専門科目として本講義を受講する場合,この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP1 及びカリキュラムポリシーCP1 に対応しています。
授業の方法 授業の形式:【講義】
シラバスの内容に沿って、Blackboard上に授業資料および課題(あるいは小テスト)を提示する。
課題および小テストの解答は期限までに提出すること。(期限はその都度指定する)
関連したトピックスを紹介する際にも資料を配布する予定である。
授業計画
1 ガイダンス 授業のテーマや到達目標および授業の方法について説明する。 (A-1)
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解しておく。 (2時間)
【事後学習】第2回以降の授業に備え、専門用語の正確な意味等を抑えておく。 (2時間)
2 物質の状態1 理想気体、実在気体 (A-1)
【事前学習】理想気体について調べておく。 (2時間)
【事後学習】理想気体と実在気体の概念についてまとめる。 (2時間)
3 物質の状態2 気体の溶解度、気体拡散の法則 (A-1)
【事前学習】水に溶け易い気体の種類について調べておく。 (2時間)
【事後学習】二酸化炭素等の溶解度についてまとめる。 (2時間)
4 物質の状態3 溶液の種類と濃度、溶解度、溶解度積 (A-1)
【事前学習】水にショ糖や塩化ナトリウムがどのくらい解けるのかを調べておく。 (2時間)
【事後学習】溶解度と溶解度積の関係についてまとめる。 (2時間)
5 物質の状態4 活量および活量係数、浸透圧、沸点上昇 (A-1)
【事前学習】希薄溶液の一般的性質について調べておく。 (2時間)
【事後学習】浸透圧および沸点上昇の導き方についてまとめる。 (2時間)
6 物質の状態5 コロイド、ブラウン運動、表面活性 (A-1)
【事前学習】溶液中での粒子の挙動について調べておく。 (2時間)
【事後学習】溶液中での粒子の分散状態等をまとめる。 (2時間)
7 物質の状態6 固体、結晶系、元素の充填形式 (A-1)
【事前学習】基本的な個体の結晶系について調べておく。 (2時間)
【事後学習】面心立方格子、体心立方格子、六方最密構造についてまとめる。 (2時間)
8 反応速度1 反応速度、活性化エネルギー、触媒 (A-1)
【事前学習】反応速度の表し方について調べておく。 (2時間)
【事後学習】反応速度と触媒、活性化エネルギーと触媒との関係をまとめる。 (2時間)
9 反応速度2 反応熱、化学平衡 (A-1)
【事前学習】化学反応により発生する熱の例について調べておく。 (2時間)
【事後学習】反応熱の計算法および平衡定数の導き方についてまとめる。 (2時間)
10 酸と塩基1 アレニウスの定義、ブレンステッド・ローリーの定義 (A-1)
【事前学習】酸および塩基の具体的な例を調べておく。 (2時間)
【事後学習】酸および塩基の定義についてまとめる。 (2時間)
11 酸と塩基2 pH、緩衝溶液 (A-1)
【事前学習】pHの定義について調べておく。 (2時間)
【事後学習】pHの導き方および緩衝溶液中でのpHの変化についてまとめる (2時間)
12 酸化還元反応1 酸化還元の定義、酸化数 (A-1)
【事前学習】酸化還元反応の身近な例について調べておく。 (2時間)
【事後学習】酸化還元と酸化数の関係についてまとめる。 (2時間)
13 酸化還元反応2 電池、水素電極、標準電極 (A-1)
【事前学習】電池の種類について調べておく。 (2時間)
【事後学習】各種電池の特性、構造についてまとめる。 (2時間)
14 授業内試験(課題)と解説 (A-1)
【事前学習】第2回〜第13回の授業内容を復習し、ノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】疑問点に対して理解したことをノートにまとめる。(A4) (2時間)
15 授業全体のまとめ、理解度確認とその解説を行う(演習問題を含む)。 (A-1)
【事前学習】これまでの授業内容および課題または小テストで解決できなかった問題をノートにまとめる。 (2時間)
【事後学習】今までの課題および小テストの内容等を確認し、分かりにくいところをまとめる。 (2時間)
その他
教科書 なし。
参考書 長島弘三、富田功 『一般化学(四訂版)』 裳華房 2016年 第46版
小林憲司、三五弘之、中村朝夫、南澤宏明、山口達明 『化学の世界への招待』 三共出版 2009年
いずれも化学の基本的知識を習得するのに適した書物だと思います。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(100%)
毎回、授業内で課題および小テストを行い、解答の正確さ、および課題内容についての理解度から達成度(A3,A4)を評価する。
オフィスアワー Blackboardを通じて。

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