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情報資源組織論

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令和2年度以降入学者 情報資源組織論
令和元年度以前入学者 情報資源組織論1
教員名 村上郷子
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 オンデマンド授業(PowerPointによるスライド資料配信、もしくは録画授業配信)+課題研究Blackboardを通じた学習資料配信
授業概要 情報資源組織化に関する基礎的知識を修得する。具体的には、記述目録法及び主題組織法、情報技術(OPAC、MARC、集中目録作業、分担目録作業、メタデータ)の目的、機能、歴史、その実際などについて講義する。
授業のねらい・到達目標 数多くの情報のなかから必要なものを検索、利用するためには、それを整理(組織化)することが欠かせない。本科目では、特に図書館で扱う情報資源の組織化について、記述目録法及び主題組織法、情報技術を中心にその意義、目的、理論、および方法について扱う。したがって、次の目標を達成してもらいたい。
1) 情報資源組織化の概念およびその方法について理解し、説明できる。
2) 記述目録法及び主題組織法に関する基礎的知識を身につけることができる。
3) コンピュータ技術を利用した情報資源組織化に関する情報技術の基礎的知識を習得し、説明できる。
授業の方法 授業の形式 : 【講義】
授業はオンラインによるオンデマンド形式で行う。
 授業で扱う内容については、テキストの該当箇所を指示するほか、事前に授業のレジュメ(穴埋めあり)等の配付資料をBlackboardに掲載する予定である。事前学習を行うとともに、毎回授業の初めに、前回の復習を兼ねた重要事項の確認をしていくことで、自らの知識、技術の定着を図っていく。
授業計画
1 ガイダンス、情報資源の組織化とは何か(意義・目的)
【事前学習】Blackboardに第1回目レジュメを掲載予定。『情報資源組織論』のテキスト(以下『組織論』)1-16頁を読んで疑問点をまとめること。 (1時間)
【事後学習】授業の事後学習では、第1回目(情報資源の組織化とは何か)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間)
2 目録法① 目録法の意義・目録法の基本的な考え方、FRBRモデル(目録の概念モデル)について学ぶ。
【事前学習】『組織論』17-35頁まで読み、Blackboardに掲載した第2回目レジュメの穴埋めをしておくこと。 (2時間)
【事後学習】第2回目(目録法の意義)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間)
3 目録法② FRBR実体の属性の記録、実体系に対する統制形アクセス・ポイントなどを学ぶ。
【事前学習】『組織論』36-52頁までを読み、Blackboardに掲載した第3回目レジュメの穴埋めをしておくこと。 (2時間)
【事後学習】第3回目( 記述・標目とその標準化)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間)
4 目録法③ 実体間の関連の記録、目録法の歴史的展開と現在について学ぶ。
【事前学習】『組織論』52-62頁まで読み、Blackboardに掲載した第4回目レジュメの穴埋めをしておくこと。 (2時間)
【事後学習】第4回目(目録法の実際と目録法の新しい動向)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間)
5 課題レポート(1) 目録法についてまとめる
【事前学習】『組織論』1-62頁まで読みかえし、Blackboardに掲載した第1~4回目レジュメを総復習すること。 (5時間)
【事後学習】これまでの授業の総復習をすること。 (2時間)
6 オンライン閲覧目録(OPAC)、機械可読目録(MARC)と集中目録作業について学ぶ。
【事前学習】『組織論』63-75頁、79-84頁まで読み、Blackboardに掲載した第6回目レジュメを読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】第6回目(OPAC & MARC)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間)
7 分担目録作業と書誌ユーティリティ(NACSIS)について学ぶ。
【事前学習】『組織論』75-79頁まで読み、Blackboardに掲載した第7回目レジュメを読んでおくこと。 (1時間)
【事後学習】第7回目(分担目録作業と書誌ユーティリティ(NACSIS))の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間)
8 電子資料の記述とメタデータなどについて学ぶ。
【事前学習】『組織論』84-100頁まで読み、Blackboardに掲載した第8回目レジュメを読んでおくこと。 (1時間)
【事後学習】第8回目(電子資料の記述とメタデータ)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間)
9 主題組織法の意義、分類法と件名法、自然語と統制語、事前結合索引法と事後結合索引法などについて学ぶ。
【事前学習】『組織論』101-111頁まで読み、Blackboardに掲載した第9回目レジュメを読んでおくこと。 (1時間)
【事後学習】第9回目(主題組織法の意義、分類法と件名)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間)
10 課題レポート(2)情報通信技術を活用した書誌情報とメタデータの作成及び主題組織法についてまとめる
【事前学習】『組織論』63-111頁まで読みかえし、Blackboardに掲載した第6~9回目レジュメを総復習すること。 (5時間)
【事後学習】これまでの授業の総復習をすること。 (2時間)
11 分類法① 分類法の基本原理、図書館分類法、分類法の分類などについて学ぶ。
【事前学習】『組織論』112-121、142ー147頁まで読み、Blackboardに掲載した第11回目レジュメを読んでおくこと。 (1時間)
【事後学習】第9回目(分類法の基本原理)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間)
12 分類法② NDC 日本十進分類法、分類規定、分類の実際などについて学ぶ。
【事前学習】『組織論』121-142頁まで読み、Blackboardに掲載した第12回目レジュメを読んでおくこと。 (1時間)
【事後学習】第12回目(NDC 日本十進分類法、分類規定)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間)
13 語による主題組織法、自然語と統制後、シソーラス、件名表目標などについて学ぶ。
【事前学習】『組織論』148-172頁まで読み、Blackboardに掲載した第13回目レジュメを読んでおくこと。 (1時間)
【事後学習】第13回目(語による主題組織法、自然語と統制後、シソーラス、件名表目標など)の復習をし、疑問点をまとめること。 (2時間)
14 書誌コントロールの意義、歴史とその成果について学ぶ。
【事前学習】『組織論』173-184頁まで読み、Blackboardに掲載した第14回目レジュメの読んでおくこと。 (4時間)
【事後学習】第14回目(書誌コントロールの意義、歴史)の復習をし、疑問点をまとめること。 (時間)
15 課題レポート(3)分類法、語による主題組織法、書誌コントロールについてまとめる
【事前学習】『組織論』112-184頁まで読みかえし、Blackboardに掲載した第11~14回目レジュメを総復習すること。 (6時間)
【事後学習】全ての授業の総復習をすること。 (2時間)
その他
教科書 田窪直規編著 『情報資源組織論 (現代図書館情報学シリーズ、9)』 樹村房 2020年 第3訂版
参考書 日本図書館協会目録委員会編 『日本目録規則 2018年版』 日本図書館協会 2018年
日本図書館協会目録委員会編 『「日本目録規則(NCR)2018年版」(仮称)全体条文案概要』 日本図書館協会 2017年
谷口祥一著 『メタデータの「現在」:情報組織化の新たな展開 (ネットワーク時代の図書館情報学)』 勉誠出版 2010年
上田修一、蟹瀬智弘著 『RDA入門 (JLA図書館実践シリーズ 23)』 日本図書館協会 2014年
入手可能であれば、日本図書館研究会編集、『図書館資料の目録と分類』、増訂5版、日本図書館研究会、2015を教科書と併用されたい。
このほかは、授業中に指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート(90%)、授業参画度(10%)
レポート:第5回、第10回、第15回(各30%)のレポートでは、これまでの事前・事後学習を踏まえ、自分の言葉で書くこと。単なる事実の説明に終始せず、皆さんが見つけた課題とその解決案など、独自の視点があるものは評価が高くなる(90%)。授業参画度:第5回、第10回、第15回レポートの提出日までの提出状況、掲示板での質問など総合的に評価する(10%)。
オフィスアワー 授業終了時。メールやBlackboardを用いて質疑応答を行う。
備考 「情報資源組織論1」を受講したのち、「情報資源組織論2」を受講することが望ましい。なお、次の段階の「情報資源組織演習」は、「情報資源組織論1」および「情報資源組織論2」の単位取得者を対象とするので、履修計画を立てる際は注意すること。

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