文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 司書コース > 図書館情報資源特論
日本大学ロゴ

図書館情報資源特論

このページを印刷する

令和元年度以前入学者 図書館情報資源特論
教員名 久保木秀夫
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 ・zoomを用いたオンライン(同時双方向型)授業。
・ただし古典籍(数百年前の写本・木版印刷本など)の取り扱い方や調べ方、くずし字の読み方についての実践的な実習をも含むため、教室での対面授業をも取り入れる。頻度やグループ分けなどは、履修人数が確定したのち、具体的に相談・告知していく予定。
・その場合でも、対面と遠隔とを履修生が選べるよう、教室からzoomでの配信も同時に行うハイブリッド型とする。

・一方で各回の授業後、同日~翌日を目処に各回のzoom動画をYouTubeで限定公開することとする。
・通信環境のトラブルその他により、やむを得ず授業時間内に参加できなかった場合は、その動画を必ず視聴すること。
・かつ、この場合は実質オンデマンド形式での履修となるため、小課題(各回のオンラインないしは対面での受講時と同等の学修効果があるものとする)にも取り組み、各回の次の土曜日(授業当日から3日後)までに、Blackboardを通じて提出すること。

・履修者は、初回授業開始時までに必ず、Blackboardへの登録を済ませておくこと。BlackboardのコースIDは、水曜3限のほうは20213605、水曜4限のほうは20213606。間違えないよう注意されたい。

・zoomを活用した同時双方向授業の予定。ただし一部、対面授業を組み込んでいく可能性がある(事前に相談・周知する)。
・履修者は、初回授業開始時までに必ず、Blackboardへの登録を済ませておくこと。BlackboardのコースIDは、20213605。
・通信環境のトラブルその他により、やむを得ずリアルタイムで受講できなかった場合も、Blackboardのメール送信機能で連絡すること。より詳細な代替方法に関しては、初回授業で説明する予定。
授業概要 ・この授業では、主に日本の古い書物(古典籍)のかたちや内容について、さまざまな図版等を活用しながら、その見方・読み方・取り扱い方・整理の仕方、等々について専門的に学んでいく。
・また書物の歴史・図書館の歴史の概要について、日本を中心としつつ、西洋・東洋のそれをも交えつつ学んでいく。
授業のねらい・到達目標 ・日本の古典籍の形態及び内容に関する特徴を理解すると共に、その取り扱い方の専門知識をも身につける。
・司書として知っておくべき、和漢洋それぞれの書物及び図書館の歴史の概要を学修する。
・古典籍独自の分類法を学び、実際に活用できるようになる。
・古典籍に関する各種蔵書目録の特徴や内容を理解し、かつ目録作成の基礎的な知識と技術を身につける。
・古典籍を取り扱う際に不可欠・有益な参考文献や、各種webデータベースの存在を学び、活用できるようになる。
授業の方法 授業の形式:【講義,実習】

・基本的には講義形式とするが、古典籍の実物を取り扱ったり、その書誌情報を専用の調査カードに記述してみたりといった実習をも、社会状況的に可能な範囲で組み込んでいきたい。
授業計画
1 スタートアップ:授業の内容・方法等の確認 【同時双方向型】
【事前学習】シラバスを熟読し、自分の関心の所在を考えておくこと。 (2時間)
【事後学習】学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
2 講義:現代の書物と昔の書物(古典籍)との比較 【同時双方向型】
【事前学習】現代の本との違いを、各自考えておくこと。 (2時間)
【事後学習】学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
3 講義・実習:くずし字の読み方1 平仮名 【同時双方向型】
【事前学習】くずし字について予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
4 講義・実習:くずし字の読み方2 漢字・片仮名 【同時双方向型】
【事前学習】前回配布のくずし字プリントを読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
5 講義:日本の古典籍の分類 【同時双方向型】
【事前学習】テキストや配布プリント、参考文献に基づきながら前回までの内容を復習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキストや配布プリント、参考文献に基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
6 講義:日本の古典籍の形態・内容 【ハイブリッド型】
【事前学習】テキストや配布プリント、参考文献に基づきながら前回までの内容を復習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
7 実習:専用の書誌調査カードの説明 【ハイブリッド型】
【事前学習】テキストや配布プリント、参考文献に基づきながら前回までの内容を復習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
8 実習:調査カードへの書誌情報の記入1(写本) 【ハイブリッド型】
【事前学習】テキストや配布プリント、参考文献に基づきながら前回までの内容を復習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
9 実習:調査カードへの書誌情報の記入2(版本) 【ハイブリッド型】
【事前学習】配テキストや配布プリント、参考文献に基づきながら前回までの内容を復習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
10 実習:蔵書目録の読み方・作り方 【同時双方向型】
【事前学習】テキストや配布プリント、参考文献に基づきながら前回までの内容を復習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
11 講義:書物と図書館の歴史1 西洋 【同時双方向型】
【事前学習】テキストや配布プリント、参考文献に基づきながら前回までの内容を復習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
12 講義:書物と図書館の歴史2 東洋 【同時双方向型】
【事前学習】テキストや配布プリント、参考文献に基づきながら前回までの内容を復習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
13 講義:書物と図書館の歴史3 日本(古代~中世) 【同時双方向型】
【事前学習】テキストや配布プリント、参考文献に基づきながら前回までの内容を復習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
14 講義:書物と図書館の歴史4 日本(近世~近現代) 【同時双方向型】
【事前学習】テキストや配布プリント、参考文献に基づきながら前回までの内容を復習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
15 総括:古典籍の今日的意義 【同時双方向型】
【事前学習】これまでの学修全般を振り返っておくこと。 (2時間)
【事後学習】古典籍の意義、また書物・図書館の歴史の意義を再確認し、今後の学修に活かしていくこと。 (2時間)
その他
教科書 笠間影印叢刊刊行会 『字典かな―出典明記』 笠間書院 1972年
堀川貴司 『書誌学入門 古典籍を見る・知る・読む』 勉誠出版 2010年
・各回、PDF形式のプリントを配布する。
・配布するプリントは、事前にOneDriveの共有フォルダに入れておくので、毎回確認し、環境的に可能であれば印刷もしておくこと。
参考書 授業中に適宜紹介していく。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:日本の古典籍、和漢洋の書物史・図書館史、等に関する小課題や小テストなど。(40%)、授業参画度:各種実習に対する取り組みの度合いやその具体的な成果物等から判断。(30%)、各回終了時にコメントの提出を求める。その内容的充実度も評価に反映される。(30%)
ハイブリッド型の実施に際し、対面・遠隔といった履修形態の違いによって、成績評価に差を設けることはしない。
オフィスアワー Blackboardのメール送信機能で随時受け付ける。対応までに時間を要することもある。
備考 古典籍の取り扱いに際しては、事前に手を洗うこと、爪を切っておくこと(マニキュアも不可)、鉛筆のみを使用すること、手首より先のアクセサリー類を外すこと、なるべく袖をまくること、といったマナーがある。これらを遵守すること。

このページのトップ