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児童サービス論

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令和元年度以前入学者 児童サービス論
教員名 島弘
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 オンデマンド型授業(録画授業配信と資料配信)
BlackboardのコースID:20213612
授業概要 子どもの発達と電子書籍を含めた読書の意義を考える。また、資料への理解を深めるために、提示する資料を学生が評価するという手法をとる。教員による講評も行う。それらを受け、子どもに資料を結びつけるための考え方や方法・技術を学ぶ。授業では頻繁に自らの意見を述べるレポートを課す。なお、授業では司書としての経験をもつ教員が具体的な事例などを紹介する。
授業のねらい・到達目標 【ねらい】
1.児童図書館の目的と働きを理解する。
2.児童資料の多様性を知る。
3.児童書コレクション形成を考える。
4.資料・情報を提供する方法を学ぶ。
5.児童資料を手渡す技術を習得する。
【目標】
現代社会における子どもの読書の意味や児童図書館が果たす役割を学生自らが考察することを目標とする。
授業の方法 授業の形式:【講義】
毎回、PDF資料を配信し、資料に基づく講義を行う。毎回、リポートなどの課題を提出すること。レポートなどについては、翌週以降に解説、全体の講評を行う。
授業計画
1 児童サービスの全体像や到達目標、授業の方法などについて説明する(オンデマンド授業)。
【事前学習】シラバスを事前に確認して授業の全体像を把握すること。 (2時間)
【事後学習】読書体験・図書館体験のレポート課題を行うこと。 (2時間)
2 児童資料を知る(1)子供の発達と絵本との関係を考える(オンデマンド授業)。
【事前学習】どのような種類の絵本があるかを調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で紹介した絵本を比較してレポートにまとめること。 (2時間)
3 児童資料を知る(2)子供の発達に適した絵本・児童文学を考える(オンデマンド授業)。
【事前学習】どのような児童文学があるかを調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で紹介する児童文学の変化を示す本についてレポートにまとめること。 (2時間)
4 児童資料を知る(3)口承文芸とは何か。口承文芸が伝えたいことを考える(オンデマンド授業)。
【事前学習】配布資料で昔話などの資料の特徴を理解しておくこと。 (2時間)
【事後学習】グリムの昔話を読み、そこからのメッセージを読み取ること。レポート課題とする。 (2時間)
5 児童資料を知る(4)子供向けノンフィクションの作品を学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】配布資料でフィクション資料の特徴を把握しておくこと。課題レポート提出の準備を行うこと。 (2時間)
【事後学習】配布資料で取り上げたノンフィクション資料を可能であれば公共図書館で確認すること。 (2時間)
6 蔵書構成と資料選択(1)蔵書に対する多様な考え方を学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】事前配布資料で理解を深めること。 (2時間)
【事後学習】代表的な資料選択の考え方に対してレポートをまとめること。 (2時間)
7 蔵書構成と資料選択(2)多様な考え方と自らの考え方を検討する(オンデマンド授業)。
【事前学習】可能であれば公共図書館児童室の蔵書コレクションを観察しておくこと。 (2時間)
【事後学習】観察した公共図書館の蔵書と講義で提示するコレクション形成の考え方を比較検討する。 (2時間)
8 児童サービスの実際(1)レファレンスの事例を通してその意味を学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】事前配布資料を確認すること。 (2時間)
【事後学習】過去の図書館利用体験から望ましい図書館員のあり方をまとめておくこと。 (2時間)
9 児童サービスの実際(2)読み聞かせ、ストーリーテリングを学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】事前に提示したレポートをまとめ、提出の準備をすること。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を確認しておくこと。 (2時間)
10 児童サービスの実際(3)ブックトーク、ストーリーテリング、科学あそびを学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】ブックトーク、ストーリーテリングはどのようなものかを調べておく。 (2時間)
【事後学習】ストーリーテリングで使われるお話集、昔話集を読んでみる。 (2時間)
11 児童サービスの実際(4)書評・紹介文の書き方、乳幼児サービスの現状を学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】児童サービスが範囲とする各サービスについてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】本の紹介文に取り組み、レポートを提出する。 (2時間)
12 児童サービスの実際(5)ヤングアダルトサービスとは何か、図書館利用に障害がある子供へのサービスのあり方を学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】図書館利用に障害がある事例を考えておくこと。 (2時間)
【事後学習】可能であれば街のなかの障害物を観察する。 (2時間)
13 児童サービスの実際(6)多文化サービスとは何か、学校図書館との連携・協力のあり方を学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】学校図書館利用の体験をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】学校図書館と公共図書館のこれからの連携・協力をまとめておく。 (2時間)
14 授業への理解を確認しその解説を行う(オンデマンド授業)。
【事前学習】講義内容で疑問や不明なことをまとめておく。 (2時間)
【事後学習】教員の回答に検討を加え、疑問や不明なことが解決したかをまとめる。 (2時間)
15 これまでの復讐・解説を行い授業の理解を深める(オンデマンド授業)。
【事前学習】授業全体や個々の疑問・不明な点を再度確認し質問の準備をする。 (2時間)
【事後学習】 15回の授業を受けて図書館情報学全体の中の児童サービス論の位置づけを整理すること。 (2時間)
その他
教科書 教科書は使用しない。
参考書 堀川照代編著 『児童サービス論 新訂版 (JLA図書館情報学テキストシリーズ3-6)』 日本図書館協会 2020年
赤星隆子・荒井督子編著 『児童図書館サービス論 (新図書館情報学シリーズ12)』 理想社 2009年 第新訂版
島弘 『図書館と子どもたち (日本児童文化叢書33)』 久山社 2003年
その他の参考書はその都度紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:毎回、レポート、感想などを求める予定である。(100%)
レポート等は内容のほか、指定字数、提出期限も評価対象とする。
オフィスアワー オンデマンド型授業のため質問等はメールで行う。
備考 事前・事後学習では地域の公共図書館を利用すること。
シラバスの内容は学修の状況により変更することがあります。
また、事前学習・事後学習の時間は目安です。

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