文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 哲学科 > 倫理学特殊講義７
日本大学ロゴ

倫理学特殊講義７

このページを印刷する

令和２年度以降入学者 倫理学特殊講義７
令和元年度以前入学者 倫理学特殊講義７
教員名 永井均
単位数    2 学年 2～4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 基本的にはzoomによる講義だが、対面講義を織り交ぜる予定。詳細はブラックボードでお知らせします。
少なくとも初回はzoomによる。
BlackboardID:20211221
授業概要 杉本俊介『なぜ道徳的であるべきか: Why be moral? 問題の再検討』（勁草書房）をテキストとして、そこで論じられている、なぜ道徳的であるべきか: Why be moral? という問題を検討していく。
授業のねらい・到達目標 なぜ道徳的であるべきか: Why be moral? という問題、すなわち、なぜ悪いことをしてはいけないのか、なぜ善いことをすべきなのか、といった倫理学の根本問題についての理解を深め、かつ、そういう問題を考える際の考察方法、議論の仕方を学ぶ。

この科目は文理学部（学士（文学））のディプロマポリシーDP1,2,4及びカリキュラムポリシーCP1,2,4に対応する。
・真・善・美・聖の探究から得られた豊かな知識と教養に基づいて，自己の倫理観をもって，人間と社会の倫理的な課題に向き合うことができる（A-1-3）。
・思想・芸術・宗教の観点から，世界の現状をその歴史的背景とともに理解し，説明することができる（A-2-3）。
・文献や資料の読解・解釈を通じて，あるいは，現代の思想的状況を注意深く考察することによって，哲学的問題を発見し，解決策を考えることができる（A-4-3）。
授業の方法 テキストを読みながら、関連する問題について、講義していく。臨機応変に質疑応答をはさんでいく。
授業計画
1 テキストの第1章：問題設定の意味
【事前学習】テキストの当該箇所を自分で読んで自分なりの問題意識を持つこと （2時間）
【事後学習】テキストの内容と講義の内容を擦り合せて自分でもさらに考えてみること （2時間）
2 テキストの第1章：Why be moral? 問題のディレンマ
【事前学習】テキストの当該箇所を自分で読んで自分なりの問題意識を持つこと （２時間）
【事後学習】テキストの内容と講義の内容を擦り合せて自分でもさらに考えてみること （２時間）
3 テキストの第２章：古代ギリシアにおけるWhy be moral? 問題
【事前学習】テキストの当該箇所を自分で読んで自分なりの問題意識を持つこと （２時間）
【事後学習】テキストの内容と講義の内容を擦り合せて自分でもさらに考えてみること （２時間）
4 テキストの第2章；近代における Why be moral? 問題
【事前学習】テキストの当該箇所を自分で読んで自分なりの問題意識を持つこと （２時間）
【事後学習】テキストの内容と講義の内容を擦り合せて自分でもさらに考えてみること （２時間）
5 テキストの第3章：道徳的でなくてもよいという立場
【事前学習】テキストの当該箇所を自分で読んで自分なりの問題意識を持つこと （２時間）
【事後学習】テキストの内容と講義の内容を擦り合せて自分でもさらに考えてみること （２時間）
6 テキストの第４章：道徳的であるべき理由は存在しないという立場
【事前学習】テキストの当該箇所を自分で読んで自分なりの問題意識を持つこと （２時間）
【事後学習】テキストの内容と講義の内容を擦り合せて自分でもさらに考えてみること （２時間）
7 テキストの第４章：プリチャードのディレンマ
【事前学習】テキストの当該箇所を自分で読んで自分なりの問題意識を持つこと （２時間）
【事後学習】テキストの内容と講義の内容を擦り合せて自分でもさらに考えてみること （２時間）
8 テキストの第５章：ホッブズ主義
【事前学習】テキストの当該箇所を自分で読んで自分なりの問題意識を持つこと （２時間）
【事後学習】テキストの内容と講義の内容を擦り合せて自分でもさらに考えてみること （２時間）
9 テキストの第５章：バイア―とゴティエの束の検討
【事前学習】テキストの当該箇所を自分で読んで自分なりの問題意識を持つこと （２時間）
【事後学習】テキストの内容と講義の内容を擦り合せて自分でもさらに考えてみること （２時間）
10 テキストの第６章：シジウィックの「実践理性の二元性」
【事前学習】テキストの当該箇所を自分で読んで自分なりの問題意識を持つこと （２時間）
【事後学習】テキストの内容と講義の内容を擦り合せて自分でもさらに考えてみること （２時間）
11 テキストの第６章：ヘア、シェフラーらによる調停
【事前学習】テキストの当該箇所を自分で読んで自分なりの問題意識を持つこと （２時間）
【事後学習】テキストの内容と講義の内容を擦り合せて自分でもさらに考えてみること （2時間）
12 テキストの第６章：ハーストハウスに拠る概念的な調停
【事前学習】テキストの当該箇所を自分で読んで自分なりの問題意識を持つこと （２時間）
【事後学習】テキストの内容と講義の内容を擦り合せて自分でもさらに考えてみること （２時間）
13 テキストの第６章：ホッブズ主義との比較
【事前学習】テキストの当該箇所を自分で読んで自分なりの問題意識を持つこと （２時間）
【事後学習】テキストの内容と講義の内容を擦り合せて自分でもさらに考えてみること （２時間）
14 テキストの第7章：人生の意味の見地から
【事前学習】テキストの当該箇所を自分で読んで自分なりの問題意識を持つこと （２時間）
【事後学習】テキストの内容と講義の内容を擦り合せて自分でもさらに考えてみること （２時間）
15 全体のまとめと後期授業への繋がりの解説。（A-1-3,A-2-3,A-4-3）
【事前学習】全体を読み返して自分自身の問題を持つこと （4時間）
その他
教科書 杉本 俊介  『なぜ道徳的であるべきか: Why be moral? 問題の再検討』 勁草書房 2021年 第1版
参考書 永井均 『倫理とは何か （ちくま学芸文庫）』 筑摩書房 2017年
成績評価の方法及び基準 レポート:60(60%)、授業参画度:40(40%)
本授業の達成目標である「A-1-3」、「A-2-3」、「A-4-3」のいずれも、授業での学修を積み重ねた結果、本授業の最後に達成される。そして、その評価は、レポートによって行われる。
オフィスアワー 金曜13時～

↑このページのトップ