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東洋史講究

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令和2年度以降入学者 東洋史講究
令和元年度以前入学者 東洋史概説2
教員名 高井康行
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面授業を予定しているが、状況によっては同時双方向型(Zoomによるライブ中継)に変更する可能性がある。変更がある場合は事前にblackboard上で連絡する
Blackboard ID:20211253
授業概要 歴史学は時の流れ(具体的に言えば何時、何が起きたのか)を検討し、その意味・意義を明らかにするのが主要な目的であるが
、その際に歴史が実際に展開した空間・場所を等閑視することはできない。本講義では主に様々な政治的な決定が行われた場(中国王朝においては宮廷がそれに相当する)に注目して、歴史における空間・場所・場の分析の意義について考える。
授業のねらい・到達目標 ・中国・日本における政治的決定の場の空間的な特徴・位置づけについて基本的な説明を与えることができる。
・日本・中国におけるジェンダーの問題について、空間的な見地か説明を与えることができる。
・政治決定の場の空間的な変遷の検討から得られた知見に基づいて、現代における政治決定のあり方などについて自分なりの意見を提示できるようになる。

この科目は文理学部(学士(文学)のDP及びCPの1、2、3に対応しています。
学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて、人文学・歴史学の役割を説明することができる。(A-1-1)
学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、人文学・歴史学の役割を説明することができる。(A-1-2)
現代社会における人文学・歴史学の役割を説明することができる。(A-2-1)
現代社会における人文学・歴史学の役割を理解し、そのことを踏まえて、国際社会が直面している問題を説明することができる。(A-2-2)
物事を論理的に説明することができる。(A-3-1)
授業の方法 授業の形式:【講義】
参考書・参考論文の内容についての説明および、事前に配布する参考資料の解釈などを中心として講義を行う。
本授業の事前・事後学習は各2時間を目安とする。
・履修者は初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。参考資料の配付は事前にBlackboard上にアップロードするので事前学習として内容を把握しておくことを求める。
・対面授業に参加できなかった場合、Blackboardにアップロードされた参考資料およびそこに提示された参考文献を読み、オフィスアワーやメールを通して質問を受け付ける。また、受講状況(やむを得ない事情により授業数の三分の一以上に不参加の場合)に応じて追加のレポートを課す。
また受講者への連絡もBlackboardの「連絡事項」欄に掲示する場合があるので、随時確認すること。
授業計画
1 ガイダンス:歴史において空間・場所・場を検討する意義、授業の目標・方法について説明する。(A-2-2)
【事前学習】シラバスを事前に確認すること。(A-2-1) (1時間)
【事後学習】講義を振り返り歴史において空間・場所・場を検討する意義についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-2-2) (2時間)
2 漢代の宮城の構造と政治(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し漢代の宮城と政治のあり方について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り漢代の宮城と政治のあり方についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間)
3 唐代の宮城の構造と政治(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し唐代の宮城と政治のあり方について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り唐代の宮城と政治のあり方についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間)
4 宋代の宮城の構造と政治(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し宋代の宮城と政治のあり方について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り宋代の宮城と政治のあり方についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間)
5 明代の宮城の構造と政治(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し宋代の宮城と政治のあり方について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り宋代の宮城と政治のあり方についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間)
6 平城京・平安京の宮城と政治のあり方について(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し平城京・平安京の宮城と政治のあり方についてについて、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り平城京・平安京の宮城と政治のあり方についてについてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間)
7 江戸城の構造と政治(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し江戸城と政治のあり方について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り江戸城と政治のあり方についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間)
8 遼代の移動宮廷:その概要(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し遼代の移動宮廷について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り遼代の移動宮廷についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間)
9 遼代の移動宮廷と政治(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し遼代の移動宮廷と政治のあり方について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り遼代の移動宮廷と政治のあり方についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間)
10 金・元代の移動宮廷と政治(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し金・元代の移動宮廷と政治のあり方について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り金・元代の移動宮廷と政治のあり方についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間)
11 清代の移動宮廷と政治(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し清代の移動宮廷と政治のあり方について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り清代の移動宮廷と政治のあり方についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間)
12 ジェンダーをめぐる空間(1):「家」の内と外(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し「家」の構造とジェンダーの問題について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り「家」の構造とジェンダーの問題についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間)
13 ジェンダーをめぐる空間(2):中国の宮城における後宮(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し中国の宮城における後宮について、疑問点などをメモしておく(A-1-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り中国の宮城における後宮についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間)
14 ジェンダーをめぐる空間(3):日本の宮城・大奥(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し日本の宮城・大奥について、疑問点などをメモしておく(A-1-1) (3時間)
【事後学習】授業を振り返り日本の宮城・大奥についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間)
15 まとめ(A-2-2)
【事前学習】これまでの学習内容を振り返り、疑問点などを整理しておく(A-2-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り歴史(とりわけ政治史)における空間・場所・場を検討する意義などを説明できるようにしておく。(A-2-2) (2時間)
その他
教科書 使用しない
参考書 渡邉将智 『後漢政治制度の研究 (早稲田大学学術叢書)』 早稲田大学出版部 2014年 第1版
松本保宣 『唐王朝の宮城と御前会議:唐代聽政制度の展開』 晃洋書房 2006年 第1版
平田茂樹 『宋代政治構造研究』 汲古書院 2012年 第1版
岩本真利絵 『明代の専制政治 (プリミエ・コレクション)』 京都大学学術出版会 2019年 第1版
吉田歓 『日中宮城の比較研究』 吉川弘文館 2002年 第1版
深井雅海 『江戸城:本丸御殿と幕府政治 (中公新書)』 中央公論新社 2008年 第1版
参考書は事前事後学習と平行して通読することが望ましい。
また、その他の参考文献は授業中または配布資料中で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:講義に関連する文献(論文等)の書評などを通して「論理的・批判的思考力A-3」を評価する(80%)、授業参画度:授業内における質疑応答の内容等で評価します(20%)
・レポートは中間・期末の2回行う予定。
・やむを得ない事情により授業を受講できなかった者については、上記のレポートのほかに参加できなかった授業分に応じたレポートを別途課すことで評価する。
オフィスアワー 質問は授業終了後の教場、およびメールにて受け付けます。

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