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令和2年度以降入学者 | 日本史特講3 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 日本史特講3 | ||||
教員名 | 小川雄 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンド型の遠隔授業(13回)と課題研究(2回)を組み合わせる。 Blackboard ID:20211264 |
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授業概要 | 江戸時代における譜代大名の役割から、幕藩体制の性格を理解する。 |
授業のねらい・到達目標 | 江戸時代の政治秩序は、大小の「国家」(領域権力)を経営する大名家が群立しつつ、徳川将軍家を中核として結集する構造であった。そして、将軍家は各地に子飼の大名を配置し、総体として巨大な勢力圏を形成して、諸大名を統制するに足る優位を確保していた。将軍家子飼の大名は、一門・譜代で構成されており、とくに譜代大名は将軍家の政務を補佐する役割も担った。本講義では、授業ごとに個別の譜代大名を取り上げ、将軍家との関係や、領域権力としての存立状況を確認する。これによって、徳川将軍家の政治・支配を支えた譜代大名の基本的なあり方を学習することを目標とする。 この科目は文理学部(学士(文学))のDP2及びCP3に対応しています。 世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる。(A-2-3) 物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠に基づいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(A-3-3) |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 授業実施日にBlackboardを通して、PDFの教材を2度(45分ごと)に分けて配信する。受講者はその教材を閲覧して、期間中に要点を整理して投稿する。質問も適宜受け付ける。 第13回~第15回は課題研究を投稿する。 初回講義開始までにBlackBoardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackBoardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(近世幕藩体制の基礎構造や、授業の目標・方法について説明する) 配信した手引きを読み、疑問点は質問する(オンデマンド授業) 【事前学習】シラバスを事前に確認する。 (2時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え、譜代大名に関する基礎知識を整理する。 (2時間) |
2 |
松平氏嫡流を自認した家(大給松平氏について考える) 配信教材を閲覧し、要点を整理して提出する(オンデマンド授業)。 【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、譜代大名の定義を説明できるようにする。 (2時間) |
3 |
出頭人から取り立てられた家1(土井氏について考える) 配信教材を閲覧し、要点を整理して提出する(オンデマンド授業)。 【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、井伊氏の概要を説明できるようにする。 (2時間) |
4 |
出頭人から取り立てられた家2(大河内松平氏について考える) 配信教材を閲覧し、要点を整理して提出する(オンデマンド授業)。 【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、庄内酒井氏の概要を説明できるようにする。 (2時間) |
5 |
改易後に復活した家1(大久保氏について考える) 配信教材を閲覧し、要点を整理して提出する(オンデマンド授業)。 【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、姫路酒井氏の概要を説明できるようにする。 (2時間) |
6 |
改易後に復活した家2(鳥居氏について考える) 配信教材を閲覧し、要点を整理して提出する(オンデマンド授業)。 【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、本多氏の概要を説明できるようにする。 (2時間) |
7 |
傍流から取り立てられた名門(小浜酒井氏について考える) 配信教材を閲覧し、要点を整理して提出する(オンデマンド授業)。 【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、榊原氏の概要を説明できるようにする。 (2時間) |
8 |
東三河の独立勢力1(牧野氏について考える) 配信教材を閲覧し、要点を整理して提出する(オンデマンド授業)。 【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、阿部氏の概要を説明できるようにする。 (2時間) |
9 |
東三河の独立勢力2(奥平氏について考える) 配信教材を閲覧し、要点を整理して提出する(オンデマンド授業)。 【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、水野氏(宗家格)の概要を説明できるようにする。 (2時間) |
10 |
側用人として台頭した名門(柳沢氏について考える) 配信教材を閲覧し、要点を整理して提出する(オンデマンド授業)。 【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、水野氏(分家)の概要を説明できるようにする。 (2時間) |
11 |
外様から譜代に転じた家(真田氏について考える) 配信教材を閲覧し、要点を整理して提出する(オンデマンド授業)。 【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、戸田氏の概要を説明できるようにする。 (2時間) |
12 |
家康異父弟の系譜1(久松松平氏〈松山家〉について考える) 配信教材を閲覧し、要点を整理して提出する(オンデマンド授業)。 【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、稲葉氏の概要を説明できるようにする。 (2時間) |
13 |
家康異父弟の系譜2(久松松平氏〈桑名家〉について考える) 配信教材を閲覧し、要点を整理して提出する(オンデマンド授業)。 【事前学習】『国史大辞典』を用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、稲葉氏の概要を説明できるようにする。 (2時間) |
14 |
参考文献の書評 第13回までに送信教材で示した参考文献から1冊を選んで提出する(課題研究)。 【事前学習】第13回までの教材で示された主要参考文献の1冊を読み込む。 (2時間) 【事後学習】自身が希望する研究テーマにあった書籍を探す。 (2時間) |
15 |
試験と解説 出題された課題について、解答を提出する(課題研究)。 【事前学習】第2回から第14回までの内容を復習する。 (2時間) 【事後学習】解説を踏まえて、自己の解答を再検討する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 各回にBlackboardで授業用プリントを配信する。 |
参考書 | 授業用プリントに主要参考文献を掲示する。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、授業参画度(50%) 試験は、第13回終了時配信の出題への解答内容で評価する。 授業参画度は、時間内に提出した要点整理、第14回分のレポートの内容で評価する。 |
オフィスアワー | Blackboardを通じての質問・相談に対応する。 |