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令和2年度以降入学者 | 西洋史特講2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 西洋史特講2 | ||||
教員名 | 三潴みづほ | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信) Blackboard ID: 20211279 |
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授業概要 | 中世から16世紀前半のスペインにおける異教徒「共存」について学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | 中世以降のスペインにおいて、ユダヤ人、イスラーム教徒、キリスト教徒、さらにアメリカ大陸植民地先住民インディオが、どのように存在し統治されたのか、について学ぶ。目標は、中世から16世紀前半のスペインにおける異教徒「共存」のあり方を、その住民統治から捉え直して考察・説明できるようになること。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,3及びカリキュラムポリシーCP2,3に対応しています。 ・世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる。(A-2-3) ・物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠にもとづいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(A-3-3) |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 課題研究。講師作成の授業資料配布、課題提示、および学生からの課題提出を、Blackboardを用いて行う。初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの”連絡事項”に、課題研究は”課題”に掲示するので毎回必ず確認すること。 学生は毎回配布される授業資料の内容理解に努める。課題は各回の内容理解の設問に答えるもので、これをレポート課題として10回提出する。また、テーマ別にリアクションペーパーが課されるので、テーマについての学生自身の考えや疑問点などを書いて提出する。各回レポート課題については翌々週に解説を示す。リアクションペーパーについては学期末に講評を行う。 授業資料と課題は毎回授業開始時間までに送信される(システムの不具合などで送信情報の公開に遅れが見込まれる場合等は、Blackboardの”連絡事項”を通して講師から連絡する)。各回のレポート課題、およびリアクションペーパーは、翌々週の授業回前日を最終提出期限とする。ただし、指定休講日に伴う日程調整や授業改善のための変更の可能性がある。その場合はBlackboardで告知する。 なお、本授業の事前・事後学習の詳細については各回のシラバスを参照。 |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマや到達目標及び授業の方法の説明、導入としてのスペインの地理(課題研究、A-2-3) 授業第1回から第6回、第8回から第10回、第12回から第13回が「世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる」(A-2)能力を養成する部分となる。
【事前学習】シラバスの概要の確認 (1時間) 【事後学習】授業内容の復習 (3時間) |
2 |
中世における三宗教の「共存」(課題研究、A-2-3)
【事前学習】ユダヤ、イスラーム、キリスト三宗教の「共存」についての予習(参考書p.100-p.102) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
3 |
ローマ期から西ゴート期のイベリア半島住民(課題研究、A-2-3)
【事前学習】ローマ期から西ゴート期のイベリア半島住民の構成や置かれた状況についての予習(授業内で参考文献を提示) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
4 |
イスラーム教徒のイベリア半島侵出(課題研究、A-2-3)
【事前学習】中世イベリア半島におけるイスラーム勢力の侵入について予習(授業内で参考文献を提示) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
5 |
イスラーム教徒治下のユダヤ人住民(課題研究、A-2-3)
【事前学習】イスラーム教徒支配下のユダヤ人住民の置かれた状況について予習(参考書p.102-p.104) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
6 |
イスラーム教徒治下のキリスト教徒住民(課題研究、A-2-3)
【事前学習】イスラーム教徒支配下のキリスト教徒住民の置かれた状況についての予習(授業内で参考文献を提示) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
7 |
イスラーム教徒による異教徒統治政策の変遷(課題研究、A-3-3)授業第7回、第11回、第14回が「物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠にもとづいて論理的・批判的に考察し、説明することができる」(A-3)能力を養成する部分となる。
【事前学習】イベリア半島のイスラーム諸国による異教徒住民統治について、第4回から第6回までの授業内容を振り返っておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
8 |
キリスト教徒とレコンキスタ(課題研究、A-2-3)
【事前学習】レコンキスタの進行に伴う住民状況の変化についての予習(参考書p.105-p.107) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
9 |
キリスト教徒治下のユダヤ人住民(課題研究、A-2-3)
【事前学習】キリスト教徒支配下のユダヤ人住民の置かれた状況について予習(参考書p.108-p.111) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
10 |
キリスト教徒治下のイスラーム教徒住民(課題研究、A-2-3)
【事前学習】キリスト教徒支配下のイスラーム教徒住民の置かれた状況について予習(参考書p112.-p.113) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
11 |
キリスト教徒による異教徒統治政策の変遷(課題研究、A-3-3)
【事前学習】イベリア半島のキリスト教諸国による異教徒住民統治について、第8回から第10回までの授業内容を振り返っておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
12 |
アメリカ大陸植民地インディアスの形成(課題研究、A-2-3)
【事前学習】植民地インディアスの形成についての予習(参考書p.150-p.160) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
13 |
被征服民インディオ(課題研究、A-2-3)
【事前学習】被征服民インディオの置かれた状況についての予習(参考書p.160-p.172) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
14 |
中世から16世紀前半のスペインとアメリカ大陸における異教徒統治と「共存」(課題研究、A-3-3)
【事前学習】中世から16世紀前半のスペインとアメリカ大陸植民地における異教徒統治について、第2回から第13回までの授業内容を振り返っておく。 (1時間) 【事後学習】授業内容の復習 (3時間) |
15 |
総評 学習内容の整理(課題研究、A-2-3、A-3-3) この回で、(A-2)及び(A-3)の能力養成を総合する。
【事前学習】ここまでの課題の復習 (1時間) 【事後学習】授業内容の総復習 (3時間) |
その他 | |
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教科書 | 毎回、講師作成の授業資料を配布する。 |
参考書 | 網野徹哉 『インカとスペイン 帝国の交錯 (興亡の世界史12)』 講談社 2008年 第1版 ここで示した参考書が取り扱っていない部分については、授業内で示す参考文献や資料で補足する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:課題レポート(60%)、授業参画度:リアクションペーパー(40%) 各課題は、提出率と設問への正答数、記述内容によって評価される。 |
オフィスアワー | 授業期間中の質問等には、Blackboardで授業日に対応する。 |