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考古学特講1

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令和2年度以降入学者 考古学特講1
令和元年度以前入学者 考古学特講1
教員名 小池聡
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 オンデマンド型授業。
この講義のBlackboardIDは「20211286」です。
授業概要 日本列島で展開された旧石器時代人類活動様相を、石器研究・石器群研究・遺跡構造研究などから学ぶ。実際の考古資料を観察するとともに、画像と映像などを用いて石器・石器群・旧石器時代遺跡・社会・文化などについて論じる。石器を学ぶことから何がわかるのかを論じる。旧石器文化を学ぶことから、私たちの系譜や日本文化・社会の根源を考察し現代社会と日本文化を考えます。
授業のねらい・到達目標 石器で「ヒト」が語れるか?石器で「ヒト」が愛せるか?を目標とする。人類最古の道具の一つであり、最も長く使用してきた道具「石器」とその技術を理解し学ぶことができる。日本列島内で展開された様々な活動を学び、旧石器時代遺跡を理解することができる。石器・旧石器時代を学ぶことから、「ヒト」がどのように「ヒト」として進化してきたのか?私たちが何者なのか?を学ぶことができる。旧石器人のライフスタイルと私たちを比較し、現代社会と未来を考えることが出来る。

この科目は文理学部(学士(文学)のディプロマポリシーDP2,3及びカリキュラムポリシーCP2,3に対応しています。


・世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる。
 (A-2-3)

・物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠にもとづいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(A-3-3)
授業の方法 授業の形式:【講義】
オンデマンド型の遠隔授業(14回)と達成度試験の課題(1回)を実施ます。特に第14回授業は課題研究で、達成度試験課題の作製とします。
各回授業はリアクション課題(コメント・クイズなど取り組み易いもの)を実施し、出席(視聴)と授業理解度確認・授業の質問受付を行うとともに、すべてフィードバックを実施して授業理解を更に深めるようにします。
受講者への連絡はBlackboardの連絡事項欄に掲示します。また、メールでも通知しますので随時確認してください。各回授業は、授業実施日までにBlackboardを用いてオンデマンド教材(パワーポイント音声付き動画3本)のリンク配信します。登録学生は各回配信授業を受講してリアクション課題をBlackboardで回答してください。
受講時・受講後参考資料(プリントPDFA4版で4ページ程度)としてBlackboardに各回配布資料(プリント)を配信し、学習資料とします。
授業は各回ごとにリアクション課題(コメントやクイズなど)回答を求め授業参画度とします。また、達成度試験(課題)を含むリアクション課題は期限までにBlackboardで提出してください。
授業計画
1 ガイダンス 旧石器時代とはどのような時代か。(オンデマンド授業)
【事前学習】進化とはどのようなことか調べておく。 (1時間)
【事後学習】参考文献を確認する。 (3時間)
2 旧石器時代研究史 旧石器社会の認知。(オンデマンド授業)
【事前学習】ヒトの進化は何からわかるか考えてみる。 (1時間)
【事後学習】旧石器時代がどのように認知されてきたかまとめる。 (3時間)
3 日本旧石器時代の範囲 地理・年代・環境、周辺地域。(オンデマンド授業)
【事前学習】旧石器時代はどのような気候だったか調べてみる。 (2時間)
【事後学習】日本旧石器時代の周辺状況をまとめる。 (2時間)
4 石器とは何か 石はなぜ割れるか? (オンデマンド授業)
【事前学習】なぜ道具の素材が石なのか考えてみる。 (2時間)
【事後学習】考古資料に触れた感想、石器表面に起こる現象をまとめる。 (2時間)
5 日本旧石器時代遺跡の特徴と遺跡構造研究。(オンデマンド授業)
【事前学習】遺跡はどんなところにあるか考えておく。 (2時間)
【事後学習】遺跡に残されたモノから何がわかるかまとめる。 (2時間)
6 石器文化と石器編年研究 石の文化と変遷。(オンデマンド授業)
【事前学習】「文化」とは何か考えておく。 (2時間)
【事後学習】石器・石器群の変化の流れをまとめる。 (2時間)
7 日本最古の石器文化 中・前期旧石器と日本の様相。(オンデマンド授業)
【事前学習】日本でのヒトの活動がいつごろからか考えてみる。 (2時間)
【事後学習】日本最古の石器・石器文化がどのようなモノかまとめる。 (2時間)
8 ナイフ形石器文化の様相 地域社会の成立。(オンデマンド授業)
【事前学習】「地域」とは何か考えておく。 (2時間)
【事後学習】旧石器時代の文化と地域は何からわかったかまとめる。 (2時間)
9 尖頭器石器文化の様相 道具と技術革新。(オンデマンド授業)
【事前学習】技術革新とはどのようなことか調べておく。 (2時間)
【事後学習】両面加工と石器製作技術の特徴をまとめる。 (2時間)
10 細石刃石器文化・移行期の様相 時代が変わるとき。(オンデマンド授業)
【事前学習】生活様式が変わるはどのようなきっかけがあるか考えておく。 (2時間)
【事後学習】時代が大きく変わる要因はなんであったかまとめる。 (2時間)
11 石器研究① 石器のライフサイクルと機能 道具の寿命。(オンデマンド授業)
【事前学習】道具が捨てられるのは何故か考えておく。 (2時間)
【事後学習】道具にかかわる人類(旧石器人)の諸行動をまとめる。 (2時間)
12 石器研究② 石器石材と製作技術 素材選択と技術開発。(オンデマンド授業)
【事前学習】「石器とは何か」、「石器文化と地域」について復習しておく。 (2時間)
【事後学習】石材選択と技術開発の関連をまとめる。 (2時間)
13 日本旧石器時代社会と展開(オンデマンド授業)
【事前学習】日本旧石器時代遺跡の特徴・遺物(石器・石材など)について復習しておく。 (2時間)
【事後学習】旧石器時代社会の特徴につていまとめる。 (2時間)
14 旧石器時代社会を考える 授業理解と達成度確認。(課題作製・提出)
【事前学習】第1~13回講義の復習をしておく。「石器とは何か」・「旧石器遺跡の特徴」、「石のイメージ」や「石に関する経験」などをまとめておく。 (3時間)
【事後学習】「石器とは何か」、「遺跡の特徴」、「旧石器社会」について復習する。 (1時間)
15 旧石器人と私たち 「ヒト」の過去から私たちの未来へ、これからの選択。(オンデマンド授業)
【事前学習】わたしたちの道具と石器はどこが違うか考えておく。 (1時間)
【事後学習】旧石器時代遺跡を実際に見学し、博物館・資料館で資料展示を見学する。講義で学んだ視点から「石器」を観察してみる。 (3時間)
その他
教科書 なし
参考書 第1回ガイダンスで授業資料として提示する。また、各回授業で必要に応じて参考文献を提示します。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:課題(達成度試験)(50%)、授業参画度:課題提出(50%)
第14回事業は達成度試験として課題を実施します。成績評価は、第14回課題(達成度試験)、オンデマンド授業各回ごとに求めるリアクション課題(コメントやクイズなど)回答提出参画度と内容から評価します。
オフィスアワー 実施します。課題フィードバックします。Blackboardで質問に直接回答します。また、メール(Blackboardでアドレスを掲示します)でも対応します。
備考 Blackboardが利用できない学生は事前に申し出てください。

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