文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 史学科 > 考古学特講3
日本大学ロゴ

考古学特講3

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 考古学特講3
令和元年度以前入学者 考古学特講3
教員名 濱田晋介
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 オンデマンド型の遠隔授業(13回)と課題研究(2回)を組み合わせる。

BlackBoard ID : 20211288
授業概要 明治期からはじまった弥生文化の研究を紹介し、これまでの考古学の研究法と戦前の弥生文化研究がどのように進められてきたのか、具体的な事例を用いて解説していく。
授業のねらい・到達目標 弥生文化の研究の歴史を紹介し、弥生文化の概要を理解することができる。考古資料による弥生時代の社会・政治・文化に関する分析方法を理解することができる。弥生文化を説明することができる。

この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの2、3に対応しています。
・世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる。(Aー2ー3)
・物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠に基づいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(Aー3ー3)
授業の方法 授業の形式:【講義】
授業はZoomを利用する。Zoomや各回プリントのURL、連絡事項などはBlackboard(以下Bb)の“連絡事項”欄に掲示するので、初回講義開始までにBbのコース登録をすること。各自Bbを利用できる環境を整えるとともに、課題研究(主に文字によるレポート)を行えるように、パソコンやキーボード入力のタブレット端末を用意しておくのが望ましい(スマートフォンだと長文作成は困難)。また、プリントを印刷または動画と一緒に見られるように準備しておくこと。
各回のプリントにそって授業を進めていくが、適宜、発掘資料の写真・図面を用いて講義する。 授業の理解度を確認するため、数次にわたって授業内テストを行なう。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 「授業の進め方と内容 」「弥生時代研究の現在の到達点」 について、現在の弥生文化の理解を具体的な事例を紹介し、考古学ではどのような分析を行って社会を復原していくかを解説する。【オンデマンド型】
【事前学習】プリント1とプリント2を事前に読んでこれからの授業の進め方を理解しておくこと (2時間)
【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間)
2 初期の歴史理解 — 皇国史観と考古学 — について、研究方法をもとに具体的な事例を紹介し、解説していく(【オンデマンド型】
【事前学習】プリント「3.初期の歴史理解」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間)
【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間)
3 黎明期の三つの発掘 — 大森・向ヶ岡・駒込— について、三つの発掘が与えた研究上の意義について解説していく【オンデマンド型】
【事前学習】プリント「4.黎明期の三つの発掘」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間)
【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間)
4 弥生民族論争 — 戦前の人類学・考古学研究 —について、弥生文化を担った民族の理解を解説していく【オンデマンド型】
【事前学習】プリント「5.弥生民族論争」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間)
【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間)
5 弥生式土器文化の内容  — 石器と金属器 — について、弥生文化における石器・金属器の在り方を、具体的な事例を紹介し、解説していく【オンデマンド型】
【事前学習】プリント「6.弥生式土器文化の内容」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間)
【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間)
6 原始農業探求の方法 — 圧痕、唐古遺跡、登呂遺跡 — について、どのように推測していったか、具体的な事例を紹介し、解説していく【オンデマンド型】
【事前学習】プリント「7.原始農業探求の方法」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間)
【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間)
7 原始農業をめぐって — 山内清男と森本六爾 — について、研究する上で守るべきルールを、具体的な事例を紹介し、解説していく【オンデマンド型】
【事前学習】プリント「8.原始農業をめぐって」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間)
【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間)
8 土器編年研究 について、どのように研究されてきたのか。具体的な事例を紹介し、解説していく【オンデマンド型】
【事前学習】プリント「9.土器の編年研究」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間)
【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間)
9 土器の研究方法  — 縄文土器男と弥生土器 — について、どのように研究されてきたのか。具体的な事例を紹介し、解説していく【オンデマンド型】
【事前学習】プリント「「10.土器の研究方法」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間)
【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間)
10 第4〜9回の解説とまとめを行い、指定された課題を完成させる【課題研究】
【事前学習】第4〜9回のプリントを熟読しておくこと。 (1時間)
【事後学習】指示された内容のレポートを作成・提出する。 (3時間)
11 弥生式文化の枠組み — 日本遠古之文化 — について、現在の基礎となる弥生文化の理解の形成過程を、具体的な事例を紹介し、解説していく【オンデマンド型】
【事前学習】プリント「11.弥生式文化の枠組み」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間)
【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間)
12 「ミネルヴァ論争」について、弥生文化の時間的な位置づがどのように考えられてきたのか、具体的な事例を紹介し、解説していく【オンデマンド型】
【事前学習】プリント「12.「ミネルヴァ論争」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間)
【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間)
13 「弥生文化東漸論」について、弥生文化の波及がどのように考えられてきたのか、具体的な事例を紹介し、解説していく【オンデマンド型】
【事前学習】プリント「13.弥生式文化東遷論」」を読んで授業内容の予習をしておくこと (3時間)
【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (1時間)
14 戦前の唯物史観 ー社会構造と階級ーについて、弥生文化と階級の形成過程を主題に、具体的な事例を紹介し、解説していく【オンデマンド型】
【事前学習】プリント「14.戦前の唯物史観」を読んで授業内容の予習をしておくこと (3時間)
【事後学習】今回の授業をもとに、理解の不足している部分を振り返り、整理しておくこと (1時間)
15 第11〜14回の解説とまとめを行い、指定された課題を完成させる【課題研究】
【事前学習】第11〜14回のプリントを熟読しておくこと。 (1時間)
【事後学習】指示された内容のレポートを作成・提出する。 (3時間)
その他
教科書 使用しない
参考書 参考書の入手方法については初回に知らせる。それまで購入しないこと。3回目までには入手してください。
成績評価の方法及び基準 レポート(100%)
第10回目・第15回目の課題を「レポート」として、それぞれ50%とし、その内容で評価します。
オフィスアワー Blackboard通じて質問・回答する。

このページのトップ