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日本史研究実習2

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令和2年度以降入学者 日本史研究実習2
教員名 舟橋正真
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 リアルタイム型の遠隔授業を実施する。
ZoomとBlackboardを利用する。

BlackboardコースID:20211319。
授業概要 この授業は、日本近現代史に関わる史料の輪読を通して、歴史学の基本的な手法である「史料批判」を学ぶものである。テキストとしては、『昭和天皇独白録』と『木戸幸一日記』を用いる。主に対米開戦を決定した御前会議(1941年9月6日、11月5日、12月1日)に注目し、その過程からみえる昭和天皇の実像を再検討していく。なお、この授業では「史料批判」の手法を学んでいくため、上記の史料だけでなく、『杉山メモ』などの関連史料も適宜用いていく。
授業のねらい・到達目標 この授業を通して、歴史学(とくに日本近現代史)に関わる卒業論文を執筆するための必要な基本的知識や技術、調査能力を身につけられるようにする。この科目は文理学部(学士(文学)のDP及びCP5,6,8に対応している。
・新しい問題に取り組むために、必要な情報を収集し、それを分析して用いることができる。(A-5-3)
・様々な人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる。(A-6-3)
・学修状況を自己分析し、その成果を評価することができる。(A-8-3)
授業の方法 授業の形式:【実習】 毎回Zoomを用いて授業を行う。史料(PDFファイル)の配信、課題(レジュメを含む)の提出などは全てBlackboardで行う(部分的にはメールで対応する)。初回の授業までに、Blackboardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの連絡事項欄に掲示するので随時確認すること。初回は講義形式、第2回以降は演習形式で行う。具体的には、史料の該当箇所を受講生が分担して報告し)、その後討論を行う。受講者数に応じて、授業内容(史料輪読の範囲、報告人数など)を変更することがある。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標および授業の方法、レジュメの作成方法、調査方法などを説明する、報告の順番を決める)(オンライン授業)
【事前学習】シラバスをよく読んでおくこと。昭和天皇について辞典などで調べておくこと。配布した史料に目を通し、そのなかで関心のある(報告してみたい)項目を選んでおくこと。 (1時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、各自準備に取りかかること。 (3時間)
2 『昭和天皇独白録』(1)日米交渉(受講生2名による報告と討論を行う)(オンライン授業)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は史料を熟読し、質問を考えてくること。 (3時間)
【事後学習】史料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
3 『昭和天皇独白録』(2)九月六日の御前会議(受講生2名による報告と討論を行う)(オンライン授業)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は史料を熟読し、質問を考えてくること。 (3時間)
【事後学習】史料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
4 『昭和天皇独白録』(3)近衛の辞職と東条の組閣(受講生2名による報告と討論を行う)(オンライン授業)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は史料を熟読し、質問を考えてくること。 (3時間)
【事後学習】史料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
5 『昭和天皇独白録』(4)開戦の決定(受講生2名による報告と討論を行う)(オンライン授業)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は史料を熟読し、質問を考えてくること。 (3時間)
【事後学習】史料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
6 『木戸幸一日記』(1)(受講生3名による報告と討論を行う)(オンライン授業)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は史料を熟読し、質問を考えてくること。 (3時間)
【事後学習】史料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
7 『木戸幸一日記』(2)(受講生3名による報告と討論を行う)(オンライン授業)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は史料を熟読し、質問を考えてくること。 (3時間)
【事後学習】史料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
8 『木戸幸一日記』(3)(受講生3名による報告と討論を行う)(オンライン授業)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は史料を熟読し、質問を考えてくること。 (3時間)
【事後学習】史料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
9 『木戸幸一日記』(4)(受講生3名による報告と討論を行う)(オンライン授業)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は史料を熟読し、質問を考えてくること。 (3時間)
【事後学習】史料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
10 『木戸幸一日記』(5)(受講生3名による報告と討論を行う)(オンライン授業)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は史料を熟読し、質問を考えてくること。 (3時間)
【事後学習】史料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
11 『木戸幸一日記』(6)(受講生3名による報告と討論を行う)(オンライン授業)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は史料を熟読し、質問を考えてくること。 (3時間)
【事後学習】史料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
12 『木戸幸一日記』(7)(受講生3名による報告と討論を行う)(オンライン授業)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は史料を熟読し、質問を考えてくること。 (3時間)
【事後学習】史料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
13 『木戸幸一日記』(8)(受講生3名による報告と討論を行う)(オンライン授業)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は史料を熟読し、質問を考えてくること。 (3時間)
【事後学習】史料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
14 『木戸幸一日記』(9)(受講生3名による報告と討論を行う)(オンライン授業)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は史料を熟読し、質問を考えてくること。 (3時間)
【事後学習】史料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
15 学期のまとめ(これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める)(オンライン授業)
【事前学習】半期中に用いた史料やレジュメを読み返しながら、そこからみえる昭和天皇像について考えておくこと。 (2時間)
【事後学習】半期中に用いた史料やレジュメを読み返し、それぞれの論点が何であったのかを改めて考えてみる。この授業で学んだことを今後のレポートやゼミ報告、卒論作成などで実践してみる。 (2時間)
その他
教科書 寺崎英成/マリコ・テラサキ・ミラー編著『昭和天皇独白録 寺崎英成・御用掛日記』(文藝春秋、1991年)、木戸幸一『木戸幸一日記』下巻(東京大学出版会、1966年)など。
授業で用いる史料は、担当教員が用意する。該当箇所をPDFしたものを初回の授業で配布する。
参考書 古川隆久 『昭和天皇』 中公新書 2011年
山田朗 『大元帥 昭和天皇』 ちくま学芸文庫 2020年
昭和天皇「拝謁記」{https://www3.nhk.or.jp/news/special/emperor-showa/}
成績評価の方法及び基準 授業参画度(100%)
報告内容、質疑応答、授業への貢献度、報告・討論後の小レポートの内容などを総合的に評価する。
オフィスアワー メールで対応する(e-mailアドレスは授業時に提示する)。
備考 初回のガイダンスでは、授業のテーマや到達目標および授業の方法、成績評価について説明するため、必ず出席すること。

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