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日本史料研究4

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令和2年度以降入学者 日本史料研究4
令和元年度以前入学者 日本史料研究4
教員名 岩田陽子
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継、15回)

BlackboardのコースID:20211363
授業概要 日本近世史における史料の解題、講読を通して、史料を利用する際に必要な基礎知識や手法について講義する。
授業のねらい・到達目標 歴史を追究するには、史料を探し、それを読み解くことが求められる。しかも時として、史料を批判的に見る目も必要である。そこで本科目では、日本近世史における様々な種類の史料を解題、講読することにより、史料から史実を見出す楽しさを味わうとともに、多角的に歴史を考える力を身に付け、自らが史料を評価し、利用できるようになることを目標とする。
この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの3,4,6に対応しています。
なお、新カリキュラム(令和2年度以降入学者対象)では、この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの3,4,6に対応しています。
・物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠にもとづいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(A-3-3)→第2~14回授業、レポート課題
・日常生活における現象に潜む人文学的問題を発見し、専門的知識に基づいて解決案を作成できる。(A-4-3)→第2~14回授業
・様々な人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる。(A-6-3)→第2~14回授業
授業の方法 授業の形式:【講義、一部演習】
Zoomによる同時双方向型授業。Blackboardを通じて配信する史料プリントをもとに、史料の解題や講読を行う。講義形式が中心ではあるが、史料を利用する際に身に付けておくべき基本的な作業などについては、一部演習形式も取り入れる。授業に際しては適宜、小課題の提出を求め、授業参画度の評価対象とする。小課題やレポート課題については返却はせず、小課題は次回の授業で、レポート課題は第15回授業で全体的な講評をする。各提出物の送信にはBlackboardを用いる。
初回授業開始までにBlackboardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの"連絡事項"欄に掲示するので随時確認すること。
授業計画
1 ガイダンス(授業の進め方や到達目標、レポート課題などについての説明)ならびに史料とは何か【同時双方向型授業】
【事前学習】シラバスを読み内容を把握しておくこと。またこれまで学んだ知識をもとにして史料とは何か考えておくこと。 (2時間)
【事後学習】レポート課題に関する史料の選定をすること。 (2時間)
2 織田信長に関する史料を読む【同時双方向型授業】
【事前学習】第2回授業用の史料プリントを一読し、織田信長について調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で講読した史料の読み下し、意訳ができるように復習しておくこと。またレポート課題に関する史料を読み進めること。 (2時間)
3 関ヶ原合戦に関する史料を読む【同時双方向型授業】
【事前学習】第3回授業用の史料プリントを一読し、毛利輝元について調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で講読した史料の読み下し、意訳ができるように復習しておくこと。またレポート課題に関する史料を読み進めること。 (2時間)
4 「慶長十六年の大名誓紙」を読む【同時双方向型授業】
【事前学習】第4回授業用の史料プリントを一読し、史料中に出てくる大名について調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で講読した史料の読み下し、意訳ができるように復習しておくこと。またレポート課題に関する史料を読み進めること。 (2時間)
5 伊達政宗に関する史料を読む【同時双方向型授業】
【事前学習】第5回授業用の史料プリントを一読し、伊達政宗について調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で講読した史料の読み下し、意訳ができるように復習しておくこと。またレポート課題に関する史料を読み進めること。 (2時間)
6 『御仕置裁許帳』を読む【同時双方向型授業】
【事前学習】第6回授業用の史料プリントを一読し、史料中に出てくる地名について現在地を調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で講読した史料の読み下し、意訳ができるように復習しておくこと。またレポート課題に関する史料を読み進めること。 (2時間)
7 『御当代記』を読む【同時双方向型授業】
【事前学習】第7回授業用の史料プリントを一読し、戸田茂睡について調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で講読した史料の読み下し、意訳ができるように復習しておくこと。またレポート課題に関する史料の該当箇所の書き取りをすること。 (2時間)
8 くずし字史料を読む【同時双方向型授業】
【事前学習】第8回授業用の史料プリントを一読し、大字について調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で講読した史料の読み下し、意訳ができるように復習しておくこと。またレポート課題に関する史料の該当箇所の書き取りをすること。 (2時間)
9 飢饉に関する史料を読む【同時双方向型授業】
【事前学習】第9回授業用の史料プリントを一読し、天明の飢饉について調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で講読した史料の読み下し、意訳ができるように復習しておくこと。またレポート課題に関する史料の該当箇所の書き取りをすること。 (2時間)
10 文学作品を読む【同時双方向型授業】
【事前学習】第10回授業用の史料プリントを一読し、井原西鶴と十返舎一九について調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理し、史料評価を考えておくこと。またレポート課題の考察内容をまとめること。 (2時間)
11 『寛天見聞記』を読む【同時双方向型授業】
【事前学習】第11回授業用の史料プリントを一読し、天保の改革について調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理し、史料評価を考えておくこと。またレポート課題の考察内容をまとめること。 (2時間)
12 『守貞謾稿』を読む【同時双方向型授業】
【事前学習】第12回授業用の史料プリントを一読し、喜田川守貞について調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理し、史料評価を考えておくこと。またレポート課題の考察内容をまとめること。 (2時間)
13 『ペリー提督日本遠征記』を読む【同時双方向型授業】
【事前学習】第13回授業用の史料プリントを一読し、ペリーについて調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理し、史料評価を考えておくこと。またレポート課題の考察内容をまとめること。 (2時間)
14 『大場美佐の日記』を読む【同時双方向型授業】
【事前学習】第14回授業用の史料プリントを一読し、代官について調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理し、史料評価を考えておくこと。また提出したレポート課題に関する史料を改めて読み直すこと。 (2時間)
15 総括(授業の振り返りとレポート課題の講評)【同時双方向型授業】
【事前学習】これまでに配信した史料プリントを読み直し、最も印象に残っている史料を選んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で身に付けたことを整理し、卒業論文や研究に活かせる部分を確認すること。 (2時間)
その他
教科書 プリントを配信する。
参考書 授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(60%)、授業参画度(40%)
レポート課題は年末に提出する1度であり、詳細は第1回授業時に説明する。また授業参画度は適宜行う小課題で評価する。
オフィスアワー 質問などは授業終了時もしくはメールにて受け付ける。

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