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令和2年度以降入学者 | 基礎演習2 | ||||
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教員名 | 武内佳代 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 同時双⽅向型授業(Zoomを使用)あるいは課題研究。基本的にZoomで発表し、ディスカッションするが、状況に応じて対面型授業を採り入れる。発表者以外は課題で感想を書くこと。 Blackboard ID︓20211422 |
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授業概要 | 日本の近現代の小説を読解するための、基本的な研究方法・調査方法を学ぶ。アジア太平洋戦争後の小説を取り上げ、作家の情報、同時代の社会・文学状況、先行研究などを考慮しながら、小説のメッセージを読み解く。テーマや語りの特色、登場人物の役割、物語の構造などを理解し、多角的な分析ができるようにする。 |
授業のねらい・到達目標 | 近現代の小説を読解するための、研究方法・調査方法を身につける。 対象となる小説が書かれた戦後という時代の状況や作家の情報、有益な理論や思想の枠組みを調査して、作品を読み解くことができるようにする。 先行研究を調べ、作品読解に利用できる技術を身につける。 テーマ、語り、登場人物、ストーリーの構成、などの様々な要素に注目し、作品のメッセージを読解する力を育てる。 各作品の時代的・文化的意義を理解できるようになる。 この科目は(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,4,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP3,4,5,6,7,8に対応している。 ・日本文学・日本語学研究を中心としながら、仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-2) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。(A-4-2) ・日本文学・日本語学研究のスキルを身につけながら、新しい挑戦への計画を立て,準備することができる。(A-5-2) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを身につけながら、さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-2) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを身につけながら、集団の活動において,より良い成果を上げるために,指導者のもとで他者と協働し,作業を行うことができる。(A-7-2) ・日本文学・日本語学研究の専門性を身につけながら、自己の学修に関する経験と考えを振り返り,分析できる。(A-8-2) |
授業の方法 | 授業の形式:【演習】 作品ごとに担当者を決め、読解のための資料(作家情報、先行研究、同時代状況など)を収集し、調査・分析し、解釈を発表する。発表に対しては、クラスでディスカッションを行う。担当作品の調整のため、第1回目の授業には、必ず出席すること。 受講者数によって、取り上げる小説が変化することがある。発表者は発表のための資料の収集、調査を進めて準備し、レジュメを作成する。受講者は授業毎の発表作品を必ず読んだ上で、授業に参加すること。発表後、聞き手は意見を発言し、感想をまとめ、チャットに記載する。 なお、フィードバック方法等については、授業内で指示する。 |
履修条件 | 人数調整を行うため、4月5日(月)17時50分までにGoogleフォームで所定の手続きを取ること。受講許可は、4月8日(木)、COMITS2・国文学科掲示板にて発表する。 なお、手続きについてはCOMITS2・国文学科HP「お知らせ」で指示するので必ず確認すること。 |
授業計画 | |
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1 |
授業の進め方などに関するガイダンス(A-3)
【事前学習】教科書を購入し、「戦後文学」とは何かを考える。 (2時間) 【事後学習】説明に沿って教科書の作品を読む。 (2時間) |
2 |
作品の分担、発表スケジュール決め、 資料の検索・収集、発表内容の構築、報告のやり方などに関する説明(A-3) 【事前学習】研究対象とする作品の候補を決めてくる。 (2時間) 【事後学習】本日学んだ様々な調査・分析の基本事項の理解を確認する。 (2時間) |
3 |
教員による模擬発表(坂口安吾「桜の森の満開の下」)と議論1:先行論のチェック(A-3,A-4,A-7)
【事前学習】教科書の「桜の森の満開の下」を熟読してくる (2時間) 【事後学習】分析の切り口についての理解を確認する (2時間) |
4 |
教員による模擬発表(坂口安吾「桜の森の満開の下」)と議論2:読解の試み(A-3,A-4,A-7)
【事前学習】改めて「桜の森の満開の下」を再読し、自分なりの意見をまとめる。 (2時間) 【事後学習】研究方法、レジュメのまとめ方についての理解を再確認する。 (2時間) |
5 |
各グループで、①担当作家に関する基本情報、②作品あらすじ、③文献調査結果をまとめたものを、配布資料を使って説明の上、現在考えている考察の切り口について発表する。(A-5,A-6,A-7)
【事前学習】発表資料を作成し、事前に教員に送信する。 (2時間) 【事後学習】今日の議論を踏まえて、各グループ、研究の焦点を定める。 (2時間) |
6 |
グループAの発表と討議(A-4,A-5,A-6)
【事前学習】発表作品を熟読する。発表者は発表の準備をしてくる。 (2時間) 【事後学習】議論を理解できているか、確認する。 (2時間) |
7 |
グループBの発表と討議(A-4,A-5,A-6)
【事前学習】発表作品を熟読する。発表者は発表の準備をしてくる。 (2時間) 【事後学習】議論を理解できているか、確認する。 (2時間) |
8 |
グループCの発表と討議(A-4,A-5,A-6)
【事前学習】発表作品を熟読する。発表者は発表の準備をしてくる。 (2時間) 【事後学習】議論を理解できているか、確認する。 (2時間) |
9 |
グループDの発表と討議(A-4,A-5,A-6)
【事前学習】発表作品を熟読する。発表者は発表の準備をしてくる。 (2時間) 【事後学習】議論を理解できているか、確認する。 (2時間) |
10 |
グループEの発表と討議(A-4,A-5,A-6)
【事前学習】発表作品を熟読する。発表者は発表の準備をしてくる。 (2時間) 【事後学習】議論を理解できているか、確認する。 (2時間) |
11 |
グループFの発表と討議(A-4,A-5,A-6)
【事前学習】発表作品を熟読する。発表者は発表の準備をしてくる。 (2時間) 【事後学習】議論を理解できているか、確認する。 (2時間) |
12 |
グループGの発表と討議(A-4,A-5,A-6)
【事前学習】発表作品を熟読する。発表者は発表の準備をしてくる。 (2時間) 【事後学習】議論を理解できているか、確認する。 (2時間) |
13 |
グループIの発表と討議(A-4,A-5,A-6)
【事前学習】発表作品を熟読する。発表者は発表の準備をしてくる。 (2時間) 【事後学習】議論を理解できているか、確認する。 (2時間) |
14 |
グループJの発表と討議(A-4,A-5,A-6)
【事前学習】発表作品を熟読する。発表者は発表の準備をしてくる。 (2時間) 【事後学習】議論を理解できているか、確認する。 (2時間) |
15 |
これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める。(A-6,A-8)
【事前学習】これまでの発表・議論の問題点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】戦後文学の特徴、基本的な研究方法や調査方法を理解できたか確認する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 紅野敏郎、紅野謙介、千葉俊二、宗像和重、山田俊治編 『日本近代短篇小説選 昭和篇2』 岩波書店(岩波文庫) 2012年 参加者は事前に取り上げる各作品を熟読してきてください。今回取りあげる短編小説はすべて、国文学科の学生ならば一度は読んでいてしかるべき小説です。自分で教科書を買って、重要だと思う部分に線を引いたり、コメントを書き込んだりしながら読むのが一番です。今後の学びのために、図書館で借りたりせずに、ぜひ自己投資して手元に置いてください。 |
参考書 | 授業中に適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:最終レポート(30%)、授業参画度:発表、授業時の感想、課題の回答(70%) 授業参画度には、発表、ディスカッションの参加を含む。 本授業では、対面による参加と遠隔オンラインによる参加とにおいて成績評価に差を設けない。 |
オフィスアワー | 質問等がある場合は、メールで対応する。ただし返信には時間を要することがあるので発表直前の急ぎの質問は原則として禁止する。 |