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中古文学講義

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令和2年度以降入学者 中古文学講義
令和元年度以前入学者 中古文学講義2
教員名 袴田光康
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 主としてオンデマンド型授業(Blackboardによるスライド資料の配信)によって授業を行う。ただし、第4回、第9回、第14回の各授業についてはテストとその解説を行うため同時双方向型授業(ZOOMによるライブ中継)の授業を行う。(なお、ZOOMに接続できない者については、別途、Blackboardの「教材」などによって対応するので前もって担当教員に相談すること。)

BlackboardコースID:火曜3限→20211434
授業概要 『栄花物語』「月の宴」巻をテキストとして歴史と虚構を織り交ぜた物語の表現とその論理を分析し、歴史物語の方法と意味を講義する。
授業のねらい・到達目標 歴史や政治は男性の担う分野と考えられた平安時代において、女性がかな文字によって歴史を語ろうとしたことの意義を考えていきたい。摂関政治や結婚制度など平安文学の理解に不可欠な基本的な知識を学びながら、物語が語る虚構の論理を読み解く力を身につける。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。
なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP4及びカリキュラムポリシーCP4に対応している。
・日本文学・日本語学研究に関わる問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。(A-4-2)
授業の方法 授業の形式:【講義】
授業はBlackboardを用いてスライド資料(パワーポイント)の配信を通して行う。資料では「月の宴」巻の中から必要な場面を取り上げて講義を進めていく。なお、第4回、第9回、第14回の授業では同時双方向型授業(ZOOMによるライブ中継)により授業内テストとその解説を行う。
授業計画
1 この授業の目的【オンデマンド型】(A-4-2)
【事前学習】『栄花物語』の概略について調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業で紹介された参考書に目を通す。 (2時間)
2 赤染衛門について【オンデマンド型】(A-4-2)
【事前学習】赤染衛門について下調べをしておく。 (2時間)
【事後学習】授業の資料を読んで赤染衛門についてまとめる。 (2時間)
3 歴史物語とは何か【オンデマンド型】(A-4-2)
【事前学習】六国史について調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業の資料を読んで六国史についてまとめる (2時間)
4 授業内の小テスト1とテストの解説【同時双方向型】(A-4-2)
【事前学習】これまでの授業内容を復習しておく。 (2時間)
【事後学習】答案の自己採点 (2時間)
5 「月の宴」巻の冒頭について【オンデマンド型】(A-4-2)
【事前学習】平安時代の摂関政治について調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業の資料を読んで摂関政治についてまとめる。 (2時間)
6 朱雀天皇の記述【オンデマンド型】(A-4-2)
【事前学習】平安中期までの天皇の系図を調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業の資料を読んで歴代天皇についてまとめる。 (2時間)
7 藤原忠平とその息子たちと村上天皇の後宮【オンデマンド型】(A-4-2)
【事前学習】藤原忠平と子孫について調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業の資料を読んで藤原摂関家についてまとめる。 (2時間)
8 藤原元方のもののけ【オンデマンド型】(A-4-2)
【事前学習】藤原元方ついて調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業の資料を読んで「もののけ」の役割についてまとめる。 (2時間)
9 授業内の小テスト2とテストの解説【同時双方向型】(A-4-2)
【事前学習】これまでの授業内容を復習しておく。 (2時間)
【事後学習】答案の自己採点 (2時間)
10 憲平親王の前半生について【オンデマンド型】(A-4-2)
【事前学習】村上天皇の皇子について調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業の資料を読んで憲平親王についてまとめる。 (2時間)
11 安和の変の史実と虚構【オンデマンド型】(A-4-2)
【事前学習】歴史上の安和の変について調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業の資料を読んで安和の変の描かれ方についてまとめる。 (2時間)
12 藤原登子に関する表現【オンデマンド型】(A-4-2)
【事前学習】藤原登子について調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業の資料を読んで藤原登子についてまとめる。 (2時間)
13 『栄花物語』と『源氏物語』【オンデマンド型】(A-4-2)
【事前学習】歴史と物語の違いを考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業の資料を読んで歴史と物語の違いについてまとめる。 (2時間)
14 授業内の小テスト3とテストの解説【同時双方向型】(A-4-2)
【事前学習】これまでの授業内容を復習しておく。 (2時間)
【事後学習】答案の自己採点 (2時間)
15 『栄花物語』は歴史か?―授業のまとめ―【オンデマンド型】(A-4-2)
【事前学習】これまでの授業の要点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】この授業で学んだことを整理する。 (2時間)
その他
教科書 テキストは教材として配信したものを使用する。
参考書 松村博司 『栄花物語全註釈(一)』 角川書店 1969年
参考書は多いので、最初の授業で一括して紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:3回の授業内の小テストの合計点(100%)
オフィスアワー メールにて随時、対応をする。

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