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現代日本語学3

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令和元年度以前入学者 現代日本語学3
教員名 林直樹
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 (2)オンデマンド授業(録画授業配信)
(3)同時双方向型授業(zoomによるライブ中継)
以上2点を取り混ぜた形で行う。
BlackboardコースID:20211441
詳しい受講方法は、各回開始前にBlackboardを通じて連絡する。
授業概要 方言学を通して自身の出身地の言語的特徴や、方言にまつわるさまざまな事象について分析できるようになる。
授業のねらい・到達目標 ・方言学の基本的な考え方を身につける。
・自身の方言を分析する方法を身につける。
・習得した考え方やスキルを用いて、方言の分析が行えるようになる。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 授業の形式:【講義・実習】
毎回の授業課題について解説を行い、自身の内省や調査に基づき課題を作成する。課題については、それぞれ翌週に解説・講評を行う。
履修条件 ・毎回授業で課題を提出し、課題内容に基づいて自身の言語実態を振り返ってもらう。課題内容は次回授業で取り上げることがあるため、授業にただ参加する、あるいは自身の出身地を明かしたくない場合は履修を勧めない。
・なお、授業で扱う方言はいわゆる地方のことばの「方言」ではなく、個人ないしは特定の地域共同体にみられる言語的特徴のことである。そのため、出身地が首都圏であったり、「方言的特徴がない」と考えている人でも問題なく参加できる。
・参考文献を一読した上で授業に参加すると、理解がしやすくなる。課題の提出方法、フィードバック方法等については、授業内で指示する。
授業計画
1 はじめに・方言学とは何か(授業の説明・Blackboardへの登録)【オンデマンド型】
【事前学習】自身の出身地と方言の特徴について調べてくること (2時間)
【事後学習】参考文献に記載されている本・文献を読み、言語学について概観しておくこと (2時間)
2 方言のイメージ―自身は何方言話者か―【オンデマンド型】
【事前学習】前回回答の理由を述べられるようにしておくこと (2時間)
【事後学習】授業中に解説したことを基に、自身の出身地方言を分析すること (2時間)
3 方言の音1―50音で方言を表せるか―【オンデマンド型】
【事前学習】自身の出身地方言の音韻的特徴について調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中に解説したことを基に、自身の音韻を分析すること (2時間)
4 方言の音2―方言のアクセント・イントネーションにはどんなものがあるか―【オンデマンド型】
【事前学習】自身の出身地のアクセント・イントネーションついて調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中に解説したことを基に、自身のアクセント・イントネーションを分析すること (2時間)
5 方言の単語1―伝統的な俚言が残っているか―【オンデマンド型】
【事前学習】自身の出身地の俚言について調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中に解説したことを基に、自身の語彙的特徴を分析すること (2時間)
6 方言の単語2―新しい方言語彙はないか―【オンデマンド型】
【事前学習】自身の出身地で使用する新しい語彙について調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中に解説したことを基に、自身の語彙的特徴を分析すること (2時間)
7 方言の文法1―伝統的な文法的特徴が残っているか―【オンデマンド型】
【事前学習】自身の出身地の文法的特徴について調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中に解説したことを基に、自身の文法的特徴を分析すること (2時間)
8 方言の文法2―共通語と方言の違いとは何か―【オンデマンド型】
【事前学習】自身の出身地で区別している、あるいはしていない文法的特徴について調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中に解説したことを基に、自身の文法的特徴を分析すること (2時間)
9 方言と古語―昔のことばと方言の関係性とは―【オンデマンド型】
【事前学習】自身の出身地の語彙・文法でみられる古語的特徴について調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中に解説したことを基に、古語をどの程度使用しているのか分析すること (2時間)
10 方言と社会―方言と社会との関連―【オンデマンド型】
【事前学習】自身の出身地における方言と社会とのかかわりあいについて調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中に解説したことを基に、方言と社会の関係性について分析すること (2時間)
11 新方言―現代も生まれている方言―【オンデマンド型】
【事前学習】新方言とは何か調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中に解説したことを基に、新しい方言の使用実態について分析すること (2時間)
12 気づかない方言―方言と思っていない方言はないか―【オンデマンド型】
【事前学習】気づかない方言とは何か調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中に解説したことを基に、気づかない方言をどの程度使っているか分析すること (2時間)
13 方言と発想法―方言により発想が異なるか―【オンデマンド型】
【事前学習】方言と発想法の関係性について調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中に解説したことを基に、自身がどのような言語的発想法を行っているのか分析すること (2時間)
14 方言とキャラクター―方言とキャラクターの結びつきにはどんなものがあるか―【オンデマンド型】
【事前学習】これまで授業で学んだことを復習すること (2時間)
【事後学習】授業中に解説したことを基に、方言とキャラクターについて分析すること (2時間)
15 解説・授業のまとめ【オンデマンド型】
【事前学習】レポート課題を作成すること (2時間)
【事後学習】今期の授業を振り返り、学んだことをまとめること (2時間)
その他
教科書 使用しない
参考書 井上史雄・木部暢子編(2016)『はじめて学ぶ方言学-ことばの多様性をとらえる28章-』ミネルヴァ書房.
木部暢子・竹田晃子・田中ゆかり・日高水穂・三井はるみ(2013)『方言学入門』三省堂.
小林隆・澤村美幸(2014)『ものの言いかた西東』岩波書店.
佐藤亮一編(2009)『方言の地図帳』講談社.
田中ゆかり(2011)『「方言コスプレ」の時代―ニセ関西弁から龍馬語まで―』岩波書店.
日野資純・飯豊毅一・佐藤亮一編(1998)『講座方言学1-10』国書刊行会.
成績評価の方法及び基準 レポート(60%)、課題(40%)
オフィスアワー Blackboardの掲示板・メールで対応する。

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