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令和2年度以降入学者 | アジアの文化と社会2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | アジアの文化と社会2 | ||||
教員名 | 三澤真美恵 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 中国語中国文化学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | オンデマンド型授業(録画授業配信)10回と同時方向型授業5回 BlackboardコースID:20211534 火曜2限 |
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授業概要 | 台湾の歴史を学ぶ |
授業のねらい・到達目標 | 第二次大戦後の台湾に関する歴史について理解を深める。 具体的には以下2つのテーマに焦点をあてる。 2つのテーマ:①植民地支配からの解放 ②民主化への道 グローバル社会の抱える諸問題について、個々の問題に関する様々な情報を分類・整理し、多様な立場があることを理解することができる(A-2-3)。 この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの2に対応しています。 |
授業の方法 | 講義形式:オンデマンド型授業(録画授業配信)10回、演習形式:同時方向型授業5回 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
履修条件 | アジアの文化と社会1(前期)と、アジアの文化と社会2(後期)は、原則としてセットで受講すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:歴史記憶をめぐる問題 【同時方向型授業】 【事前学習】洪郁如「理解と和解の間 ――「親日台湾」と歴史記憶 」(『言語文化』50: 17-29頁、「一橋大学機関レポジトリ」でダウンロード可能)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理する。 (2時間) |
2 |
植民地支配からの解放 ①2.28事件と省籍矛盾 【オンデマンド型授業】 【事前学習】呉密察「台湾人の夢と2.28事件」『近代日本と植民地8:アジアの冷戦と脱植民地化』(岩波書店、1993年、39-70頁)、を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理する。 (2時間) |
3 |
植民地支配からの解放 ②内戦と冷戦の結びつき 【オンデマンド型授業】 【事前学習】若林正丈『台湾:変容し躊躇するアイデンティティ』(ちくま新書、2001年)第四章「中華民国の台湾定着」(83-116頁)を読んでおく (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理する。 (2時間) |
4 |
植民地支配からの解放 ③白色テロと中国化政策 【オンデマンド型授業】 【事前学習】戴國煇『台湾:人間・歴史・心性』(岩波新書、1988年)「5.「国府中央の台湾移転と国民党支配の確立」(113-140頁)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理する。 (2時間) |
5 |
植民地支配からの解放 ④サンフランシスコ条約と植民地支配責任 【オンデマンド型授業】 【事前学習】朝日新聞戦後補償問題取材班『戦後補償とは何か』(朝日文庫、1999年)、内海愛子『戦後補償から考える日本とアジア』(山川出版社、2002年)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理する。 (2時間) |
6 |
植民地支配からの解放 ⑤冷戦と経済成長 【オンデマンド型授業】 【事前学習】戴國煇『台湾:人間・歴史・心性』(岩波新書、1988年)「6.経済奇跡への道とその代価」」(141-164頁)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理する。 (2時間) |
7 |
「植民地支配からの解放」について振り返る:同時双方向型 【同時方向型授業】 【事前学習】授業テーマ「植民地支配からの解放」①〜⑤までの内容を復習し、不明点を明らかにしておく (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理する。 (2時間) |
8 |
民主化への道 ①雷震事件と国際孤立 【オンデマンド型授業】 【事前学習】戴國煇『台湾:人間・歴史・心性』(岩波新書、1988年)「7.社会は激変のさなかにあって」(165-184頁)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理する。 (2時間) |
9 |
民主化への道 ②蒋経国から李登輝へ 【オンデマンド型授業】 【事前学習】戴國煇『台湾:人間・歴史・心性』(岩波新書、1988年)「8.ストロングマンの死と新しい時代の幕開け」(185-212頁)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理する。 (2時間) |
10 |
民主化への道 ③美麗島事件から野百合学生運動へ 【オンデマンド型授業】 【事前学習】若林正丈『台湾:変容し躊躇するアイデンティティ』(ちくま新書、2001年)第六章「李登輝の登場と憲政改革」(151-172頁)を読んでおく (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理する。 (2時間) |
11 |
民主化への道 ④中台関係と日台関係 【オンデマンド型授業】 【事前学習】天児慧ほか編『中国・台湾』の小笠原欣幸「民主化、台湾化する政治体制」(135-160頁)、三船恵美「米中台関係の歴史と現状」(161-185頁)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理する。 (2時間) |
12 |
民主化への道 ⑤台湾アイデンティティと市民運動 【オンデマンド型授業】 【事前学習】呉叡人著、若畑省二訳「社会運動、民主主義の再定着、国家統合」沼崎一郎・佐藤幸人編『交錯する台湾社会』(アジア経済研究所、2012年、311-365頁)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理する。 (2時間) |
13 |
「民主化への道」について振り返る 【同時方向型授業】 【事前学習】授業テーマ「民主化の進展」①〜⑤までの内容を復習し、不明点を明らかにしておく (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理する。 (2時間) |
14 |
授業内試験:第二次大戦後の台湾に関する歴史について後期に学んだ2つのテーマ(①植民地支配からの解放 ②民主化への道)について、どの程度理解できているか確認する(A-2-3)。 【同時双方向型授業】 【事前学習】前期の授業を復習しておく (2時間) 【事後学習】試験をふりかえって授業理解度を把握する (2時間) |
15 |
試験結果をふまえたフィードバックを行う。試験の解答例を示しながら、解答傾向から理解が不足していると思われる部分について補足説明を行うなどして、前期に学んだ内容の理解を深める(A-2-3)。 【同時双方向型授業】 【事前学習】どこが理解不十分だったかを明確にしておく (2時間) 【事後学習】前期の講義ノートを見直して補充する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 事前学習で指定した文献は、Blackboardから閲覧可能。 |
参考書 | 若林正丈 『台湾ーー変容し躊躇するアイデンティティ』 筑摩書房 2001年 戴國煇 『台湾――人間・歴史・心性』 岩波書店 1988年 周婉窈著 (濱島敦俊 監訳) 『図説 台湾の歴史』 平凡社 2013年 参考文献は文理学部図書館、中文学科図書室、Blackboardなどで閲覧可能。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(50%)、授業参画度(50%) 授業参画度はオンデマンド型授業の講義ノートや、同時方向型授業内で行う議論での発言などによって評価する。 |
オフィスアワー | Blackboard、同時方向型授業を通じて随時行う。 |