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令和元年度以前入学者 | 中国学特別研究2 | ||||
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教員名 | 山本まり子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 中国語中国文化学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | ・オンデマンド授業を実施する。 ・指定するGoogleDriveを活用する(データの容量の都合上、Blackboardによる教材の配信は原則、行わない)。 ・本シラバス掲載の教科書(冊子体)、事前に送付する資料(印刷物)に加え、GoogleDrive内に収めるデータ(映像・音声・資料)、及び本授業用HP内に収めるデータを活用する。それらのURLは「中国学特別研究1」(今年度の前期実施)において使用したものと同一である。 ・本シラバス記載の「bookshelf」の所在については初回の授業中、告知する。 ・受講生作成・制作の成果物へのフィードバックはE-mailによって行う。 BlackboardコースID:20211585 |
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授業概要 | 実技・鑑賞を通して、書体の変遷、書の歴史を概観し、各時代の書体・書の様式、及び書風に関するいくつかの文化的事項について理解する。日本の書における中国文化の受容についても学び、中国文化への理解を深める。 |
授業のねらい・到達目標 | 1)授業で取り上げる書家、及び書作品に関する文化的事項について説明ができる。 2)書の歴史上、傑作とされている作品の書の特徴について理解し、表現することができる。 学修において自ら取り組むべき課題を見出し、必要な情報を収集することができる(A-5-2)。 この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの5に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】・【実技】 教科書・事前送付資料・配信するデータに記載・掲載されている事項について説明する。その後、実技(毛筆・硬筆)・レポート作成などの実践へと進める。 |
履修条件 | ・授業担当者へのE-mailによる課題提出(送信)を出席とみなす。3分の2以上の出席(E-mailによる課題提出)を履修条件とする。 ・やむを得ず数回に亘り連続して受講できない場合は、E-mailを通して連絡すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業概容・授業方法・評価基準のことなど)。『蘭亭序』の概容
【事前学習】シラバスの内容確認。教科書40~45頁を読み、『蘭亭序』の書風について理解する。 (2時間) 【事後学習】 シラバスの再読。指定教材(音声・資料データ)の再視聴、再読を行い、『蘭亭序』の概容・書風について理解する。 (2時間) |
2 |
『蘭亭序』臨書(1)
【事前学習】教科書40~45頁を読み、『蘭亭序』の概容について理解する。 (1時間) 【事後学習】「筆脈」が看取される漢字を『蘭亭序』の中からいくつか臨書する。 (3時間) |
3 |
『蘭亭序』臨書(2)
【事前学習】指定教材(映像・音声・資料データ)の内容を確認し当該作品の書の美しさを感受する。 (2時間) 【事後学習】「行書の流動性」が看取される漢字を『蘭亭序』の中からいくつか臨書する。 (2時間) |
4 |
『蘭亭序』臨書(3)
【事前学習】指定教材(映像・音声・資料データ)の内容を確認し、課題として示された漢字の書き方について学ぶ。 (2時間) 【事後学習】指定のいくつかの同一漢字を『蘭亭序』の中から抽出し、該書に見られる「表現の多様性」について理解する。 (2時間) |
5 |
『蘭亭序』の書に関する歴史的位置付け・文化的事項
【事前学習】教科書41~45頁をもとに『蘭亭序』の全文について作品鑑賞を行い、その書に見られる芸術性を感受する。 (2時間) 【事後学習】『蘭亭序』の書について学び得たこと、知り得たことを整理する。 (2時間) |
6 |
『争坐位文稿』の書に関する歴史的位置付け・時代背景など
【事前学習】指定教材(映像・音声・資料データ)の内容を確認し、課題として示された漢字の書き方、書風について理解する。 (2時間) 【事後学習】顔真卿の書とその人生、人となりに関することで知り得たことをまとめる。 (2時間) |
7 |
『風信帖』臨書(1)
【事前学習】教科書46~51頁の記載内容を確認し、また課題として示された漢字の書き方、書風について理解する。 (2時間) 【事後学習】既習の「提出⑤」における授業担当者からのフィードバック内容を再度確認する。また『蘭亭序』と比較し、『風信帖』との間に見られる書の類似点に注目する。 (2時間) |
8 |
『風信帖』臨書(2)
【事前学習】教科書46~51頁の記載内容を確認し、概容を理解した上で同作品の作品鑑賞を行う。 (2時間) 【事後学習】「三筆」と称されている人物名、及びその人物の書と推定されている作品について確認する。 (2時間) |
9 |
総括
【事前学習】書に関する「初唐の三大家」・太宗皇帝・空海の功績について調べる。 (2時間) 【事後学習】教科書16~25頁、46~51頁を再読し、古典に関する既習内容の整理を行う。 (2時間) |
10 |
年賀状(1)
【事前学習】bookshelf第2章第3講を読み、宛名書きの書式について理解する。 (2時間) 【事後学習】各文字の書き振り、適切な文字の大きさ・配置について再確認する。 (2時間) |
11 |
年賀状(2)
【事前学習】指定教材(映像・音声・資料データ)を視聴し、正しい行書の崩し方について理解する。 (2時間) 【事後学習】既習内容「行書の流動性」・「筆脈」に留意し、本課題の書き方・書式について理解する。 (2時間) |
12 |
自作俳句(1)
【事前学習】bookshelf第2章第4講を読み、俳句実作に関する知識を得る。 (2時間) 【事後学習】授業担当者からのフィードバック内容をもとに自作俳句の選定を行い、書作品の草稿を作る(漢字仮名交じりの表記とする)。 (2時間) |
13 |
自作俳句(2)
【事前学習】教科書・字典類を活用して(インターネットによる検索、可)自作俳句の中の各文字の形、用筆などを調べる(書体、自由)。その際、典拠を控えておく。 (2時間) 【事後学習】各文字の書き方、文字の配置、構成面について検討を行う。 (2時間) |
14 |
【硬筆】整斉たる文字の書き方
【事前学習】bookshelf第1章第1講を読み、日本語の文字表記について理解する。 (2時間) 【事後学習】楷書に調和する仮名の書き振りについて理解する。 (2時間) |
15 |
【硬筆】手紙文
【事前学習】bookshelf第2章第3講を読み、手紙文の書き方について理解する。 (2時間) 【事後学習】教科書120・121頁を読み、指定課題(自作の文章による手紙文の執筆)を通して、正しい文字表記・文章表現について確認する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 關正人ほか著 『書Ⅰ』 教育図書 2016年 中国語中国文化学科「学年別ガイダンス」での指示に従うこと。 |
参考書 | 授業中、適宜、紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(20%)、授業参画度:E-mailによる課題提出(50%)、提出作品(30%) ・「レポート」・「E-mailによる提出課題」・「提出作品」等の提出期限、厳守のこと(期限に遅れた場合、受け付けることができません)。 ・授業担当者へのE-mailによる課題提出(送信)を出席とみなします。3分の2以上の出席(E-mailによる課題提出)がない場合、単位取得が困難です。ご注意下さい。 |
オフィスアワー | E-mailで受け付けます。 |
備考 | ・講義・課題に関することは、毎回(授業前)、配信するデータによってご確認下さい。 ・一定期間経過後のデータは順次削除します。ご注意下さい。 ・今年度前期開講「中国学特別研究1」を受講しなかった方は9月15日までにE-mailにて授業担当者宛にご連絡下さい。 ・授業担当者のE-mailアドレスは事前送付資料№1に記載されています。 |