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令和元年度以前入学者 | 卒業論文研究ゼミ2 | ||||
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教員名 | 牧野理英 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | Zoom によるによる課題作成とBlackBoard の遠隔授業 20211733 2021卒業論文研究ゼミ2(牧野理英・後・木2) |
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授業概要 | このクラスでは、英語圏(アメリカ、イギリス、カナダ)の第二次世界大戦における日米関係をテーマにあつかった日系作家の文学作品を読む。英語圏の文学史上で一定の評価を得た作家との対比によって、どのようなものが文学とみなされているのか?あるいはどういったものが排除されていたのかという点にも留意し、グローバリズム時代における日系文学の重要性を考察する。後期はカナダの日系作家のジョイ・コガワの作品を取り扱う。章ごとによみ、第二次世界大戦における日本とアメリカの関係、そしてカナダの日系収容の諸相を理解する |
授業のねらい・到達目標 | この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1 、DP3、DP4、DP5、DP6、DP7、DP8、及び、カリキュラムポリシーCP1、CP3、CP4、CP5、CP6、CP7、CP8、に対応している。 第二次世界大戦における日米関係をテーマにした作品にあたることにより、日系とは何なのかという問題をグローバリズム下の(英語圏文学を学んでいる)日本人の視点から理解できる。第二次世界大戦の日米の関係をカナダ人という視点から描いた作品を理解できる。 (A-1-2)学修から得られた豊かな知識と教養, 及び, 自己の倫理観に基づいて, 英語学・英語圏文学の役割を説明することができる。 (A-3-2)既存の知識にとらわれることなく, 言語現象や歴史的事象を論理的・批判的に説明することができる。 (A-4-2)英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し, 専門的知識に基づいて説明することができる。 (A-5-2)新しい問題に取り組む意識を持ち, そのために必要な情報を収集することができる。 (A-6-2)親しい人々とコミュニケーションを取り, 専門的知識について正しく説明することができる。 (A-7-2)学修活動において, 積極的にリーダーシップを発揮し, 他者と協働して作業をすることができる。 (A-8-2)自分の学修経験の振り返りを継続的に行い, 分析することができる。 |
授業の方法 | ゼミ 長編からの一部抜粋をベースに議論をし、各々の作家に対する理解を深めるというものである。本クラスでは単にコガワの作品を通読するだけではなく他の作家との比較をいれることで記憶と沈黙というアジア系アメリカ文学における重要なテーマを取り扱っていく。また英語圏文学におけるアジア系とは何を意味するのか?(作家がアジア系であること、テーマがアジア系であることなど)という問題にも取り組んでいきたい。映画などの視覚的教材も適宜とりいれて授業を行う。 |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマや到達目標、方法などについて説明し、簡単なガイダンスをする。これまでに読んだ英米文学、自身の英語力に関して書いてもらう。
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解しておく。 (0.5 時間) 【事後学習】Joy Kogawa、Obasan 1-3 章 (3.5時間) |
2 |
Obasan Chapter 1-3 日系カナダ人の歴史 【事前学習】Chapter 1-3 を読んでおく (2時間) 【事後学習】Chapter 4-6を読んでおく (2時間) |
3 |
Obasan Chapter 7-9 語り手は誰か? 【事前学習】Chapter 7-9を読んでおく (2時間) 【事後学習】Chapter 10-12を読んでおく (2時間) |
4 |
Obasan Chapter 10-12 語り手には何が起こっているのか? 【事前学習】 Chapter 10-12を読んでおく (2時間) 【事後学習】Chapter 13-15を読んでおく (2時間) |
5 |
Obasan Chapter 13-15 コガワの沈黙とは 1 【事前学習】Chapter 13-15を読んでおく (2時間) 【事後学習】Chapter 16-18を読んでおく (2時間) |
6 |
Obasan Chapter 16-18 コガワの沈黙とは 2 【事前学習】Chapter 16-18を読んでおく (2時間) 【事後学習】Chapter 19-21を読んでおく (2時間) |
7 |
Obasan Chapter 19-21 コガワの沈黙とは 3 【事前学習】Chapter 19-21を読んでおく (2時間) 【事後学習】Chapter 22-24を読んでおく (2時間) |
8 |
Obasan Chapter 22-24 トラウマの構造 1 【事前学習】 Chapter 22-24を読んでおく (2時間) 【事後学習】Chapter 25-27を読んでおく (2時間) |
9 |
Obasan Chapter 25-27 トラウマの構造 2 【事前学習】Chapter 25-27を読んでおく (2時間) 【事後学習】Chapter 28-30を読んでおく (2時間) |
10 |
Obasan Chapter 28-30 トラウマの構造 3 【事前学習】Chapter 28-30を読んでおく (2時間) 【事後学習】 Chapter 31-33を読んでおく (2時間) |
11 |
Obasan Chapter 31-33 記憶の構造1 【事前学習】Chapter 31-33を読んでおく (2時間) 【事後学習】Chapter 34-36を読んでおく (2時間) |
12 |
Obasan Chapter 34-36 記憶の構造 2 【事前学習】Chapter 34-36を読んでおく (2 時間) 【事後学習】Chapter 37-39を読んでおく (2時間) |
13 |
Chapter 37-39 記憶の構造 3 【事前学習】Chapter 37-39を読んでおく (2時間) 【事後学習】映画評論に関する読み物を読んでおく (2時間) |
14 |
まとめ。テーマに関する議論
【事前学習】映画評論に関する読み物を読んでおく (2時間) 【事後学習】レポート作成準備 (2時間) |
15 |
レポート提出:今まで学んできたことの中からテーマを絞りレポートを作成する。
【事前学習】レポート作成準備 (2時間) 【事後学習】これまでに学んだことを確認する (2時間) |
その他 | |
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教科書 | Joy Kogawa , Obasan, Anchor Books , 1992 教科書以外はプリントで適宜補うことにする。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:コガワの作品からテーマを選び、面接を経て提出(30%)、授業内テスト:期末テスト 小テスト 全5,6回の予定(30%)、授業参画度:発言 発表(40%) |
オフィスアワー | 木曜日、牧野研究室にて/ブラックボードメール |