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令和元年度以前入学者 | 現代イギリス文学演習2 | ||||
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教員名 | 前島洋平 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 同時双方向型授業(Blackboard 掲示板において時間割通りに実施するグループ・ディスカッション)と課題研究(決められた日時までに課題提出)の混合型授業。 * 初回授業時までにBlackboardでコース登録をし、こまめに情報を確認すること。 【Blackboard ID】20211746:2021現代イギリス文学演習2(前島洋平・後・火3) *(Blackboardのコース登録に加え)履修登録期間中にCHIPSで履修登録を行うこと。 |
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授業概要 | 現代の英国を代表する作家カズオ・イシグロ (Kazuo Ishiguro, 1954- ) の Never Let Me Go を読み、イシグロ作品の文学的特徴について考察する。 |
授業のねらい・到達目標 | 作品の精読とディスカッションを通して、小説における語り手の役割について自然と分析できるようになることを目指す。また、作品内容に関する議論を通して小説を読む楽しさを発見できる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2、DP3、DP4、及び、カリキュラムポリシーCP2、CP3、CP4、に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部英文学科(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,3,4 及びカリキュラムポリシーCP2,3,4に対応している。 ・世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を英語学・英語圏文学の視点から説明することができる(A-2-3)。 ・言語現象や歴史的事象を既存の知識にとらわれることなく、語学的根拠や批評理論に基づいて批判的、論理的に考察し、説明することができる(A-3-3)。 ・英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し、専門的知識に基づいて解決案を作成できる(A-4-3)。 |
授業の方法 | Blackboardを仮想の教室とした、グループによる発表と受講者によるディスカッション形式。 ◆手順は以下の通り。 1. 発表担当グループ(原則3人,1回の授業につき2グループが担当, グループ分けは初回授業終了後に発表)は「ハンドアウト」(主として「原作からの引用」「(作者の生涯や作品発表時の社会背景などの)作品外の情報」「受講者に考えてもらいたい質問」など)と「説明文」(ハンドアウトの内容に関する詳しい発表原稿)を月曜日午後1時までにBlackboard の「掲示板」に載せる。 2. 受講者は授業開始までに上記1の資料に目を通しておく。 3. 授業時間(火曜日3時限)には、上記1の資料をもとにBlackboard上でグループ・ディスカッションを行い、集約した意見を「掲示板」に書き込む。 4. 事後学習として、受講者は上記3に目を通したうえで考えを深め、必要事項を記入したリアクションペーパーを水曜日午後1時までに担当教員にメールで送る。 5. 映画と連続テレビドラマを隔週で観賞する。受講者は気が付いたこと、疑問点、感想などをBlackboardの掲示板に書き込む。 【発表担当グループは、語学的(英語)ならびに文学的(内容)アプローチの点から資料を作成する。受講者への質問は、なるべく作品理解が深まるような性質のものが望ましい】 |
履修条件 | 4年生(以上)で、学科から受講を許可された学生であること。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション:作家カズオ・イシグロに関する評価、発表順の決定、映画鑑賞①
【事前学習】前期の授業の振り返り (1時間) 【事後学習】授業内容の確認 (1時間) |
2 |
Never Let Me Go pp.3-24 【プレゼンとディスカッション(A-4)】連続テレビドラマ観賞①
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (1時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
3 |
Never Let Me Go pp.25-48 【プレゼンとディスカッション(A-4)】映画鑑賞②
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (1時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
4 |
Never Let Me Go pp.49-75 【プレゼンとディスカッション(A-4)】連続テレビドラマ観賞②
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (1時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
5 |
Never Let Me Go pp.76-97 【プレゼンとディスカッション(A-4)】映画鑑賞③
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (1時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
6 |
Never Let Me Go pp.98-123 【プレゼンとディスカッション(A-4)】連続テレビドラマ観賞③
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (1時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
7 |
Never Let Me Go pp.124-143 【プレゼンとディスカッション(A-4)】映画鑑賞④
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (1時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
8 |
Never Let Me Go pp.144-165 【プレゼンとディスカッション(A-4)】連続テレビドラマ観賞④
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (1時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
9 |
Never Let Me Go pp.166-193 【プレゼンとディスカッション(A-4)】映画鑑賞⑤
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (1時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
10 |
Never Let Me Go pp.194-213 【プレゼンとディスカッション(A-4)】連続テレビドラマ観賞⑤
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (1時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
11 |
Never Let Me Go pp.214-240 【プレゼンとディスカッション(A-4)】映画鑑賞⑥
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (1時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
12 |
Never Let Me Go pp.241-270 【プレゼンとディスカッション(A-4)】連続テレビドラマ観賞⑥
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (1時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
13 |
Never Let Me Go pp.271-282 【プレゼンとディスカッション(A-4)】映画鑑賞⑦
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (1時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
14 |
Never Let Me Go 課題作成と回収 【ディスカッション(A-4)】連続テレビドラマ観賞⑦
【事前学習】作品全体の内容を確認し、自分なりのテーマを設定して課題に取り組むこと(A-2) (5時間) 【事後学習】異なるテーマ設定として可能な候補を考えておくこと (1時間) |
15 |
映画鑑賞⑧と課題の振り返り
【事前学習】作品全体の問題点をまとめておくこと (2時間) 【事後学習】原作と映画の相違点とその意味について考えること (1時間) |
その他 | |
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教科書 | Kazuo Ishiguro, Never Let Me Go, Faber & Faber, 2005 ISBN 9780571258093 |
参考書 | 参考資料については随時紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:第14週に回収するレポート(40%)、授業参画度:ディスカッションへの貢献度、ならびに毎授業時に配布されるリアクションペーパーの内容に応じた授業参画度(40%)、プレゼンテーション(20%) ◆毎回の授業時に配布されるリアクションペーパーには、発表グループへの評価、英語や作品解釈に関する質問などを記入する。これは受講者の予習の程度や内容理解の深度を図るもので、成績評価の方法の授業参画度に該当する。 ◆グループでの協働作業が重視されますので、発表資料の作成に協力的でない学生、授業時のグループ・ディスカッションに参加しない(発言しない、貢献しない)学生は著しく低い評価になります。 授業1回につき必ず1回は「掲示板」にコメントを書き込みましょう。 |
オフィスアワー | メールで随時質問を受け付ける。 |