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ドイツ文学史講義2

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令和2年度以降入学者 ドイツ文学史講義2
令和元年度以前入学者 ドイツ文学史講義2
教員名 武井隆道
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 主として同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)とBlackboardを通じた学習資料配信により実施する。

Blackboard コースID: 20211780,   コース名:2021ドイツ文学史講義2(武井隆道・後・金5)に登録しておくこと。
授業概要 18世紀後半から現代までのドイツ文学史の潮流を概観し、主要な作家と作品を歴史的・社会背景とともに学ぶ。
授業のねらい・到達目標 1年次に学んだドイツ語圏の文学に関する知識を土台にして、3年次の専門課程への橋渡しとなる文学史の概要を理解することができる。
ドイツ文学史における専門的な事項や概念、時代的・思想的な背景を理解し、体系的に説明する能力を育成する。
各時代の文学作品を現代的な視点で捉えなおすことに挑戦することができる。
学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、ドイツ語圏の言語文化、さらにそこから見えるヨーロッパ文化の様相を説明することができる。(A-1-2)
現代社会におけるドイツ語圏文化、ヨーロッパ文化の役割を理解し、そのことを踏まえて、国際社会が直面している問題を説明することができる。(A-2-2)

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1, DP2及びカリキュラムポリシーCP1, CP2に対応しています。
授業の方法 授業の形式:【講義】
主に講義形式で行い、授業で取り上げたテーマについて受講生から意見を求める。
受講者は提示された事項を調べ、取り上げた文学作品を自主的に読み、自分の意見をまとめる。積極的な参加が求められる。
履修条件 学科の履修規定による。
授業計画
1 ガイダンス(授業の進め方、到達目標、評価方法等について説明します)を受けて、各自の目標を設定する。【同時双方向型】
【事前学習】ドイツ文学史講義1で扱った18世紀までの文学史について確認しておく(A-1-2) (1時間)
【事後学習】18世紀後半から現代までのドイツおよびヨーロッパの歴史を、高校の教科書等を参考に確認する(A-1-2)。 (3時間)
2 ゲーテのシュトゥルム・ウント・ドラング(1) — 青年期ゲーテの叙情詩を読み、その特徴と意義を考察する(A-2-2)。【同時双方向型】
【事前学習】Blackboardに示す作品を読んでおく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、まとめる(A-2-2)。 (2時間)
3 ゲーテのシュトゥルム・ウント・ドラング(2) — 『若いヴェルターの悩み』を読み、その特徴と意義を考察する(A-2-2)。【同時双方向型】
【事前学習】Blackboardに示す作品を読んでおく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、授業中に提起された問題点について自分の考えをまとめる(A-2-2)。 (2時間)
4 壮年期のゲーテ  — 『イフィゲーニエ』『ヴィルヘルム・マイスターの徒弟時代』を読み、ドイツ古典主義文学とは何かを考察する(A-1-2, A-2-2)。【同時双方向型】
【事前学習】Blackboardに示す作品を読んでおく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、まとめる(A-2-2)。 (2時間)
5 老年期のゲーテ — 『西東詩集』『ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代』を読み、ゲーテ老年期の作品の特徴と精神について考察する。【同時双方向型】
【事前学習】Blackboardに示す作品を読んでおく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】老年期のゲーテの特徴と精神について、時代背景を踏まえてまとめる(A-2-2)。 (2時間)
6 『ファウスト』について、その成立の経緯を理解し、作品の意義を考察する(A-1-2, A-2-2)。【同時双方向型】
【事前学習】Blackboardに示す『ファウスト』の部分テクストを読んでおく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】『ファウスト』作品中の諸テーマについて自分の解釈をまとめる(A-2-2)。 (2時間)
7 シラー(1) — 『群盗』を中心に、青年期(シュトゥルム・ウント・ドラング期)のシラーの作品を読んで、その特徴と精神について考察する。【同時双方向型】
【事前学習】Blackboardに示す作品を読んでおく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、まとめる(A-2-2)。 (2時間)
8 シラー(2) — 『ドン・カルロス』を中心に、壮年期(古典主義)のシラーの作品を読んで、その特徴と精神について考察する。【同時双方向型】
【事前学習】Blackboardに示す作品を読んでおく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、まとめる(A-2-2)。 (2時間)
9 ロマン主義(1) — シュレーゲル兄弟とノヴァーリスを中心に、ロマン主義の成立経緯を把握し、作品の特徴と思想を理解する(A-1-2, A-2-2)。【同時双方向型】
【事前学習】Blackboardに示す作品を読んでおくとともに、下記参考書を参照し、ロマン主義について基礎的知識を得ておく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、まとめる(A-2-2)。 (2時間)
10 ロマン主義(2) — ホフマンを中心に、後期ロマン主義の特徴と思想を理解する。【同時双方向型】
【事前学習】Blackboardに示す作品を読んでおく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、ロマン主義の後世に与えた影響をまとめる(A-2-2)。 (2時間)
11 19世紀前半のドイツ文学 — グリルパルツァーとハイネを中心に、ナポレオン以後3月革命までの時代のドイツ文学について、社会的背景を踏まえて考察する (A-1-2, A-2-2)。【同時双方向型】
【事前学習】Blackboardに示す作品を読んでおくとともに、下記参考書を参照し、この時代の文学について基礎的知識を得ておく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、この時代の文学と社会の関係について、各自の意見をまとめる(A-2-2)。 (2時間)
12 写実主義の文学 — シュティフターとケラーを中心に、写実主義文学のドイツにおける展開を概観し、その特徴を考察する(A-1-2, A-2-2)。【同時双方向型】
【事前学習】Blackboardに示す作品を読んでおくとともに、下記参考書を参照し、写実主義について基礎的知識を得ておく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、ドイツにおける写実主義の問題点を各自の意見をまとめる(A-2-2)。 (2時間)
13 19世紀末の文学 — ホーフマンスタールを中心に、ヴィーン世紀末文化や象徴主義、自然主義について考察する(A-1-2, A-2-2)。【同時双方向型】
【事前学習】Blackboardに示す作品を読んでおくとともに、下記参考書を参照し、19世紀末のドイツ文学について基礎的知識を得ておく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を整理し、各自の意見をまとめる(A-2-2)。 (2時間)
14 20世紀の文学 — トーマス・マン、ヘッセを中心に戦前のドイツ文学について、またグラスを中心に戦後のドイツ文学について考察する(A-1-2, A-2-2)。【同時双方向型】
【事前学習】Blackboardに示す作品を読んでおくとともに、下記参考書を参照し、20世紀のドイツ文学について基礎的知識を得ておく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、興味をもった作家について深く調べる(A-2-2)。 (2時間)
15 まとめと解説(講義を振り返り、19世紀以後の文学史の大まかな流れと特徴を理解する)。【同時双方向型】
【事前学習】講義で興味を持った内容について、自分でも調べておく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】ドイツ文学について、その特徴と意義をまとめる(A-2-2)。 (2時間)
その他
教科書 Blackboardを通じて適宜資料を配布します。
参考書 手塚富雄・神品芳夫(著) 『増補ドイツ文学案内』 岩波文庫 1993年
保坂一夫(編) 『ドイツ文学 名作と主人公』 自由国民社 2009年
成績評価の方法及び基準 レポート:課題の提出とその評価(50%)、授業参画度:出席・リアクションペーパー・小課題の提出とその評価(50%)
オフィスアワー 授業終了後にメールにてご相談ください。または学科事務室に申し出てください。

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