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社会学史1

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令和2年度以降入学者 社会学史1
令和元年度以前入学者 社会学史1
教員名 好井裕明
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 オンデマンド型(Blackboardを通じた学習資料配信)で行います。
Blackboard ID:20211923 ⇒ 火曜2時限
授業概要 私たちが生きている現代社会を考えるとき、どのようなものの見方があるのだろうか。社会学のはじまりであるオーギュスト・コントからはじめ、マックス・ヴェーバー、ゲオルグ・ジンメル、エミール・デュルケームを中心に説明し、社会を見る味方の基礎となる概念や思想を説明する。行為・関係性・構造・自我という基本的な見方の理解を進める。
授業のねらい・到達目標 <知識・技能>
現代社会学の基礎となっている理論や学説を平易に概説するが、その内容を理解することを通して社会学的ものの見方の基礎となる概念である「行為」「関係性」「構造」「自我」を把握することを目標とする。
<能力>
上記の<知識・技能>の習得をへて、以下の<能力>を育むことを目標とする。
・学修から得られた幅広く豊かな知識と教養,および自己の倫理観に基づき,「近代社会の自己認識の学」としての社会学の特徴やその役割を説明することができる。
 (A-1-2: 豊かな知識・教養に基づく高い倫理観)
・グローバル化する現代社会における社会学の役割を理解し,そのことを踏まえ国際社会が直面する問題について,行為を中心に,構造や変動,自我や関係,などの観点から説明することができる。
 (A-2-2: 世界の現状を理解し,説明する力)
この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP1・2及びカリキュラムポリシーCP1・2に対応しています。
授業の方法 授業の形式:【講義】
毎回講義内容を講義ノートの形で配信します。受講生は講義ノートを熟読し理解したうえで、それをもとにテキストの該当部分を各自が精読してください。講義内容に関連する小レポート課題を5回提示します。すべての課題をこなすことは受講生にとって必須の作業です。、各課題については、小レポート内容に対して個別にコメントを加え、評価します。最後に別の課題図書を指定し、それを精読したのち、内容について「自由な意見感想のレポート(2000字)」を課す。
授業計画
1 講義の進め方と5回の課題小レポート、最終課題レポートの解説
【事前学習】1年次で学んだ社会学の知識を反省しておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』の序章を読む。 (2時間)
2 「社会学」のはじまり:「複数の意志の空間」という謎(A-2-2)と課題➀の提示
【事前学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』序章内容を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』の第1章前半を読む。 (2時間)
3 オーギュスト・コントの社会学の解説(A-1-2)
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』の第1章後半を読む。 (2時間)
4 カール・マルクスの社会学:『ドイツ・イデオロギー』『共産党宣言』の解説
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』の第2章前半を読む。 (2時間)
5 カール・マルクスの社会学:『資本論』の解説と課題➁の提示
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』の第2章後半を読む。 (2時間)
6 エミール・デュルケームの社会学:『自殺論』の解説(A-1-2)
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』の第3章前半を読む。 (2時間)
7 エミール・デュルケームの社会学:『社会分業論』『社会学的方法の基準』の解説と課題➂の提示(A-2-2)
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』の第3章後半を読む。 (2時間)
8 マックス・ヴェーバーの社会学:『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の解説
【事前学習】前回の講義を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』の第4章(83-98頁)を読む。 (2時間)
9 マックス・ヴェーバーの社会学:『世界宗教の経済倫理』の解説
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』の第4章(98-106頁)を読む。 (2時間)
10 マックス・ヴェーバーの社会学:『支配の社会学』『職業としての政治』と課題➃の提示
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』第4章(106-117頁)を読む。 (2時間)
11 ゲオルグ・ジンメルの社会学:『社会分化論』「大都市の精神生活」の解説
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』第5章前半を読む。 (2時間)
12 ゲオルグ・ジンメルの社会学:『社会学』の解説と課題➄の提示
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』第5章後半を読む。 (2時間)
13 『「今、ここ」から考える社会学』:社会を考える6つの視点と最終課題の提示
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】課題テキスト『「今、ここ」から考える社会学』第1章を読む。 (2時間)
14 『「今、ここ」から考える社会学』:日常性、スマホのある日常、「らしさ」を生きること
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】課題テキスト『「今、ここ」から考える社会学』第2,3,4章を読む。 (2時間)
15 『「今、ここ」から考える社会学』:「ちがい」がある他者、環境を考える、「政治的であること」とは
【事前学習】これまでの講義内容を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】課題テキスト『「今、ここ」から考える社会学』第5,6,7章を読む。 (2時間)
その他
教科書 奥村隆 『社会学の歴史Ⅰ』 有斐閣 2014年 第1版
好井裕明 『「今、ここ」から考える社会学』 筑摩書房 2017年 第1版
二冊のテキストは講義や課題レポートで使用しますので、受講生は必ず購入してください。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:最後の課題レポート(2000字)(40%)、授業内テスト:授業内での5回の小課題レポートのことをさす(50%)、適宜、実施する出席確認のための簡単な課題(10%)
評価は、授業内で合計5回課す小課題レポート(一回につき1000字)で授業内容の理解度を確認します。さらに最後の課題テキスト読破による自由な意見感想レポートで受講生各自の社会学的問題関心や現代社会を読み解く学としての社会学の理解度を見ます。この二つの課題における評価を授業評価とします。授業参画度は、5回の課題レポートをすべて提出することと適宜出席確認のために行う簡単な課題提示で確認します。(A-1-2)(A-2-2)
オフィスアワー Blackboardやメールでの対応とします。質問の方法等は、配信の中で指示します。
備考 初回講義開始までに、当該授業のBlackboardのコース登録を行うこと

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