検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 社会学演習 | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | 社会学演習1 | ||||
教員名 | 好井裕明 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | オンデマンド型(Blackboardを通じた学習資料配信)で行います。 Blackboard ID:20211929 ⇒ 木曜2時限 |
---|---|
授業概要 | 本演習では、現代社会や文化、人間関係などを鋭く深く読み込むことが可能な映画やドキュメンタリーを視聴し、その分析をすることを中心に進めていく。何かを啓発する作品だけでなく芸術作品や一般娯楽作品のなかにも、人間や社会を考える社会学的想像力や社会学的まなざしを研ぎ澄ますうえで優れて有効な内容が含まれている。受講生各自は、3年次以降の卒業論文を視野に入れ、自らの問題関心を研ぎ澄ます社会学的想像力を鍛えるという目的で、視聴可能な映画やドキュメンタリーなどの作品を選定し、読み解いてほしい。 |
授業のねらい・到達目標 | 〈知識〉〈技能〉 3年次からのゼミナールや卒業論文執筆を円滑に進めていくには、学生各自が自らの問題関心に覚醒し、関心をどのように社会学的な調査分析に移していけるのかが重要である。そのために最も基本的な作業は、現代社会や文化、日常生活のできごとなどを批判的に分析できる社会学的想像力を養い、研ぎ澄ますことである。本演習では、受講生各自にみあう社会学的想像力の養成が目標である。 〈能力〉 上記の〈知識〉〈技能〉の習得をへて、以下の〈能力〉を育むことを目標とする。 ・自身の認識の外側に存在する社会に対する関心を持ち,理解するために必要な情報や知識をみずから収集することができる。 (A-5-2: 挑戦力) ・設定された課題に対し,社会学の枠組みや方法に即して議論することで,理解を深めることができる。 (A-6-2: コミュニケーション力) ・学修活動において積極的にリーダーシップを発揮し,他者と協働して作業をすることができる。 (A-7-2: リーダーシップ・協働力) ・自身の学修経験の振り返りを継続的に行いながら,改善策を検討することができる。 (A-8-2: 省察力) この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP5~8及びカリキュラムポリシーCP5~8に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【演習】 本演習は、映画やドキュメンタリーなど映像作品を視聴し、そこに含まれている社会学的含意を読み解き、社会学的想像力を鍛えることを目的としています。ただ現状では対面で教室での視聴は困難なので、受講生各自で映像作品は視聴してもらいます。演習では、まずは受講生各自の「映画体験」を反省し、自らの社会性を育てるうえで、どのような意義や意味があったのかを振り返るレポートを作成してもらいます。その後、最も印象深く残っている作品の解読をおこなう。その後、各自がテーマを決め、視聴可能で考察してみたいと考える作品を5点ほどリストアップし、順次視聴し、作品の読み解きレポートを作成してもらう。レポートはすべて私がコメントを加えたものと合わせて、資料として配信し、受講生全員が共有できるようにします。こうした作業を続けた後、最後にリストアップした作品をもとに4000字の総合的な分析レポートを作成してもらう。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
映画やドキュメンタリーを社会学的資料として読み解く社会学の概説
【事前学習】映画を見ることと社会学的思考との関連を考えてみる。 (1時間) 【事後学習】各自の映画体験について反省し分析する。 (1時間) |
2 |
映画を体験するということについて(A-5-2)
【事前学習】各自の映画体験(1000字)を作成しておく。 (1時間) 【事後学習】最も印象に残っている作品とは何かを考える。 (1時間) |
3 |
最も印象に残った作品の分析を試行する(A-6-2、A-7-2、A-8-2)
【事前学習】最も印象に残っている作品分析(1000字)をしておく。 (1時間) 【事後学習】視聴可能な作品5点のリストアップをしておく。 (1時間) |
4 |
視聴可能な作品のリストアップと今後の作業の解説(A-5-2)
【事前学習】各自視聴可能な作品リスト(5点)を作成しておく。 (1時間) 【事後学習】リストを反省し、各自の社会学的な問題関心を今一度確認する。 (1時間) |
5 |
第一の作品を各自視聴する(A-6-2、A-7-2、A-8-2)
【事前学習】読み解きたい場面の意味を書きだしておく。 (1時間) 【事後学習】作品に関連する情報を検索したり、関連文献を読んでみる。 (1時間) |
6 |
第一の作品の社会学的分析レポートを作成する(A-5-2)
【事前学習】作品全体や個別場面の解読を試みる。 (1時間) 【事後学習】第一の作品の社会学的分析レポート(1000字)を作成する。 (1時間) |
7 |
第二の作品を各自視聴する(A-6-2、A-7-2、A-8-2)
【事前学習】読み解きたい場面の意味を書きだしておく。 (1時間) 【事後学習】作品に関連する情報を検索したり、関連文献を読んでみる。 (1時間) |
8 |
第二の作品の社会学的分析レポートを作成する(A-5-2)
【事前学習】作品全体や個別場面の解読を試みる。 (1時間) 【事後学習】第二の作品の社会学的分析レポート(1000字)を作成する。 (1時間) |
9 |
第三の作品を各自視聴する(A-6-2、A-7-2、A-8-2)
【事前学習】読み解きたい場面の意味を書きだしておく。 (1時間) 【事後学習】作品に関連する情報を検索したり、関連文献を読んでみる。 (1時間) |
10 |
第三の作品の社会学的分析レポートを作成する
【事前学習】作品全体や個別場面の解読を試みる。 (1時間) 【事後学習】第三の作品の社会学的分析レポート(1000字)を作成する。 (1時間) |
11 |
第四の作品を各自視聴する(A-6-2、A-7-2、A-8-2)
【事前学習】読み解きたい場面の意味を書きだしておく。 (1時間) 【事後学習】作品に関連する情報を検索したり、関連文献を読んでみる。 (1時間) |
12 |
第四の作品の社会学的分析レポートを作成する(A-5-2)
【事前学習】作品全体や個別場面の解読を試みる。 (1時間) 【事後学習】第四の作品の社会学的分析レポート(1000字)を作成する。 (1時間) |
13 |
第五の作品を各自視聴する(A-6-2、A-7-2、A-8-2)
【事前学習】読み解きたい場面の意味を書きだしておく。 (1時間) 【事後学習】作品に関連する情報を検索したり、関連文献を読んでみる。 (1時間) |
14 |
第五の作品の社会学的分析レポートを作成する(A-5-2)
【事前学習】作品全体や個別場面の解読を試みる。 (1時間) 【事後学習】第五の作品の社会学的分析レポート(1000字)を作成する。 (1時間) |
15 |
最終的な総合レポートを作成する(A-6-2、A-7-2、A-8-2)
【事前学習】これまで作成したレポートを読み直しておく。 (1時間) 【事後学習】各自テーマに基づき最終的総合レポート(4000字)を作成する。 (1時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | 教科書は特に指定しません。とりあげた作品に関連する文献は、演習の中で説明し、指示します。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:最終的な総合レポート(4000字)のことです。(40%)、授業内テスト:演習内で作成した5つのレポートと映画体験、最も印象に残っている作品分析のことです。(60%) 本演習では各自が関心あるテーマをもとにリストアップした作品を順次視聴し、その作品をじっくりと味わい、作品全体や個別場面を詳細に読み解く作業を通して社会学的想像力を鍛えることを目的としています。ですので、演習内課題をすべてこなし、最後の総合レポートを作成することを評価の対象とします。この解読レポートは演習に積極的に参画することで初めて執筆可能なものです。 レポートの評価については、各自の感性にもとづいた読み解きや分析、発想や議論を参考にしますが、各自の独創的な社会学的想像力が発揮されているかどうかが重要な基準となります。(A-5-2: 挑戦力)(A-6-2: コミュニケーション力)(A-7-2: リーダーシップ・協働力)(A-8-2: 省察力) |
オフィスアワー | Blackboardやメールでの対応とします。質問の方法等は、配信の中で指示します。 |
備考 | 初回講義開始までに、当該授業のBlackboardのコース登録を行うこと |