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令和2年度入学者 | 介護福祉論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 介護福祉論 | ||||
教員名 | 上之園佳子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | (1)同時双方向型授業(Zoomミーティング)と (2)オンデマンド授業(Blackboardによる教材資料・解説ノート形式配信) を併用する。 (3)課題研究(Blackboardを通じた教材配信/課題の提示、回収等)と組み合わせる。 Blackboard ID :20212078 |
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授業概要 | 介護福祉の理念と実践、介護に関する制度(介護保険制度・地域包括ケアシステム)を学びます。社会福祉や生活支援の基本となる理念・実践を介護を必要とする人の生活支援や介護予防、実践的ケア、制度の仕組みから理解を深めます。 担当教員は、地域での家族介護や福祉サービスの活用に関する相談業務、介護支援専門員(ケアマネジャ)の経験から、学生に必要な相談業務のための介護福祉の理論とともに実技の体験学習も含む学修となる。 |
授業のねらい・到達目標 | 人が生きていくこと、生活をすること(人間の営み)の基礎知識と生活を支えることを包括的にとらえる「介護・ケア」を体系的に理解する。福祉の理念である主体性、尊厳を支える、自立支援など「生活の質:QOL」の向上を目指す生活支援を学習する。 到達目標 ・介護福祉の対象となる人の理解し支援について説明できる。 ・認知症ケア、緩和ケア等の実践としての介護について説明できる。 ・介護保険制度、地域包括ケアシステムについて説明できる。 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降はの入学者)では、この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシー DP3,4 及びカリキュラムポリシー CP3,4に対応している。 ・物事を論理的に説明することができる(A-3-1)。 ・社会や身近な環境に存在する福祉課題を発見することができる(A-4-1)。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義,演習】 (1)講義 ・同時双方向型授業では、Blackboardを通じた教材(パワーポイント)資料配信し講義を行う。チャット機能を活用し設問・回答で学生との相互確認を行う。 ・オンデマンド授業では、Blackboardに教材(パワーポイント解説付きノート形式)資料を配信し、課題提示・提出で視聴を確認する。 (2)演習 ・同時双方向型授業で、ブレイクアウトセッション機能にてグループワークを実施する。 |
授業計画 | |
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1 |
介護福祉論のガイダンス 「介護福祉学とは」理論と実践の繋がりとプロセスの重要性を学修する。【同時双方向型授業】
【事前学習】シラバスを事前に確認し授業全体の流れを理解すること。 (2時間) 【事後学習】理論と体心身機能、生活・社会活動等での介護技術の関係を整理すること。 (2時間) |
2 |
生活支援の基本となる理念:ノーマライゼーションと社会参加から生活の質を向上をめざす介護福祉について理解を深める(A-3-1)。【オンデマンド授業】
【事前学習】ノーマライゼーションについて確認(復習)しておくこと。 (2時間) 【事後学習】介護福祉と生活の質についてまとめること。 (2時間) |
3 |
コミュニケーションと生活支援 :生活支援の場面でのコミュニケーションをプロセスレコードで深め、理解する。【オンデマンド授業・課題研究】
【事前学習】傾聴について事前に確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】プロセスレコードに自分の言動を記入し課題提出すること。 (2時間) |
4 |
自立支援と生活支援:事例研究 生活支援場面でのコミュニケーションで自立支援の理解を深める。(A-4-1)。【同時双方向型授業・グループワーク】
【事前学習】独居の高齢者の課題について調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】独居の高齢者への支援についてまとめておく。 (2時間) |
5 |
介護予防と生活支援 :介護予防と生活不活発病・生活リハビリテーションについて理解する(A-3-1)。【オンデマンド授業】
【事前学習】「震災関連死」と生活不活発病について調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】介護予防の重要性について整理してまとめておくこと。 (2時間) |
6 |
食べることの生活支援:食事介護の意義と食べることへの支援、嚥下機能のメカニズム、食事援助でのリスクマネジメントを理解する(A-4-1)。【同時双方向型授業】
【事前学習】自分にとって食べることの意味をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】食事介護での理念と介助方法につて説明することができるようにまとめておく。 (2時間) |
7 |
認知症ケアの知識と尊厳を支えるケア: 認知症の基本的な知識と認知症本人の語りを通じて認知症の理解を深める(A-3-1)。【オンデマンド授業】
【事前学習】認知症にかかわる疑問、質問を事前にまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】認知症の基礎知識をまとめておく。 (2時間) |
8 |
地域での認知症ケアと政策:認知症と共に生きる人のより豊かな地域生活と家族への支援について学ぶ(A-4-1)。【同時双方向型授業】
【事前学習】認知症にかかわる疑問、質問を事前にまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】認知症のある人も地域で生活していくためにどのような仕組みが必要かまとめておくこと。 (2時間) |
9 |
パリアティブケア(緩和ケア)と尊厳を支えるケア:死を迎えるまでの支援について身体的ケア、精神的ケア、社会的ケア、尊厳的ケアなどを理解し、社会福祉としての緩和ケアへのかかわりを学ぶ(A-4-1)。【オンデマンド授業】
【事前学習】死を迎える人への支援について経験やメディア等から考えてみること。 (2時間) 【事後学習】パリアティブケア(緩和ケア)の考え方について整理しまとめておくこと。 (2時間) |
10 |
介護保険制度の概要:介護保険制の成立過程や理念、概要、を学修する(A-3-1)。【課題研究】
【事前学習】地元(市町村・区)の介護保険パンフレットを入手して読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】パンフレットで学んだことを確認しておくこと。 (2時間) |
11 |
介護・介護予防サービスとケアプラン:介護保険制度の介護・介護予防サービスの種類や地域支援事業を理解し、要介護者が利用するケアプランの意義について学ぶ(A-3-1)。【同時双方向型授業】
【事前学習】パンフレットでの介護サービスの種類と解説を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】パンフレットで学んだことを確認しておくこと。 (2時間) |
12 |
地域包括ケアシステムの概要:「地域で生活を継続する」ことの意義を学び、そのための介護・介護予防・生活支援について理解する。【同時双方向型授業】
【事前学習】介護保険制度の限界について調べておく。 (2時間) 【事後学習】地域包括ケアシステムを説明できるようにまとめておく。 (2時間) |
13 |
地域包括支援センターの役割と機能:専門職の連携・協働を理解し、地域での福祉の総合窓口としての機能を学ぶ。【オンデマンド授業】
【事前学習】介護保険パンフレットでの地域包括支援センターの役割を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】地域での総合福祉相談の必要性についてまとめておく。 (2時間) |
14 |
地域包括ケアシステムの動向:地域生活の継続性、包括性の理解を深める。【課題研究】
【事前学習】地域生活を支援するために必要な包括的支援について調べておく。 (2時間) 【事後学習】地域包括ケアシステムを説明できるようにまとめておく。 (2時間) |
15 |
介護福祉の理念と実践のまとめ【同時双方向型授業】
【事前学習】これまでの授業での介護福祉の理念をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】まとめを踏まえ介護福祉の理念について説明できるようにしておく。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 特に指定はない。 |
参考書 | 『生活支援総論 (地域ケアを拓く介護福祉学シリーズ)』 光生館 2014年 第初版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(40%) (1)授業参画度とは、同時双方向型授業でのグループワーク・発表等での参加状況とチャットによるリアクションパーパーを評価する。 (2)授業内テストはオンデマンド教材の視聴状況と課題(リアクションペーパー)提出を評価する。 (3)レポートは、事例研究の課題研究(プロセスレコード作成等)、総括としての課題レポート提出をもって総合的に評価する。 |
オフィスアワー | メールやBlackboardを用いて質疑応答する。 |
備考 | 授業で次回テーマについて事前学習としての課題を提示する。また、事後学習としてリアクションペーパーの提出を課す。 |