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令和元年度以前入学者 | 福祉行財政と福祉計画 | ||||
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教員名 | 諏訪徹 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | ZOOMを用いたオンライン型授業(同時双方向型) 20212093 |
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授業概要 | 本科目は、地方自治制度、地方財政制度と社会保障財源、地方分権改革など、国と地方自治体とのマクロな政府間関係を踏まえながら、社会福祉制度の行財政の実施体制、財源構造、相談支援体制、福祉計画等について各制度を比較・横断しながら解説する。これにより、学生が、福祉行財政システムの全体像を把握できるようになることを目指す。 担当教員は全国社会福祉協議会、厚生労働省における実務経験を有し、また現在も各種団体の委員会・審議会等での職務を行っている。この経験を踏まえ、現実の政策や実務と結びつけた講義を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | ・福祉行財政システムにおける国、都道府県、市町村の役割分担(地方分権等による変化の経過を含む)について説明できる。 ・福祉計画、事業者指定、制度の実施、相談体制整備等における地方自治体の役割について説明できる。 ・福祉行政の運営における福祉計画の機能、各分野の福祉計画の主要な内容について説明できる。 ・各社会福祉制度の実施体制・相談支援体制・財政システムの共通点、違いについて説明できる。 ・社会保障、社会福祉における国、都道府県、市区町村の財政分担について説明できる。 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式【講義】 ・資料は印刷し冊子で配布する。毎回持参すること。「Blackboard Learn」にもデータを掲載しておく。 ・リアクションペーパーにコメント等を記入し、毎回の授業終了時に提出すること(授業参画度として評価) ・毎回の学習内容の習得のため、確認テストを行う(事前・事後学修課題)。毎回、事前・事後学修を行うこと。各2時間程度の学習を目安とする。 ・授業中提示した参考文献等の学習を奨励する。 ・私語はしないこと。スマートフォンはしまうこと。注意しても繰り返す場合は退出を命じる。 |
履修条件 | ・本科目は社会福祉士国家試験の「福祉行財政と福祉計画」に対応しており、国家試験受験を考えている者は履修する必要がある。 ・国家試験受験を希望していない者でも履修は可能。 ・社会福祉士の受験の有無にかかわらず、地方公務員をめざす者には受講を勧める。 ・内容を理解するためには社会福祉制度についての一定の基礎知識が必要。 ・2016年度までのカリキュラムの「社会福祉行政論」「福祉計画論」に該当する。 |
授業計画 | |
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1 |
イントロダクション~福祉行財政実施体制の全体像と基本枠組み
【事前学習】シラバスを確認すること (1時間) 【事後学習】学習計画をたてること。確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
2 |
国と地方の役割分担、地方分権と福祉行財政の変遷、地方自治制度
【事前学習】配布資料を読み、福祉分野の地方分権改革の流れについて予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
3 |
福祉計画の機能と福祉行財政
【事前学習】配布資料を読み、自分の興味のある自治体の福祉計画を見ておくこと (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
4 |
福祉計画の実際…国の指針と自治体の計画の関係
【事前学習】配布資料を読み、国の策定する基本指針をみておくこと (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
5 |
福祉計画による政策マネジメント
【事前学習】配布資料を読み、政策マネジメントのサイクルについて予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
6 |
経営主体(法人)、施設・事業に対する規制
【事前学習】配布資料を読み、主体規制、事業についての運営基準の目的について予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
7 |
措置制度と契約制度
【事前学習】配布資料を読み、措置制度から契約制度に変化した分野について予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
8 |
相談体制と専門職
【事前学習】配布資料を読み、相談機関の種類について予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
9 |
福祉制度の実施体制・財政の概観~契約型の仕組みと措置型の仕組み
【事前学習】配布資料を読み、各制度の実施体制の違いについて予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
10 |
各制度の実施体制・財政(介護保険制度、障害者自立支援制度)
【事前学習】配布資料を読み、両制度の共通点と違いについて予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
11 |
各制度の実施体制・財政(子ども子育て支援制度と児童福祉制度)
【事前学習】配布資料を読み、両制度の違いについて予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
12 |
各制度の実施体制・財政(生活保護制度、生活困窮者自立支援制度)
【事前学習】配布資料を読み、両制度の共通点と違いについて予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
13 |
社会保障・社会福祉に対する国と地方の財政分担
【事前学習】配布資料を読み、社会保障・社会福祉の財政の概略について予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
14 |
地方財政制度、地方財政における社会福祉
【事前学習】配布資料を読み、国と地方の財政的なつながりについて予習すること (1時間) 【事後学習】第1~14回までの内容を復習すること (3時間) |
15 |
期末試験とその解説
【事前学習】第1~14回までの内容を復習すること (3時間) 【事後学習】本科目の学習内容で不明確であった点を復習・整理すること (1時間) |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(20%) ・毎回のリアクションペーパー等で授業参画度を評価する。 ・提出すべきレポートを提出しない場合、試験で所定の点数に到達しなかった場合は、成績評価の対象としない ・一定の要件を満たす者について、追試、再試験を行う(詳細は授業で説明) |
オフィスアワー | メールや Blackboard を用いて質疑応答を行う。 |