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令和2年度以降入学者 | 教育学基礎論1 | ||||
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教員名 | 杉森知也 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | オンデマンド型授業と一部対面授業 Blackboard ID: 20212180 |
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授業概要 | 教育学を体系的に学んでいくための基礎的な知識と技能を習得する |
授業のねらい・到達目標 | この授業では、初年次導入教育として、教育学を体系的に学んでいくための基礎を習得することをめざす。次の項目について、習得することが期待される。 レジュメの書き方(形式や工夫)/小論文・レポートの書き方/書評の方法/文献の引用ルールや註の付け方/剽窃や盗用の問題性/図書館の図書利用の仕方/図書館の図書の分類/図書館での端末利用の仕方/日大文理のOPACの利用法 本科目の到達目標は、以下のとおりである。 (1)大学で学んでいくための基本的な倫理観が身につく(A-1-1) (2)伝えたいことを正確に伝えることができる(A-6-1) この科目は文理学部(学士(教育学))のDP及びCPの1, 6に対応しています。 |
授業の方法 | (1)授業の形式: 【講義・演習】 講義内容に関しては、オンデマンド教材(音声付きPowerPoint)の配信でおこなう。第1・2回の授業で、対面授業を実施する予定である。 (2)具体的な方法 オンデマンド教材を閲覧して、課題・確認テストを実施する。また、半期を通して教科書を読破し、その書評を書くことを最終課題レポートとして課す。教科書の読み込みに関しては、Zoomによる同時双方向型授業で進める。初回の授業で担当箇所を決める。1章につき2~3名で教科書の内容整理と補足を分担し、1人10分で報告をおこなう。それに対して、担当者以外の学生は質問をするゼミ形式で授業を進める。 (3)課題の提出方法・フィードバックの方法 課題の提示・回収は、すべてBlackboardでおこなう。フィードバックは原則として個人に対しておこなうが、全体へのフィードバックとする場合もある。全体へのフィードバックにする場合は、Blackboardの連絡事項で伝達する。 (4)対面授業の回は、Zoomまたはオンデマンドなど他の代替方法も準備するので、遠隔対応を希望する学生は事前に申請すること。なお、第2回授業で予定している対面授業は、文理学部図書館の受け入れ準備態勢の状況によってオンデマンドのみに変更する可能性がある。 |
履修条件 | 指定された同一教員の教育学基礎論2を履修すること。 |
授業計画 | |
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1 |
課題と授業の進め方について【対面】
【事前学習】シラバスを確認し、本講のねらいを把握する。 (1時間) 【事後学習】指定教科書を読み進める。 (10時間) |
2 |
大学図書館の利用法: 文理学部図書館の使い方と図書・論文の検索方法(A-1-1)【オンデマンド+対面】
【事前学習】文理学部図書館のHPとオンデマンド教材をあわせて閲覧する。 (1時間) 【事後学習】J-STAGEを利用して、山田浩之「信頼と不信 ─錯綜する教師へのまなざし─ 」(教育社会学研究第86巻、2010年)をJ-STAGEで検索して印刷する。 (1時間) |
3 |
引用のルールと注釈のつけ方①: 「剽窃」と「引用」の違い(A-1-1)【オンデマンド】
【事前学習】引用と剽窃の違いについて調べる。 (1時間) 【事後学習】印刷した論文を読む。 (1時間) |
4 |
引用のルールと注釈のつけ方②: 引用のつけ方の説明(A-1-1)【オンデマンド】
【事前学習】第2回授業で印刷した論文中、「 」などで引用されている部分にマークする。 (1時間) 【事後学習】第2回授業で印刷した論文中、どのようなことをどのように引用されているか把握する。 (1時間) |
5 |
引用のルールと注釈のつけ方③: 引用と注釈(A-1-1)【オンデマンド】
【事前学習】印刷した論文と「似たテーマの論文」を1本以上J-STAGEで検索・ダウンロードして読む。第2回授業でダウンロードした論文と自分で探した論文を組み合わせて要約した課題レポートをA4×1~2枚で作成し、Blackboardに提出する。 (1時間) 【事後学習】提出された課題で、多い間違いについては全体にフィードバックするので、それをもとに再チェックし、必要があれば修正する。 (1時間) |
6 |
レポートと発表用レジュメの書き方(A-1-1)【オンデマンド】
【事前学習】「レジュメ」とは何か、事前に調べる。 (1時間) 【事後学習】第8回以降の発表用資料作成に活かす。自身の発表担当箇所の調査を進める。 (2時間) |
7 |
発表準備【課題研究・Zoomによる質問受付】
【事前学習】教科書を読む。自分が担当する箇所の調査・研究を進めて、レジュメを仮作成する。 (4時間) 【事後学習】レジュメを完成させ、Blackboardに提出する。 (3時間) |
8 |
教科書第1・2章の読み合わせ(A-6-1)【Zoomによる同時双方向型授業】
【事前学習】教科書第1・2章を読み、知らない用語を調べる。発表者は、プレゼンテーション資料を用意する。 (2時間) 【事後学習】授業を踏まえて、さらに自分で気になった部分をインターネット等で深める。 (1時間) |
9 |
教科書3・4章の読み合わせ(A-6-1)【Zoomによる同時双方向型授業】
【事前学習】教科書第3・4章を読み、知らない用語を調べる。発表者は、プレゼンテーション資料を用意する。 (2時間) 【事後学習】授業を踏まえて、さらに自分で気になった部分をインターネット等で深める。 (1時間) |
10 |
教科書第5・6章の読み合わせ(A-6-1)【Zoomによる同時双方向型授業】
【事前学習】教科書第5・6章を読み、知らない用語を調べる。発表者は、プレゼンテーション資料を用意する。 (2時間) 【事後学習】授業を踏まえて、さらに自分で気になった部分をインターネット等で深める。 (1時間) |
11 |
教科書第7・8章の読み合わせ(A-6-1)【Zoomによる同時双方向型授業】
【事前学習】教科書第7・8章を読み、知らない用語を調べる。発表者は、プレゼンテーション資料を用意する。 (2時間) 【事後学習】授業を踏まえて、さらに自分で気になった部分をインターネット等で深める。 (1時間) |
12 |
教科書第9・10章の読み合わせ(A-6-1)【Zoomによる同時双方向型授業】
【事前学習】教科書第9・10章を読み、知らない用語を調べる。発表者は、プレゼンテーション資料を用意する。 (2時間) 【事後学習】授業を踏まえて、さらに自分で気になった部分をインターネット等で深める。 (1時間) |
13 |
「書評」の書き方: クリティカルシンキングのススメ【オンデマンド】
【事前学習】教科書の書評を作成する課題について説明するので、この回までに教科書を読み終え、不明な点や深めて書くべき点を整理する。 (1時間) 【事後学習】講義資料をもとに、「書評」を書く。 (3時間) |
14 |
後学期の研究発表テーマを考える【オンデマンド】
【事前学習】後学期の基礎論2で自身が発表するテーマ(興味のある教育学の分野等)を考える。 (3時間) 【事後学習】教材を踏まえて、発表テーマを探し、発表テーマ案を狭める。また、「書評」作成作業も継続する。 (2時間) |
15 |
後学期の研究発表テーマに関する質問・相談【対面】
【事前学習】研究発表テーマ案について、継続して検討する。必要な先行研究を収集する。 (2時間) 【事後学習】後学期発表テーマに関する先行研究・データの収集、読み込みを進める。また、「書評」課題を書き終え、期日までに提出できるよう準備する。 (7時間) |
その他 | |
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教科書 | 鈴木大裕 『崩壊するアメリカの公教育―日本への警告』 岩波書店 2016年 |
参考書 | なし |
成績評価の方法及び基準 | レポート:課題レポート(ブックレビュー・教科書読み合わせの発表資料)、後期の研究テーマ案の質(倫理的な手続きを踏んだアウトプットが作成できたか A-1-1、伝えたいことを正確に伝えることができたか A-6-1)(70%)、授業内テスト:確認テスト・小レポートの質(授業または事後学修で課すもの)(伝えたいことを正確に伝えることができたか A-6-1)(10%)、授業参画度:ディスカッション等の場面での積極的な姿勢、課題をコンスタントに進めているか。(20%) 課題レポート(ブックレビュー)は、指定教科書を各自で読み込み、授業で解説する書評の書き方/引用・参考文献の示し方等の理解を駆使して作成する(Wordにて作成、A4×3枚以上、40字×36行指定)。 |
オフィスアワー | 随時、メールまたははBlackboardで質問を受け付ける。アドレスは、授業開始時に伝える。 |
備考 | 1. 課題(ブックレビュー)レポートはA4版(40字×36行×3枚以上)、かならずWordを使用して作成すること。わからない用語等は自身で調べること。 2. 事前・事後学修の時間はおおよその目安であり、読み込み・調査等は各自、かかる時間は大きく異なる。最低時間として考えて欲しい。教科書の読み込みと質問は継続しておこなっておくこと。 3. 受講生の機器の準備状況や文理学部図書館の準備状況等によって、授業の形態を変更することもあり得る。また、不測の事態が起き得るが、できる限り学生の事情は考慮するので必要があれば適宜、Blackboard等で事前に相談すること。 4. 対面で実施する授業でも、遠隔対応はおこなう。遠隔での参加でも、評価には影響しない。 5. 学生への連絡は、基本的にBbの連絡事項・メールでおこなう。授業実施期間中は、必ず定期的にチェックすること。 |