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令和2年度以降入学者 | 教育の文化史 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 日本教育史2 | ||||
教員名 | 小野雅章 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 主として課題研究(Blackboardを通じた学習資料、スライド資料の配信) Blackboard ID:20202277 |
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授業概要 | 日本の近代教育の特色を、主として学校文化や教育慣行の側面から明らかにし、過去の歴史的背景が、現代の教育のどのように影響しているのかを考察する。また、学校史料の調査員としての経験をふまえて、教育史料の扱い方などについても論究したい。 |
授業のねらい・到達目標 | 日本の教育は、如何なるプロセスを経て、現在に至っているのであろうか、その結果としての、日本の教育の特色は何処にあるのかを、歴史的な視点から理解を深めることがねらいである。 到達目標は、以下の三点である。 1.現代の教育の前提となる教育の本質がどのような歴史的背景を有しているのかを理解する(A-1-2,A-8-2) 2.日本の近代教育の発展過程で、諸外国の教育の近代化と比べてどのような特色があるのかを理解し、現在の教育課題の根本的な問題の原点がどこにあるのかを、具体的史実との関連で理解する(A-2-2,A-4-2) 3.教育という営為を支える様々な思想を現代の教育問題との関係で理解する(A-2-2,A-2-4) この科目は文理学部(学士(教育学))のDP及びCPの1,2,4,8に対応している |
授業の方法 | 講義形式の授業とする。適宜、小レポートを課すことにより、受講生の考えや質問を把握し、それ以降の授業の参考にしたい。 |
授業計画 | |
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1 |
教育の歴史を学校文化からみる意味を理解する(ガイダンス)(A-1-2,A-2-2)
【事前学習】日本教育史の内容を復習しておく (2時間) 【事後学習】指定した参考文献などを図書館で確認しておく (2時間) |
2 |
国産洋紙・鉛筆・謄写版の普及と教授・学習の変化に関する考察(A-2-2)
【事前学習】予め配布した授業資料(教育の文化史【その1】)を読み、授業内容を把握しておく (2時間) 【事後学習】授業中に紹介した文献・史料を確認して学習を深めておく。 (2時間) |
3 |
戦前日本の学校儀式にみる国民統合と教育の関係史考察(A-4-2) 学校家具(机・椅子)の変遷と教授・学習の関係史考察(A-2-2) 【事前学習】予め配布した授業資料(教育の文化史【その2】)を読み、授業内容を把握しておく (2時間) 【事後学習】授業中に紹介した文献・史料を確認して学習を深めておく。 (2時間) |
4 |
教育空間(校舎・教室)の変化と教育思想の関係史考察(A-2-2)
【事前学習】予め配布した授業資料(教育の文化史【その3】)を読み、授業内容を把握しておく (2時間) 【事後学習】授業中に紹介した文献・史料を確認して学習を深めておく。 (2時間) |
5 |
戦前の「教育病理」認識と現代の教育問題との共通性に関する考察(A-4-2)
【事前学習】予め配布した授業資料(教育の文化史【その4】)を読み、授業内容を把握しておく (2時間) 【事後学習】授業中に紹介した文献・史料を確認して学習を深めておく。 (2時間) |
6 |
戦前の「学校紛擾」と現代の教育問題との共通性に関する考察(A-4-2)
【事前学習】予め配布した授業資料(教育の文化史【その5】)を読み、授業内容を把握しておく (2時間) 【事後学習】授業中に紹介した文献・史料を確認して学習を深めておく。 (2時間) |
7 |
戦前日本の「青少年犯罪」と現代の青少年問題の共通性に関する考察(A-4-2)
【事前学習】予め配布した授業資料(教育の文化史【その6】)を読み、授業内容を把握しておく (2時間) 【事後学習】授業中に紹介した文献・史料を確認して学習を深めておく。 (2時間) |
8 |
前半分のまとめと質疑応答により授業内容の理解度を深める(A-1-2,A-8-2)
【事前学習】第1回から第6回までの授業内容を復習しておく (2時間) 【事後学習】小レポートを作成する (2時間) |
9 |
戦前日本の学校儀式との関係で現在の入学式・卒業式を考える(A-4-2)
【事前学習】予め配布した授業資料(教育の文化史【その7】)を読み、授業内容を把握しておく (2時間) 【事後学習】授業中に紹介した文献・史料を確認して学習を深めておく。 (2時間) |
10 |
国旗の歴史と学校教育との関係を学校行事のなかで考察する(A-4-2)
【事前学習】予め配布した授業資料(教育の文化史【その8】)を読み、授業内容を把握しておく (2時間) 【事後学習】授業中に紹介した文献・史料を確認して学習を深めておく。 (2時間) |
11 |
国歌の歴史と学校教育との関係を学校行事のなかで考察する(A-4-2)
【事前学習】予め配布した授業資料(教育の文化史【その9】)を読み、授業内容を把握しておく (2時間) 【事後学習】授業中に紹介した文献・史料を確認して学習を深めておく。 (2時間) |
12 |
男子生徒の制服の変遷過程と日本近代教育の特徴(A-2-2)
【事前学習】予め配布した授業資料(教育の文化史【その10】)を読み、授業内容を把握しておく (2時間) 【事後学習】授業中に紹介した文献・史料を確認して学習を深めておく。 (2時間) |
13 |
女子生徒の制服の変遷過程と近代日本の女子教育観に関する考察(A-2-2)
【事前学習】予め配布した授業資料(教育の文化史【その11】)を読み、授業内容を把握しておく (2時間) 【事後学習】授業中に紹介した文献・史料を確認して学習を深めておく。 (2時間) |
14 |
教育の文化史から日本近代教育の史的構造を考える(A-1-2,A-8-2)
【事前学習】予め配布した授業資料(教育の文化史【その12】)を読み、授業内容を把握しておく (2時間) 【事後学習】授業中に紹介した文献・史料を確認して学習を深めておく。 (2時間) |
15 |
教育の文化史の概要(A-1-2,A-8-2)
【事前学習】第7回から第12回の授業内容を配布資料などをもとにしながら復習しておく (2時間) 【事後学習】最終レポートを作成して提出する (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない。担当者が授業用資料(レジュメ)を用意する。 |
参考書 | 授業用資料(レジュメ)に、その都度紹介し、授業前後の予習・復習の参考にしてもらいたい。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:レポートの課題に対して正確に対応し、客観的な視点からのレポートであるか否かにより評価する(A-1-2,A-8-2)(50%)、授業参画度:授業ごとに提出を求めるリアクションペーパーの内容にもとづき評価する(A-1-2,A-2-2)(50%) 授業を通じて教育について歴史的に考察するような思考態度を身につけてもらえたかどうかを中心に評価する。 |
オフィスアワー | メール(m-ono@chs.nihon-u.ac.jo)で対応する |