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令和元年度以前入学者 | 教育学演習3 | ||||
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教員名 | 間篠剛留 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 同時双方向型授業(Zoomを使用) 参加方法は事前にBlackboardにて確認すること。 |
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授業概要 | 英語文献からアクティブラーニングを考える 昨今の学校教育のキーワードとして注目を集めるアクティブラーニングだが、言葉だけが先行し、イメージだけで語られることも少なくない。そこで本授業では、アクティブラーニングについて冷静に考えるため、アクティブラーニングに関連する英語文献を輪読する。そのうえでアクティブラーニングに関するレポートを作成する。 なお、本科目は「何の手助けもなく独力で英語を読むこと」を目指すものではない。英語文献を読み進めるにあたっては、DeepL翻訳やGoogle翻訳など、現在利用できる様々なツールを活用して構わない。ただし、それらのツールを利用することが重要なのであって、それらのツールが示すことを鵜呑みにせず自分自身で検討することを忘れないこと。 |
授業のねらい・到達目標 | この授業では、「教育学演習1・2」で学んだことを活かしながら、具体的な課題を調べ、考察し、考えるためのさまざまなスキルを身につけ、教育学についての理解を深めていく。また、担当教員は高校教員向けのアクティブラーニング研修会講師を務めた経験がある。その経験から、アクティブラーニングの具体的方法についても、授業内で解説する。 本授業の到達目標は以下のとおりである。 (1)英語の解釈について、単に「私はこう考える」と伝えるだけでなく、複数の意見を比較しながらより妥当な解釈を検討することができる(A-6-3) (2)テキストをもとに現状分析を行い、自分なりに問題を設定し、議論することができる(A-4-3) (3)執筆したレポートについて自己評価を行い、改善に向けた課題設定ができる(A-8-3) この科目は文理学部(学士(教育学))のDP及びCPの6,8に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:ゼミ <授業の進め方> 毎回授業の担当者を割り振り、担当者が授業を運営する。 授業担当者は授業前週までに文献に関する予習課題を提示する。 受講者はその予習課題に取り組んだうえで当日の授業に参加する。 また、授業後には小レポートに取り組む。 <個人研究レポート> 文献講読の他、本科目では読み取った内容を参考文献に用いたレポートを執筆する。 テーマは教育に関連するものであれば自由。指定のフォーマット(40字×30行)で5枚。詳細は授業中に説明する。 個人研究レポートに関する作業やアナウンスの時間を、各回の授業で15分程度とる。 |
履修条件 | 同一教員の「教育学演習3」(前期)、「教育学演習4」(後期)をあわせて履修すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス――希望調査の作業等
【事前学習】テキストを概観し、担当箇所の希望を考える (1時間) 【事後学習】Blackboardから授業の方法を確認する (1時間) |
2 |
担当箇所の割り振り、英文を読み解くポイント
【事前学習】テキストを概観し、担当箇所の希望を考える (2時間) 【事後学習】事後レポート (2時間) |
3 |
アクティブラーニングの源流
【事前学習】Bonwell and Eison (1991)の指定箇所を読み、予習課題に取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート (2時間) |
4 |
協同、協力と学習
【事前学習】Davidson(2014)の指定箇所を読み、予習課題に取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート (2時間) |
5 |
協力的学びの特徴
【事前学習】Davidson(2014)の指定箇所を読み、予習課題に取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート (2時間) |
6 |
協力的学びに関する研究動向
【事前学習】Davidson(2014)の指定箇所を読み、予習課題に取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート (2時間) |
7 |
協同的学びの特徴
【事前学習】Davidson(2014)の指定箇所を読み、予習課題に取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート (2時間) |
8 |
PBLの特徴と3つの方法の共通点
【事前学習】Davidson(2014)の指定箇所を読み、予習課題に取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート (2時間) |
9 |
3つの方法の共通点
【事前学習】Davidson(2014)の指定箇所を読み、予習課題に取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート (2時間) |
10 |
3つの方法の対比
【事前学習】Davidson(2014)の指定箇所を読み、予習課題に取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート (2時間) |
11 |
グループ学習を総合的に考える
【事前学習】Davidson(2014)の指定箇所を読み、予習課題に取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート (2時間) |
12 |
形成的評価の特徴
【事前学習】Ninomiya(2016)の指定箇所を読み、予習課題に取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート (2時間) |
13 |
学習を評価するということ
【事前学習】Ninomiya(2016)の指定箇所を読み、予習課題に取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート (2時間) |
14 |
評価の可能性と限界
【事前学習】Ninomiya(2016)の指定箇所を読み、予習課題に取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート (2時間) |
15 |
個人研究レポートへのアドバイス、全体の総括
【事前学習】個人研究レポート草稿の執筆 (2時間) 【事後学習】個人研究レポートの完成 (4時間) |
その他 | |
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教科書 | テキストはいずれも購入不要。初回授業で別途指示する。 ・Bonwell, C. C., & Eison, J. A. (1991). Active Learning: Creating Excitement in the Classroom. ASHE-ERIC Higher Education Report No. 1. ・Davidson, N., & Major, C. H. (2014). Boundary crossings: Cooperative learning, collaborative learning, and problem-based learning. Journal on excellence in college teaching, 25. ・Ninomiya, S. (2016). The possibilities and limitations of assessment for learning: Exploring the theory of formative assessment and the notion of “closing the learning gap”. Educational Studies in Japan, 10, 79-91. |
参考書 | 佐藤学 『学校を改革する――学びの共同体の構想と実践』 岩波書店 2012年 D.W.ジョンソン、R.T.ジョンソン、E.J.ホルベック著(石田裕久、梅原巳代子訳)) 『学習の輪―学び合いの協同教育入門』 二瓶社 2010年 溝上慎一 『アクティブラーニングと教授学習パラダイムの転換』 東信堂 2014年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:期末レポート(40%)、授業参画度:毎回の小レポート、議論への参加(30%)、担当回の授業運営(30%) 毎回の小レポートには、予習課題と事後レポートが含まれる。 成績評価方法それぞれの主な評価の観点は以下の通り。 ・期末レポート:到達目標1・2・3 ・毎回の小レポート、議論への参加:到達目標1・2 ・担当回の授業運営:到達目標1・3 ・担当箇所の発表・授業運営:1・2・3 |
オフィスアワー | 火曜日 13:30-14:30 間篠研究室 メールの場合は初回授業で案内するメールアドレス宛に送ること |
備考 | ①本科目の受講登録については、教育学科事務室からの指示に従うこと ②演習科目であるため、基本的に全回出席し、積極的に参加すること(欠席が3回に達した場合履修放棄とみなす。特段の事情がある場合には必ず間篠に相談すること) ③同じ授業を受講している仲間の成果に対して積極的に、批判的に、建設的にコメントすることが求められる。 ④コロナ禍の状況や対面授業の日程調整によっては、授業のスケジュールを変更する場合がある。その際にはBlackboardにて通知する。 |