文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 教育学科 > 教育人間学
日本大学ロゴ

教育人間学

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 教育人間学
令和元年度以前入学者 教育人間学
教員名 下司晶
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 遠隔授業で行います。オンデマンド型と課題学習を組み合わせる予定ですが、オンデマンド型授業をどの程度実施可能かについては、授業初回で行う学習環境アンケートを参考に決定します。
授業概要 人間の「成長・発達」を「臨床」の観点から理解する
授業のねらい・到達目標 教育学は、「教え・学ぶ」ことを研究の主題としますが、教育人間学は、より広い意味で「人間の成長・発達」を読み解く学問です。
「臨床の知」を学び、人間の成長・発達に関する理解を深めることができるようになります。
授業が終了する頃には、教育や子どもの発達についてより深く理解できるだけでなく、映画やドラマ、マンガやアニメなども、「深読み」が出来るようになっているでしょう(A-1-3, A-8-3)。

この科目は文理学部(学士 : 教育学)のDP及びCPの1, 8に対応しています。
授業の方法 講義を中心に、学生によるディスカッションやプレゼンテーションなどの形式を取り入れます。
また、視聴覚資料なども活用していく予定です。

毎時、1時間程度の予習/復習が必要になります。
課題は授業にて指示します。
授業内ミニレポート(1回の予定)の準備に1日~数日程度の時間を要します。
最終レポートには、数日ないしそれ以上の準備が必要です。
授業計画は、受講生の要望を踏まえて変更する可能性があります。
授業計画
1 イントロダクション ―― 教育人間学・入門
【事前学習】シラバスを読む。 (2時間)
【事後学習】配付資料(『教育人間学のために』)を読む。 (2時間)
2 「発達」とは何か?(1) ―― 個人と社会/子どもと大人
【事前学習】配付資料(『教育人間学のために』)を読む。 (2時間)
【事後学習】配付資料(『教育人間学のために』)を読む。 (2時間)
3 「発達」とは何か?(2) ―― 個体主義と関係主義
【事前学習】配付資料を読む (2時間)
【事後学習】指定図書、配付資料を読む (2時間)
4 「臨床」とは何か? (1) ――「患者」とは誰か
【事前学習】指定図書を読む。 (2時間)
【事後学習】指定図書、配付資料を読む。 (2時間)
5 「臨床」とは何か? (2) ――『臨床の知とは何か』
【事前学習】『臨床の知とは何か』、配付資料を読む。 (2時間)
【事後学習】指定図書、配付資料を読む。 (2時間)
6 デカルト的世界観とハイデガー的世界観
【事前学習】指定図書を読む。 (2時間)
【事後学習】指定図書、配付資料を読む。 (2時間)
7 トラウマとPTSD
【事前学習】『フロイト思想のキーワード』を読む。 (2時間)
【事後学習】配付資料(『DSM-5』)を読む。 (2時間)
8 フロイト(1) ―― 心の構造
【事前学習】『フロイト思想のキーワード』を読む。 (2時間)
【事後学習】『フロイト思想のキーワード』の指定配付資料を読む。 (2時間)
9 フロイト (2) ―― エディプス・コンプレックス
【事前学習】『フロイト思想のキーワード』を読む。 (2時間)
【事後学習】『フロイト思想のキーワード』を読む。 (2時間)
10 アドラー ―― 劣等コンプレックスと人生のスタイル
【事前学習】『フロイト思想のキーワード』『ユング心理学入門』のうちアドラーに関する箇所を読む。 (2時間)
【事後学習】配付資料(『アドラー心理学入門』)を読む。 (2時間)
11 ユング ―― 個人的無意識と集合的無意識
【事前学習】『ユング心理学入門』を読む。 (2時間)
【事後学習】『ユング心理学入門』、配付資料を読む。 (2時間)
12 ボウルビィ ―― 母子関係
【事前学習】『母は娘の人生を支配する』を読む。 (2時間)
【事後学習】配付資料(『母性愛神話の罠』)を読む。 (2時間)
13 エリクソン ―― アイデンティティとモラトリアム
【事前学習】『フロイト思想のキーワード』からアイデンティティに関する箇所を読む。 (2時間)
【事後学習】配付資料(『モラトリアム人間の時代』、『拡散』)を読む。 (2時間)
14 複数の視点から読み解く
【事前学習】『フロイト思想のキーワード』『ユング心理学入門』を読む。 (2時間)
【事後学習】レポートの作成。 (2時間)
15 教育人間学的思考の試運転
【事前学習】レポートを作成する。 (2時間)
【事後学習】レポートの振り返り。 (2時間)
その他
教科書 小此木啓吾 『フロイト思想のキーワード (講談社現代新書)』 講談社 2002年
河合隼雄著/河合俊雄編 『ユング心理学入門―“心理療法”コレクション〈1〉 (岩波現代文庫)』 岩波書店 2009年
『ユング心理学入門』は培風館版でもよい。
参考書 鈴木晶 『フロイトからユングへ ――無意識の世界 (NHKライブラリー)』 日本放送出版協会 1999年
斉藤環 『母は娘の人生を支配する なぜ「母殺し」は難しいのか (NHKブックス)』 NHK出版  2008年
教科書が難しい場合は、参考書を読むこと。
その他、適時、提示します。毎回の配布資料にブックガイドをつけますので、ぜひ読んで下さい。
成績評価の方法及び基準 レポート(70%)、授業期間内に実施するミニレポート(30%)
 4回以上欠席した場合、いずれかの評価が最低基準に満たない場合、単位修得が認められない場合がります。
オフィスアワー 授業内容への質問はリアクションペーパー、授業終了後に直接聞く、電子メールなどの方法でお尋ね下さい。
備考  ①初回授業(イントロダクション)には必ず出席すること。
 ②毎回感想などを記入してもらいます。記述内容は授業中に公表することもあります。
 ③公欠等の条件は授業初回で提示します。

このページのトップ