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令和2年度以降入学者 | 地域教育論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 地域教育論 | ||||
教員名 | 仲田康一 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | オンデマンド型の遠隔授業12回と、文献による課題研究3回を組み合わせる。 ※オンデマンド型については、Blackboardに資料をアップする。必要に応じて動画視聴を促したり、学外の参考URLへのリンクを示し。利用してもらう事も考えている。 |
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授業概要 | 地域教育に関する政策・実践並びにそれらの意義と課題を学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | 近年学校教育では、学区を中心とした地域の自然・文化・産業を教育活動に取り入れたり、保護者・地域住民・地域の組織や諸機関と連携する取り組みが広がっている。本講義では、上記のような「地域教育」について、政策の動向、実践の事例を学ぶことで、その具体的な像を理解する。さらに、それらの意義と課題・問題点について、教育学のみならず、社会学・行政学・政治学等の社会科学的な観点から考察を行うことで、地域教育に関して、俯瞰的・批判的・実践的な「一段深い意見」を持てるようにする手がかりを獲得してもらうことを目的とする。 この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP1,DP2,DP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP3,CP7に対応している。 また、教育学科 ルーブリックのA-4-3、A-7-3のレベルに対応している。 |
授業の方法 | 授業形態は、講義である。 授業期間内に、担当教員による講義(15分程度の動画×3)と資料を12回分配信する。その教材を視聴し学んでもらう。毎回、こちらからアテンダンス(出席)確認のための提出物を求める(意見感想を言語化してもらったり、特定の課題について回答してもらったりする予定)。 遠隔授業のためグループワークはできないが、受講生の提出物を匿名化して共有し、参照し合えるようにするなどの工夫をしたい。 |
履修条件 | 特に無し。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション:地域教育を学ぶことの意味 オンデマンド
【事前学習】シラバスを通読し授業全体の流れを確認する (1時間) 【事後学習】シラバスの再確認して地域教育に関する用語を調べる (1時間) |
2 |
オープンシステムズとしての学校:学校と地域社会の様々な接点 オンデマンド
【事前学習】学校と地域が連携する活動に関してこれまでの被教育経験を振り返る (1時間) 【事後学習】授業内での意見交換を踏まえて振り返り、言語化するとともに、関連文献を読む (2時間) |
3 |
学校と地域の連携に関する諸実践:教育ボランティアの広がり(動画視聴) オンデマンド
【事前学習】動画視聴予定の実践についてHP等で下調べ (2時間) 【事後学習】動画視聴の上で情報や感想をまとめ、言語化する (2時間) |
4 |
学校-地域連携政策の20年(1):「生きる力」の理念と学校-地域連携 オンデマンド
【事前学習】レジメを予め読む (2時間) 【事後学習】レジメの再読(疑問点があれば文献等で確認する) (2時間) |
5 |
学校-地域連携政策の20年(2):学校運営参加制度の導入・深化・普及(・迷走) オンデマンド
【事前学習】レジメを予め読む (2時間) 【事後学習】レジメを再読する(疑問点があれば文献等で確認する) (2時間) |
6 |
学校-地域連携政策の20年(3):学校支援活動の普及と関連する諸政策の導入 オンデマンド
【事前学習】レジメを予め読む (2時間) 【事後学習】レジメを再読する(疑問点があれば文献等で確認する) (2時間) |
7 |
学校-地域連携政策の20年(4):「地域とともにある学校」の定式化とコミュニティ・スクールの展開 オンデマンド
【事前学習】レジメを予め読む (2時間) 【事後学習】レジメを再読する(疑問点があれば文献等で確認する) (2時間) |
8 |
学校-地域連携の意義(1):教育学的視点 オンデマンド
【事前学習】学校の特色化、教育課程改革、生涯学習、キャリア教育、市民性教育等の用語の意味や用法を調べる(疑問点の明確化や、可能であれば文献による下調べも含む) (2時間) 【事後学習】上記用語を用いて地域教育の政策・実践を分析・評価する (2時間) |
9 |
学校-地域連携の意義(2):社会学・行政学的視点 オンデマンド
【事前学習】地方分権・行政機構改革、地域づくり、社会関係資本等の用語の意味や用法を調べる(疑問点の明確化や、可能であれば文献による下調べも含む) (2時間) 【事後学習】上記用語を用いて地域教育の政策・実践を分析・評価する (2時間) |
10 |
学校-地域連携の課題・問題点(1):教育学的視点 オンデマンド
【事前学習】教師の専門性、教育課程編成についてどのような用語があるか、それらの用語の意味や用法を調べる(疑問点の明確化や、可能であれば文献による下調べも含む)を調べる (2時間) 【事後学習】上記用語を用いて地域教育の政策・実践を分析・評価する (2時間) |
11 |
学校-地域連携の課題・問題点(2):社会学的視点 課題文献に基づく学習
【事前学習】ジェンダー・社会階層等の格差や葛藤、福祉国家体制等の用語の意味や用法を調べる(疑問点の明確化や、可能であれば文献による下調べも含む) (2時間) 【事後学習】上記用語を用いて地域教育の政策・実践を分析・評価する (2時間) |
12 |
学校-地域連携の実践事例(1):課題文献に基づく学習
【事前学習】課題文献を読み考えを深める (2時間) 【事後学習】情報や感想をまとめ、言語化する (2時間) |
13 |
学校-地域連携の実践事例(2):課題文献に基づく学習
【事前学習】課題文献を読み考えを深める (1時間) 【事後学習】情報や感想をまとめ、言語化する (2時間) |
14 |
まとめ:地域と適切な距離感を取る教師/学校と適切な距離感を取る市民の形成 オンデマンド
【事前学習】授業全体を振り返り、どのように市民として、教師として、授業内容を活かせるか確認 (2時間) 【事後学習】最終レポートを作成する (2時間) |
15 |
授業内レポート オンデマンド
【事前学習】最終レポートの作成 (6時間) 【事後学習】内省 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 特に指定せず、配布資料をもとに授業をすすめる。 |
参考書 | 『学校を変える地域が変わる (佐藤晴雄)』 教育出版 2002年 仲田康一 『コミュニティ・スクールのポリティクス』 勁草書房 2015年 佐藤晴雄編著 『コミュニティ・スクールの全貌』 風間書房 2018年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(65%)、授業参画度:毎回の提出物について評価する(35%) 授業参画度は毎回のアテンダンス課題によって把握する。 |
オフィスアワー | 第1回の授業時に示すメールアドレスに連絡。 |
備考 | ・授業の計画は、受講生の関心に応じて変更する可能性がある。 ・実践事例を検討する回には、学生による発表を取り入れる。 ・また、先方との調整いかんだが、授業テーマに関する実践や政策の担当者をゲストとしてお呼びする可能性がある。その際は学生と日時の調整を行う。 ・教育ボランティアを行っている学生を歓迎する。 |