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平成30年度以降入学者 | 心理学概論1 | ||||
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平成28年度以降入学者 | 心理学概説1 | ||||
教員名 | 原聰 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 心理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | Blackboardを通じたオンデマンド型形態で実施する。 Blackboard ID:20212517 |
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授業概要 | 心理学を専門的に最初に学ぶ学生諸君に心理学がどのような学問かを伝える授業である。心理学の歴史的展開、心理学の方法、心理学の諸領域等からはじめて、心理学の基礎領域と呼ばれる領域を見渡せるような知識を獲得し、心理学に対する認識を深める。 |
授業のねらい・到達目標 | 【公認心理師受験資格取得に必要な科目】 心理学の成り立ち:心理学が学問として成立した経緯、心理学の歴史的展開、科学としての心理学、心理学の研究方法、心理学の領域、各領域の具体的内容を理解する。人の心の基本的な仕組み及び働きを理解することを目標とする。 この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP1,2及びカリキュラムポリシーCP1,2に対応している。つまり、次の項目が到達目標になる。 学習から得られた豊かな知識と教養,及び,自己の倫 理観に基づいて,心理学をはじめとする学問の役割を説明することができる。(A-1-2) 現代社会が直面している様々な問題の多様性を理解することができる。(A-1-2,A-2-2) |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 授業実施日(15回)にBlackboard を通して、オンデマンド教材を配信する(60分程度)。受講生はこの教材を視聴し、学修すること。これらの各授業では課題ないしは確認テストも実施するので、受講者は確実に課題や確認テストを受講したり提出してください。確認テストなどは、時間制限もありますので、注意しておいてください。課題の場合は、特段の指示がない場合には、翌週の講義前までに提出のこと。学修に関する質問はBlackboardの掲示板機能を通して行うこととする。また回答もしかりである。試験日はBlackboardを通して試験問題を配信する。学生諸君の回答は提出可能な形式で受け付ける。 課題の提出方法、フィードバック方法等については、授業開始時に提示する。 |
授業計画 | |
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1 |
心理学概説の授業の展開について説明する。心理学の歴史的展開について説明する。心理学がどのように形成されてきたのかを学習するオンデマンド授業。A-1(DP1・DP2)。
【事前学習】シラバスを読み疑問点をまとめること。 (2時間) 【事後学習】心理学の歴史について復習する。 (2時間) |
2 |
心理学の方法について説明する。科学としての心理学がどのような心理学なのか、具体例を示しながら説明する。特に、科学としての心理学の方法論を中心に、心理学の領域に関しても学ぶ(オンデマンド授業)。A-1(DP1・DP2)。
【事前学習】理学概論(以下、教科書と呼ぶ)の第1章を読み疑問点をまとめること。 (2時間) 【事後学習】今回授業の復習をしておくこと。科学的思考と人間理解との関係、知識とは何かを考える。 (2時間) |
3 |
行動の生物学的基礎について学ぶ。外部環境と内部環境の理解(オンデマンド授業)。 A-1(DP1・DP2)。 【事前学習】教科書の第2章を読んで、生物としての人間を理解すること。 (2時間) 【事後学習】今回授業の復習をしておくこと。体の仕組みと心との関係を理解すること。 (2時間) |
4 |
行動の生物学的基礎について学ぶ。今回は中枢数神経系と行動の関係がテーマである(オンデマンド授業)。A-1(DP1・DP2)。
【事前学習】教科書の第2章を読んでおくこと。神経系について予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】今回授業の復習をしておくこと。中枢神経系と行動との関連について理解すること。 (2時間) |
5 |
学習心理学について講義する。学習の理論について説明する。レスポンデント型の条件づけを中心に(オンデマンド授業)。A-1(DP1・DP2)。
【事前学習】学習の章を読んでおくこと。行動の変容がどのように起こるのかを自身の経験と照らし合わせて考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】今回授業の復習をしておくこと。行動変容の理論についてまとめておくこと。 (2時間) |
6 |
学習心理学について講義する。学習の理論について説明する。オペラント条件づけを中心に(オンデマンド授業)。A-1(DP1・DP2)。
【事前学習】教科書の第3章を読んでおくこと。前回学習の復習も行うこと。 (2時間) 【事後学習】今回授業の復習をしておくこと。 (2時間) |
7 |
感覚・知覚の基本を学ぶ。感覚の種類と感覚能力について、特に刺激閾、刺激頂、弁別閾、ウエーバーの法則、フェヒナーの法則の理解(オンデマンド授業)。A-1(DP1・DP2)。
【事前学習】教科書の第4章を読んでおくこと。感覚の働きの日常における機能を自身の経験から考察しておくこと。 (2時間) 【事後学習】今回授業の復習をしておくこと。 (2時間) |
8 |
感覚・知覚の基本を学ぶ。形の生成、まとまり、錯視、奥行き知覚等について学ぶ(オンデマンド授業)。A-1(DP1・DP2)。
【事前学習】教科書の第4章を読んでおくこと。視覚世界の理解がどのように形成されるのかを理解すること。 (2時間) 【事後学習】今回授業の復習をしておくこと。 (2時間) |
9 |
記憶の心理学について学ぶ。認知心理学における記憶理論研究について(オンデマンド授業)。 A-1(DP1・DP2)。 【事前学習】科書の第5章を読んでおくこと。記憶理論の変遷について読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】今回授業の復習をしておくこと。記憶理論の展開をまとめておくこと。 (2時間) |
10 |
記憶の種類と機能について学ぶ(オンデマンド授業)。A-1(DP1・DP2)。
【事前学習】教科書の第5章を読んでおくこと。記憶研究の理論的側面について復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】今回授業の復習をしておくこと。記憶の区分について整理しておくこと。 (2時間) |
11 |
思考と言語について理解する。単語と文章理解の心理学理論について学ぶ(オンデマンド授業)。 A-1(DP1・DP2)。 【事前学習】教科書の第6章を読み疑問点をまとめること。 (2時間) 【事後学習】今回授業の復習をしておくこと。単語理解の理論、文章理解の理論を整理しておくこと。 (2時間) |
12 |
思考と言語について理解する(オンデマンド授業)。A-1(DP1・DP2)。
【事前学習】教科書の第6章を読んでおくこと。思考と問題解決の理論について理解しておくこと。 (2時間) 【事後学習】今回授業の復習をしておくこと。 (2時間) |
13 |
感情と情動について学ぶ。 感情の生起について、どのような身体メカニズムが働くのかを理解する(オンデマンド授業)。 【事前学習】教科書の第7章を読み疑問点をまとめること。 (2時間) 【事後学習】今回授業の復習をしておくこと。 (2時間) |
14 |
感情と情動について学ぶ。 感情や情動の心理学理論について理解する(オンデマンド授業)。A-1(DP1・DP2)。 【事前学習】教科書の第7章を読んでおくこと。感情と情動理論にどのようなものがあるか、知っておくこと。 (2時間) 【事後学習】今回授業の復習をしておくこと。 (2時間) |
15 |
まとめ。心理学の方法、理論、諸領域について復習する(オンデマンド授業)。A-1(DP1・DP2)。
【事前学習】今までに学習してきた内容を復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】今回授業の復習をしておくこと。心理学の基本的プローちがどのようなものであるのか、まとめておくこと。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 厳島行雄・横田正夫 『心理学概説:心理学のエッセンスを学ぶ』 啓明出版 2014年 読み応えのある教科書である。授業ではわかりやすい例を示すように心がけたい。 |
参考書 | 内田一成 『ヒルガードの心理学』 ブレーン出版 2015年 第16版 キャサリン・コーリン他 小須田健訳 『心理学大図鑑』 三省堂 2012年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:毎回の授業で提示された課題の回答の提出状況にて判断する。(20%)、授業内テスト:中間試験、期末試験を実施するので、その成績で評価する。(60%)、授業参画度:オンデマンド教材の視聴状況と課題に対する反応(質問等)で判断する。(20%) |
オフィスアワー | 金曜日 午前11時より Blackboardにて |